編集部の野々村です。
今日の相場もお疲れさまでした。
今週は米FOMCと日銀会合という
２つのイベントを控えています。
FOMCは今夜からということもあり
昨日の米国株も弱い動きになりました。
米長期金利も上昇したこともあり、
ダウ、ナスダック、S&Pが下落。
その流れを受けるかたちで
日本株も下落しています。
これが一時的な下落かどうか、
慎重に見ていきましょう。
今日の相場ですが、寄り付きから
少し上昇してはじまりました。
しかし、FOMCを前にして
ポジション調整の売りも増加。
途中で上げ下げもありましたが、
後場に入ってからも失速しました。
ここ最近は半導体株が弱かったですが、
今日は一部の半導体は買われました。
レーザーテックやタカトリなどは上昇、
しかし東京エレクトロンやディスコなど
主力半導体でも売られてる銘柄も多いです。
その他のセクターを見ても、
自動車株、銀行株、不動産株など、
この数日強かったところも下落しました。
そして高騰を続ける原油ですが、
昨日は下落しています。
それもあって石油石炭、
そして鉱業セクターも下落しています。
日本株それぞれの指数の下落率は
そんなに大きくはありませんが、
プライム市場全体の86％が下落しています。
今日の日経平均は-0.66％の
32,023円でした。
TOPIXは-1％の2406円、
マザーズも-0.69％の
732円で取引を終えています。
日経平均は33,000円、
TOPIXは2,400円、
という節目が意識されています。
また、売買代金を見てみると、
昨日に続いて4兆円超えでしたので、
引き続き市場は活況です。
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FOMCと日銀会合
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さて、注目のイベントですが、
まず日程はこちらです。
7/19.20 米：FOMC
7/21.22 日：金融政策会合
FOMCですが、
市場の予測は利上げスキップで、
今の時点で99％の予測ですので
ここはほぼこの通りになるでしょう。
ポイントはそれをふまえて
パウエルさんがどんな発言をするか？です。
利上げ終了ムードに
釘を刺すような発言も想定してますが、
おそらく年内にあと1回の
利上げをおこなってくるはずです。
まだまだ原油高が続いており、
コストアップは変わりません。
年内は11月と12月にFOMCを控えており、
どちらかで利上げするとして、
来年以降もう利下げする、
そんなニュアンスがあれば、
株高の要因になると思いますし、
でも一方で来年もまだ
利下げの雰囲気がなかったら
少し重く受け取られることで
株安の要因にもなるでしょう。
また日銀ですが、
引き続き金融緩和を続ける路線は
変わりません。
しかし、円安が進行しており、
今日時点でドル円は148円台に。
そして物価の上昇は続いており、
これは目指していた通りですが、
植田総裁がどんな発言をするか？
この２つのポイントに着目して、
来週以降のチャートの向こう側を
考察できればと思います。
また向川先生のSNSなどでも
この情報は配信してまいります。
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今日の業種別ランキング
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では業種別のランキングです。
【値上がり】
1位: 陸運2位: 海運3位: 電気機器
【値下がり】
1位: 鉱業2位: 石油石炭3位: 電気ガス
プライム銘柄の86％が値下がり、
東証33業種中32業種が下落しました。
売買代金は昨日に続いて4兆円超えで、
市場は活況ではあります。
個別株を見ていくと、
値下がり寄与トップはテルモで、
この1銘柄だけで日経平均を19円押し下げ。
トヨタ、信越化学、ダイキンなど
今日は売られる相場となりました。
一方でアドバンテストが上昇し、
レーザーテックも小幅に上昇です。
半導体はまちまちでした。
そして銀行株ですが、
今日は全体的に売られましたが、
三井住友は変わらず強いです。
また、日本ケミコンですが、
UFJモルガン・スタンレーが格上げで
今日上昇しています。
そして丸三証券がストップ高となり、
昨日に続いて高騰しました。
この中堅証券会社も強い流れで、
金融株は全体的に上昇を続けています。
さて、まずは今晩からのfomcですね。
ここで新しい流れも出てくるでしょう。
次の新しいトレンド転換も見据えて、
チャートの向こう側を考察していきましょう。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位：丸三(8613)+15.38%
2位：日ケミコン(6997)+10.47%
3位：ホットランド(3196)+7.59%
4位：ギフティ(4449)+5.33%
5位：Gキッズ(6189)+4.73%
・値下がりランキング
1位：エンプラス(6961)-12.75%
2位：アクシージア(4936)-7.30%
3位：Ｉ・ＰＥＸ(6640)-6.54%
4位：コニシ(4956)-5.87%
5位：MSOL(7033)-5.53%
・ストップ高(一時的なものを含む)
丸三(8613)+15.38%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位：アドテスト(6857)+18.64
2位：ファナック(6954)+8.30
3位：太陽誘電(6976)+4.64
4位：デンソー(6902)+3.39
5位：安川電(6506)+3.12
