【09/12】日本株4日ぶり反発!利上げ停止の思惑で米株高、しかし・・

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場もお疲れ様でした。

下落を続けていた日本株ですが、
今日は4日ぶりに反発でした。

昨日の米国株が続伸して、
特にハイテク株が多く含まれる
ナスダックが1%以上の上昇。

その他、ダウやS&Pも
上昇する相場となりました。

明日13日、米国はCPI発表があります。

ここでは今最も重要視されている
インフレ(物価上昇)のデータが出てきます。

最近はガソリン高に悩まされますが、
これは原油の価格が上がってるから。

そして原油はあらゆる業界、
あらゆるビジネスで使われるものです。

ですので、現在時点では
前年同月比3.6%と予想されており、
2カ月連続で伸び率が拡大する見通しです。

一方で、食品とエネルギーを除いたものは
伸びが鈍化する予測です。

ですので、全体的にはインフレ鈍化ですが、
エネルギーの高騰が問題なのです。

ただ、昨日に関しては

「FRBは利上げに慎重になりつつある」

といった報道もありました。

そしてテスラの「Dojo」という
スーパーコンピューターの報道も。

これが好感されて
米国株は全体的に強い相場になりました。

テスラは10%の高騰です。

日経平均もその流れを受けて、
今日は反発してスタート。

寄り付きから上昇して、
一時は280円高まで上がりました。

しかし、今ネックとなるのは
長期金利の上昇です。

依然として高い水準にあり、
0.7%台を推移しています。

米国の流れを考えると、
今日は日本も半導体が強い流れに
なってもおかしくありません。

しかしその半導体株が冴えません。

今強いのは昨日に続いて銀行株、
金融セクターですね。

金利上昇を見越しての買いが集まり、
今日もメガバンク、地銀など上昇です。

昨日売られて不動産ですが、
今日は反発しています。

しかし利上げとなると
不動産は弱くなると思われますので、
先行きは不安視されます。

今日は反発した日本株ですが、
今夜のCPIを控えているものの、
331円高で取引を終えました。

その日経平均ですが、
+0.95%の32,776円。

TOPIXも+0.82%の
2379円でした。

マザーズも+0.34%の
738円でした。

───────
今日の業種別ランキング
───────

【値上がり】
1位: 輸送用機器2位: ゴム3位: 不動産

【値下がり】
1位: 鉄鋼2位: 卸売3位: 保険

今日のプライム市場の値上がり銘柄は
全体の76%、値下がり銘柄は21%でした。

33業種中4業種のみ下落で、
UFJ、三井住友などメガバンクが強く、
地銀も強い展開です。

レーザーテック、ディスコ、
アドバンテストなど半導体株は冴えず、
グロース株よりバリュー株優位は変わらずです。

中古車販売のネクステージはストップ安で、
業界全体にネガティブな印象です。

また、今夜AM2時から
Appleの製品発表イベントです。

村田製作所、太陽誘電、京セラなど強く、
またイビデンなども注目銘柄です。

──────
本日の値上がり&値下がりランキング
──────

※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:宮越HD(2375)+31.50
2位:正栄食(2468)+29.81
3位:リズム(4499)+22.91
4位:芦森工(9399)+20.00
5位:萩原工業(3326)+18.56%

・値下がりランキング

1位:ネクステージ(3186)-21.29%
2位:IHI(7013)-15.57%
3位:フリービット(3843)-8.74%
4位:新明和(7224)-8.10%
5位:泉州電(9824)-8.03%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

ネクステージ(3186)-21.29%

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ファストリ(9983)+44.73
2位:SBG(9984)+26.43
3位:東エレク(8035)+24.91
4位:KDDI(9433)+13.42
5位:NTTデータ(9613)+12.20