【09/21】日本株3日続落!FOMCタカ派発言で金利上昇、グロース株下落。明日は日銀会合!

相場まとめ

編集部の野々村です。

日本株、米国株、
ともに新しい流れになりました。

昨夜はAM3時頃に
パウエル発言がありました。

内容としてはタカ派寄りで、
つまりまだ金利を上げて
経済にブレーキをかけていくと。

確かにまだまだ原油高が続いており、
インフレの問題は終わっていません。

このパウエル発言の後で
ダウ、ナスダック、S&Pと
それぞれ株価はさらに下落しました。

次回は11月と12月に
FOMCを控えており、
ここでの利上げ確率も上昇。

こうした流れを受けて、
日本株も弱気スタートとなりました。

日経平均は158円安、
節目の33000円も割れて始まりました。

米国の長期金利も上昇し、
同調するように日本の長期金利も上昇。

日本の10年債

中国株や香港株も下落を続けており、
下げ幅を広げる1日になりました。

ドル円は148円台に。

今日は全体的に下落しており、
2日続けて1,000社以上が下落しました。

節目の33000円も割れ、
ハイテク株を中心に売りが続きます。

ただ今日も売買高は3兆7,000億円と
活況な市場ではあります。

今日の日経平均は-1.37%の
32,571円でした。

TOPIXも下落しており、
-0.94%の2,383円でした。

マザーズも-2.67%、
712円と大幅に下落しました。

こうして見ると
やはりグロース株が弱い流れが
さらに加速している形です。

日経平均の日足チャートはこちら。

この青の長期線を割ると
さらに下にストンといきそうです。

そして今注目は明日の日銀会合です。

声明は明日の昼頃、
引け後に植田総裁の会見があります。

ただ、大きく何かが変わることは
考えにくいでしょう。

基本的にはこれまでと同じく
金融緩和の路線が続きそうです。

ただ、ポイントは円安進行中のドル円、
現在148円台まで進んでいます。

金融緩和の路線が変更なければ、
米国はまだ金利上昇が想定されるので、
円安は続いていきます。

つまりドル円150円の世界が
すぐそこまで来ているということです。

輸入企業にとっては死活問題で、
政府の為替介入があるかどうか、
こちらもチェックです。

市場では年内や年明け早々にも
マイナス金利政策が解除されるとの思惑も。

こうした流れを受けて
今日も銀行株は上昇しています。

一方で不動産は弱い流れになりました。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 電気ガス2位: 銀行3位: ゴム

【値下がり】
1位: 精密機器2位: 鉱業3位: 電気機器

今日は東証33業種中27業種が下落。

半導体株が弱く、アドバンテスト、
ソシオネクスト、イビデン、ディスコなど下落。

マザーズも大きく下落しており、
グロース株、ハイテク株にとって
ネガティブな時期が続きます。

また、高騰を続ける石油でしたが
昨日と今日と下落しました。

ですのでINPEX、
石油資源開発なども売られており、
やや調整の下落となっています。

国内長期金利上昇で
住友不動産などの不動産株も下落。

一方で銀行株は強く、
保険株も上昇。海運も強いです。

この辺りのバリュー株優位は
引き続き変わりなさそうです。

そして東京電力が
年初来高値を更新。

オリックス優勝から
近鉄百貨店が小幅上昇しています。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:DDグループ(3073)+11.72%
2位:楽天銀(5838)+9.59%
3位:八洲電機(3153)+7.68%
4位:丸三(8613)+7.33%
5位:マネパG(8732)+6.56%

・値下がりランキング

1位:フリュー(6238)-9.45%
2位:Jテック・C(3446)-7.06%
3位:アンビスHD(7071)-6.10%
4位:アクシージア(4936)-6.06%
5位:日東紡(3110)-5.92%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ダイキン(6367)+6.27
2位:味の素(2802)+2.47
3位:日立建機(6305)+1.39
4位:ブリヂストン(5108)+1.12
5位:東京海上(8766)+1.12