【5/7相場まとめ】米国株3指数反落。日経平均も8日ぶり下落。今夜はFOMC!

コラム

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

GWが明けて今日から日本市場もスタート。今日の日経平均は8日ぶり反落。昨日の米国株も3指数とも下がりましたね。

今夜は21時からLIVEします。こちらのリンクからどうぞ!

ここまで強く上昇していたので、今夜FOMCを前にちょっと休憩モード。私も大きくポジションは変えず、早めの時間からサウナしてました。では、今日のマーケットを見ていきましょう。

米国株は主要3指数が揃って続落、ヘルスケア株中心に売り優勢

昨日の米国株ですが、ダウ平均は389ドル安の40,829ドルで取引を終えて、ナスダックとS&Pもそれぞれ下げました。ナスダックは17,689ポイント、S&Pは5,606ポイントとなりました。

引き続き関税問題も注目で、関税によって各企業が見通し撤回から弱い立ち上がりでした。

貿易について中国と話してないというベッセント財務長官の発言もあり、データを見ていくとそんなことはないのですが、依然として景気不安の声も根強いです。

こちらは直近1週間のS&Pです。

昨日はトランプ大統領が医薬品への関税を発表する方針を打ち出し、ヘルスケア関連株を中心に売られました。ファイザーやモデルナ、ユナイテッドヘルス、メルクなど急落ですね。FOMC前ということもあり、積極的な買いは続かず。

業種ごとで見ていくと、全11業種のうち公益事業とエネルギーの2業種が上昇。特に公共に資金シフトしましたね。

一方で9業種が下落し、なかでもヘルスケアがもっとも下落。その他、資本財・サービスや一般消費財・サービス、不動産など弱めでした。

また、昨日はダウ平均にも採用されている銘柄の中では、ベライゾンやマクドナルドなどが買われました。

金利はやや下落したところから反発し、17時現在は4.3%ほどで推移。ドル円は143円台前半です。

日経平均は8日ぶりに反落、FOMCを控え様子見ムード

さて次に日本株ですが、こちらも様子見ムード感が強かったですね。

朝方にベッセント財務長官と米国の通商代表がスイスを訪問して、中国と貿易問題を協議すると報道がありました。

関税が着地するか?との思惑から、寄り付きから上昇スタート。日経平均は37,000円手前まで到達しましたが、買いは続かず。

GW中に為替がやや円高に戻ったこともあり、自動車など輸出株が弱かったですね。商社は買われました。

個別株を見ると、川崎重工業やソニー、信越化学などが弱く、ファストリやトヨタなども重め。日本新薬などの医薬品セクターも弱いです。

一方で良品計画は上場来高値を更新、ノジマも一時15%上昇するなど業績好調から買われました。

プライム市場の値上がり銘柄は63%、値下がりは33%。売買代金は4兆9187億円と、もう少しで5兆円台に乗るところでした。

こちらは直近1週間の日経平均。

8日ぶりに反落となりましたがTOPIXは9日続伸。マーケット全体を見ると底堅さもありました。

日経平均は-0.14%の36,779円。TOPIXは+0.31%の2,696でした。グロース250は+0.06%の680でした。

向川の視点:FOMCと関税政策の行方に注目

今週のトピックは何を言ってもFOMCですね。

米国の利下げはあるのか?現状、市場の声は「スキップ」です。

出典:cmegroup.com

FRBパウエル議長の会見もあり、今後の金利動向について発言があると思われます。

予定では朝方3時。寝ていますね。笑

マーケットはそれを意識して動くので、様子見ムードかと思います。私も引けまで見ないですね。

先日はトランプが「パウエル議長をやめさせる」的な発言も出てきて、マーケットがざわつきましたが、今回はどうなるか。国内は今週まで決算ですね。

GWで今週は2日しかないですが、今週もいい波乗っていきましょう!