【3/4相場まとめ】日本株続落。関税警戒で半導体株など下落。一時は昨年の安値更新。

相場まとめ

編集部の野々村です。

3月相場が始まりましたが
引き続き弱い展開です。

日米ともに続落で、
トランプ大統領による
関税が警戒されており、
相場は重い雰囲気です。

トランプ関税による
リスクオフの流れは
これからどうなるか?

今日の相場まとめです。

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日経平均は昨年安値に接近
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昨日の米国株も続落。
特にハイテクが下げました。

エヌビディアも急落、
他のハイテク株も下げており
米国株は急ブレーキです。

ただ、全面安でもなく、
強いのはディフェンシブ銘柄で、
昨日は金融株も下げました。

警戒されているのは関税で、
メキシコとカナダに25%関税、
そして中国も計20%関税を発動。

さっそくカナダからは
報復関税の報道もありました。

そして昨日は米国の
製造業の経済データが出ましたが
これが予想を下振れました。

トランプ大統領は
通貨安を進める国に関税を課す
方針も打ち出しました。

日本と中国も含まれており、
円安、元安の両国は
引き続き警戒感が高まります。

こうした流れで
米国株は続落で終えて、
日本株もオープン。

今日も売り優勢で
取引スタートしました。

円安けん制発言から
為替がやや円高にふれて
ドル円は148円50銭に。

しかし午後からは
売りが一巡しました。

日経平均は一時、
約1,000円下げるも
午後からは回復。

ただ、今日は値下がりが
1000社を超えました。

非鉄金属、証券商品先物、鉱業など
これらのセクターが弱かったです。
半導体も弱い展開でした。

強かったのは防衛株、
金融株も底堅いです。

日経平均は方向感がなく、
上に下に振れやすい展開です。

欧州では地政学リスクも再燃、
これが防衛セクターへの
関心を高めています。

今週は欧州の中央銀行が
利下げに踏み切ることも考えられ、
さらに日本と米国の動向も
関心が高まっています。

今週は月初の1週間で、
明日も重要データが出ます。

週末は雇用統計もあります。
安全運転でいきましょう。

終わってみれば、
日経平均は-1.20%の
37,331円でした。

TOPIXは-0.71%の
2,710円でした。

グロース250は
-1.80%の646円でした。

売買代金は4兆8665億円でした。

こちら日経平均のチャートです。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位:機械2位:空運3位:繊維

【値下がり】
1位:非鉄金属2位:証券3位:鉱業

東証33業種中23業種が下落。

プライム市場の値上がり銘柄は31%、
値下がり銘柄は65%でした。

日経平均の値上がり寄与トップは
ダイキン、東京エレクトロン、
スクリーンHDなど。

​​​値下がりトップは
アドバンテスト、ソフトバンクG、
ファストリなど。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:杏林製薬(4569)+21.79%
2位:IHI(7013)+11.66%
3位:シンクロ(3963)+7.82%
4位:三菱重(7011)+7.76%
5位:リズム(7769)+6.17%

・値下がりランキング

1位:Aクリエイト(8798)-17.09%
2位:伊藤園(2593)-12.81%
3位:セレス(3696)-9.27%
4位:古河電(5801)-8.78%
5位:ネットプロ(7383)-6.98%

・ストップ高(一時的なものを含む)

杏林製薬(4569)+21.79%

・ストップ安(一時的なものを含む)

Aクリエイト(8798)-17.09%

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ダイキン(6367)+9.70
2位:東エレク(8035)+6.91
3位:スクリン(7735)+6.58
4位:三菱重(7011)+5.41
5位:IHI(7013)+3.61