編集部の野々村です。
今週の相場もお疲れ様でした!
今週FOMCがあり、そして
今日は日銀の会合もありました。
昨日の米国株も売りが先行し、
ダウ、ナスダック、S&P、
それぞれ下落しました。
その流れを日本も受けまして、
幅広い業種の銘柄に売りが先行。
日経平均は一時400円の
下げにまでなりました。
今日の昼に日銀の発表があり、
予想とおり大きな変化はなし。
引き続き金融緩和を続ける路線で、
今日の引け後には植田総裁の会見もありました。
これで分かったことは、
FOMCでは利上げを示唆しており、
米国は年内にもう一度利上げをする予定です。
そして日本は変わらず金融緩和、
つまり金利を上げない路線です。
つまり、ドル高・円安の流れは
まだこれからも続く流れになります。
現時点でドル円は148円になり、
昨年秋以来の150円超えも見えてきました。
そして午後になり、
後場の取引が始まりました。
やや株高にふれまして、
日経先物も小幅に上昇。
ただ大きなトレンド転換はなく、
週末ということもあったので
上値の重い展開は変わりませんでした。
終わってみれば、
値下がり銘柄は900超え。
過半数を超える銘柄が下落しました。
日経平均のチャートはこちら。
上昇トレンドを示す
信号機が崩れました。
白の100日線を前にして
ストップした形です。
ただ週足で見ると、
まだ中期線の上にあるので、
本格的な下落まではいきません。
そしてTOPIXのチャートもみます。
上昇を続けていたTOPIXですが、
今週は5週ぶりに下落しました。
黄色の中期線で止まっており、
こちらも2337ラインまでの
下押し圧力はあるかもしれません。
今日の日経平均は-0.52%の
32,402円でした。
TOPIXは-0.30%の
2376円でした。
マザーズは今日は反発し、
+1.98%の726円でした。
日経平均は節目の32500円を
来週は試されそうです。
そしてバリュー株が今日は売られ、
商社や鉄鋼なども下落しました。
来週のポイントですが、
変わらず上値の重い展開を予想します。
為替は円安に進むことが想定されるので、
輸出株は買われる流れも考えられます。
また来週の27日は、
9月末の権利付き最終日で、
配当落ちの影響もありそうです。
10月2日からは新たに
レーザーテックやメルカリなどが
日経平均に加わります。
それにあたり、
29日の終値ベースで
日経平均の銘柄入れ替えを受けた
リバランスも考えられます。
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今日の業種別ランキング
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では今日の業種別ランキングです。
【値上がり】
1位: 鉱業2位: 空運3位: 銀行
【値下がり】
1位: 海運2位: 電気ガス3位: 非鉄金属
プライム市場の値下がり銘柄は
全体の50%、値上がり銘柄は46%。
東証33業種中25業種が下落しました。
半導体株はまちまちで、
主力株は売られてるものも多いです。
また、昨日のニュースで
日テレがジブリを子会社化と
報道がありました。
これによって日テレの株価も高騰。
他にもデサントも上昇しており、
こちらはSMBC日興証券が
目標株価を引き上げたことで
強い動きになりました。
また、米国株で最近の大型IPOは
半導体のアームでした。
ここ数日のハイテク売りの流れから
株は大きく下落しています。
その流れから親会社の
ソフトバンクも続落しています。
最後にSANKYOですが、
大幅増配や自社株買いを発表して
今日上昇してストップ高になりました。
来週もいい波乗っていきましょう!
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:SANKYO(6417)+15.21%
2位:日テレHD(9494)+13.64%
3位:三菱紙(3864)+8.16%
4位:ビーグリー(3981)+7.52%
5位:ネクシィーズ(4346)+6.94%
・値下がりランキング
1位:DDグループ(3073)-5.28%
2位:富士急(9010)-3,71%
3位:フリュー(6238)-3.43%
4位:ギフトHD(9279)-3.43%
5位:ウエルシア(3141)-3.36%
・ストップ高(一時的なものを含む)
SANKYO(6417)+15.21%
日テレHD(9494)+13.64%
ピアラ(7044)+6.53%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:HOYA(7741)+4.41
2位:セコム(9735)+4.24
3位:味の素(2802)+3.80
4位:ニデック(6594)+3.66
5位:KDDI(9433)+3.46