テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
まずは告知から。今日は水曜日なので21時からLIVEです。こちらのURLから放送するので、時間ある方はどうぞ！
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今日の相場は反発となりました。昨日の米国株も反発、そして為替が円安進行したことが追い風になりましたね。
一時は心理的節目の3万5000円台を回復する場面もあり、米中貿易摩擦がちょっと弱まったことも好感されました。
個別銘柄にも明暗が分かれる展開となったので、今日の相場を振り返っていきましょう。
日経平均は648円高で反発、一時3万5000円台を回復
今日の日経平均は前日比648円高となり、大幅に3日ぶり反発となりました。
朝方から買いが先行し、一時は921円高の35,142円まで上昇。4/3以来となる35,000円台に回復する場面もありました。
ただし、買いが一巡した後は上げ幅を縮小。後場は少しもみ合いの展開になりましたが、プライム市場の8割強が上昇しました。
ドル円が連日で円高に進んでいましたが、ちょうど140円で反発。この水準までくるのが昨年9月以来のことで、ひとまず反発した形ですが、明日予定の日米関税の協議で動きありそうです。
また、売買代金は4兆2914億円とのことで、今日は久しぶりに4兆円を超えてきましたね。水産・農林の1セクターのみ下落で、他の32セクターは上昇しました。プライム市場の8割が上昇しています。
理想をいえば、明日の協議で関税緩和となり、もう一段階の株高になることを期待したいところ。
これは先週からの日経平均チャートですが、安値切り上げで上昇トレンド継続中。日経平均は輸出株中心ですから、ここまで売られてきた輸出株が関税緩和で反発する展開になれば、と淡い期待もしてます。加藤大臣のディールに期待しましょう。
今日の日経平均は＋1.89％の34,868円でした。TOPIXは＋2.06％の2,584円でした。グロース250は＋0.11％の659でした。
トランプ劇場で米国株は急反発。テスラ決算も無事通過。
そして昨日の米国株も反発。
前日と変わってほぼ全面高となり、金融、ハイテク、一般消費財など反発しました。
トランプはこれまでのFRBに対する批判を一部撤回し、パウエル議長を解任する意図はないと発言。中国に対する関税政策についても、引き下げの可能性を示唆しました。
これらの発言をマーケットは好感、投資家心理が改善したことで反発となりました。S&P500+2.51%、ナスダック+2.71%、ダウ＋2.66％と上昇する相場に。小型のラッセル2000も＋2.65％でした。
また、昨日の注目はテスラの決算でしたね。ホルダーの身としては今回の決算はかなり注目していました。
というのも、欧州や北米でもテスラのボイコットが話題になっており、ドイツなどでも販売台数が前月比で50％減となるなど、かなり業績悪化が見込まれていました。
こちらはテスラの直近1ヶ月の株価。
ガタっときてましたが、そもそもテスラはこんな感じで上げ下げ激しい銘柄でもあり、そしてトランプチームの中核としてDOGEを率いて世界的に目立ちすぎたことで反トランプから攻撃されています。
売上は前年比9％減、EPSも市場予想を下振れ、営業利益も大きく減少と、散々な結果になりました。決算報告書で成長への回帰見通しを削除したこともちょっとネガティブでした。
しかし、黒字キープしていたこと、キャッシュフローもプラスで、今後はDOGEの活動を減らして経営に集中するとのことで、アフターマーケットで上昇しています。
自動運転タクシー「ロボタクシー」のサービス開始は来年6月予定で、モデルYのモデルチェンジによる今後の改善期待も。引き続きテスラにも注目ですね。
今後の注目：企業決算と日米財務相会談の行方
今週も折り返しですね。いよいよG20での日米財務相会談です。
今日は後場からちょっと重くなりましたが、これがあるからでしょう。為替政策や関税問題がどう着地するか、先陣をきって米国と会談する日本の動向を、世界が見ています。
トランプの言動はこれからもマーケットを振り回します。これはもう仕方ないですね。それより私は財務長官のベッセントの発言に注目しています。彼がある意味、トランプのストッパーになっていると思いますね。笑
そして決算ですが、米国もテスラ以外にも通信会社のベライゾン、 防衛のロッキードマーチンなど、予想を上回る業績を発表です。そして明日はGoogleが決算発表ですね。
日本の主力はキヤノンMJが減益となり、ファナックの経常利益は増益となりました。ジャフコも経常利益が50％増益と大きく伸びましたね。
明日も引き続き主力企業の決算が続きます。明日もいい波乗っていきましょう！
