
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向川です。
今週の相場が終わりましたね。米政府機関が閉鎖したり、小泉ジュニアのネガティブ報道が出てきたり、今週もいろんなことがありました。
マーケットは続伸で、日米ともに半導体がぶち上げ、相場をけん引しています。ビットコインも上昇して関連株がぶち上げ。去年の総裁選挙と同じように木曜金曜と続伸して週末を迎えました。
もちろんこの結果で来週の相場が動くわけですが、小泉ジュニアなら一気に若返ります。なんと初代総理の伊藤博文が総理大臣になったのが44歳!それに匹敵しますね。高市さんなら史上初の女性総理です。
どちらに転んでも新しい風が吹くことは間違いないですが、もし小泉ジュニアが総理になったらおそらく「自民党最後の総理」になるでしょう。
なぜなら、もしそうなれば数年後には自民党は下野すると思うからです。野党に転げおち、そう遠くない未来にかつて存在した社会党のように消えてなくなるでしょうね。運命の総裁選は明日です!
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では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】ぶち上げ相場で最高値更新!
昨日の米国株も続伸しました。
政府機関の閉鎖が長期化するとの思惑から、やや重くなりそうな気配でしたが、マーケットは好感しました。
ダウ平均は20ドル高の46,461ドルで寄り付き、そのまま序盤は上値が重い展開でした。しかし利下げ期待から先行し、中盤から持ち直します。後半にはいってからは相場は上げ調子になり、最終的に78ドル高の46,519ドルまで上昇。最高値を更新し、これでダウは5日連騰となりました。

半導体やAI株も続伸しており、S&P500は4ポイント高の6,715、ナスダックは88ポイント高の22,844まで上昇しています。どちらも5日続伸で、最高値を更新しました。
昨日は11業種のうち4業種が上昇。素材がもっとも上昇しました。一方で7業種が下落となり、エネルギーがもっとも下げました。
テスラは第3四半期の販売台数を発表して、予想を上回る内容でしたが、ここまで高騰していたこともあって利確売りに押されました。マイクロソフトは下落、Googleは微増などM7株も重め。
ビットコインが上昇したことからコインベースも高騰。バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがエネルギー資源会社のオクシデンタル・ペトロリアムのケミカル部門を買収するとの報道もありましたが、そこまで株価は動かず。
ハイテク相場は変わらずで、日本株にも追い風になってほしいところ。では次は日本株を見ていきましょう。
【日本株】日経平均は大幅続伸で最高値を更新!
今日の日経平均は105円高の45,042円で寄り付きました。序盤から45,000円を超えてスタートで、半導体関連株を中心にいい流れになりました。
前場の中ごろには45,700円を超えるなど、買い優勢の流れで前場を終了。後場に入ってからも流れは変わらずで、今日は15時頃につけた45,778円が最高値になりました。
そのまま最終的に832円高の45,769円で大引け。史上最高値を更新して取引を終えました。

TOPIXも続伸、中小型のグロース250も2%以上の大幅上昇となりました。今日の売買代金は5兆2077億円。電気機器、電気ガス、繊維などが上昇トップになり、鉱業、石油石炭、保険などが売られました。プライム市場の値上がり銘柄は76%、値下がり銘柄は19%。
今日の日経平均の値上がり寄与トップはアドバンテスト。ソフトバンクGも続伸して日経平均を押し上げました。日立製作所も10%上昇。これはオープンAIとの協業が報じられ、期待感から買いが集まりました。同じく富士通もエヌビディアと協業を拡大すると発表して買い優勢になりました。
値下がり寄与トップは良品計画。先月の国内既存店売上がやや減少し、24年1月以来の減収になったことが嫌気されて下げました。
今日の日本市場もハイテク中心に相場が反応、上げ幅は一時850円に。あとは総裁選の結果ですね。なんだかんだで去年同様に決選投票になり、最終的に小泉総理が誕生、という流れが濃厚な気がしますが、はたして・・。
では来週もいい波乗っていきましょう!