
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
5月相場お疲れさまでした。最後はいつものように月末要因で下げましたが、振り返ると今月は良い地合いになりました。
メンバーさんの成果報告も続々とあって、昨日も100万円超えの利益を紹介しましたが、今日もまた別の方から報告もらいました。

ナイストレードですね!
この男性は10ヶ月ほど前からメンバーさんになった方ですが、それまではFXと仮想通貨で数百万の損失を出していたそうです。ちゃんとトレードの技術を学んで実践すれば、こんな結果も出ますからね。(まずは月トータルで給料以上を目指すのが最初の目標です)
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さて、ではマーケットを振り返りましょう。
【米国株】エヌビディアが相場を支えるも反落の一日に。
エヌビディアの好決算やトランプ関税の一部差し止めをうけて、昨日のマーケットはやや続伸。といっても重かったですけどね。
ダウ平均は117.03ドル高の42,215.73ドル、ナスダックは74.93ポイント高の19,175.87、S&P500指数は23ポイント高の5,912で取引を終えました。
好決算のエヌビディアが相場を支えたものの、他のハイテクはそこまで伸びず。アマゾンやテスラ、メタなどは小幅に上昇。しかしオラクルやパランティア、そしてこちらも好決算だったセールスフォースが下落しました。
業種ごとで見ると11業種中10業種が上昇。不動産が1%近く上昇し、ヘルスケア、公益事業、エネルギーも強かったですね。コミュニケーション・サービスだけが下げました。
昨日は米GDPの改定が出ましたが、前期比0.2%減となりました。速報値からはやや上昇修正ですね。一方、個人消費を見ると下方修正されています。
引き続き関税は見ておきたいですね。米国の裁判所がトランプ関税を「違法で無効」と判断するなど、まだまだ荒れています。
もし裁判所が認めない場合でも、トランプは別の手段で関税を仕掛けることもできるみたいで、先行きの不安は残りますね。
日本との関税交渉も進んでおり、昨日はトランプと石破総理が電話会談したり、赤沢大臣が再渡米して話をするみたいです。そして、このタイミングで安倍昭恵さんがロシアでプーチンと会ってるという、、、なんとも絶妙なタイミングですね。
そして、昨日はドルが全面安となりました。こちらはドル円チャート。

為替が円高に振れたことで、今日の日経平均も重い立ち上がりとなりました。では次に日本株を見ていきましょう。
【日本株】日経平均は467円安で節目の38,000円を割れる。
日本株は今日で5月相場が終わりました。
こちら直近一ヶ月の日経平均チャート。

日経平均は反落したものの、値上がり銘柄は900を超えるなど、マーケットの雰囲気は良かったと思います。
今日は寄り付きから下がって始まり、序盤から38,000円を割れてスタートしました。一時600円以上下げる場面もありましたが、特に今日は半導体の下げが大きかったですね。これが指数を押し下げました。
今日は33業種中、19業種が上昇。医薬品、水産農林、電気ガスが上昇し、その他製品や電気機器、精密機器などが下げました。
売買が活況だったのはアドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンなどですが下落しています。他にも主力を見ると任天堂やキーエンス、ソニーなども弱かったですね。
EV用半導体生産を断念したとの報道からルネサスエレクトロニクスも下落しています。
日経平均、大引けは467円安の37,695円でした。TOPIXは-0.37%の2,801、グロース250は+0.66%の745で取引を終えました。
強かったのは引き続き三菱重工、川崎重工など。UFJや三井住友などメガバンクも強かったですね。
本日は円高に振れたことで重くなりましたが、TOPIXはそこまで崩れておらず、関税によって大崩れしない下地はできているかと思います。
さて、これで日経平均は2週間ぶりに反発しました。先週の下げ幅を埋めたので、地合いは悪くないです。
日米の関税協議が無事に着地してくれたら、もう少し勢いも出そうなんですけどね。TOPIXに続いて日経平均もまずは節目の38,000円台に回復してほしいところ。6月相場に期待しましょう。
向川の視点:市場の反落と今後の注目
1週間お疲れさまでした。セルインメイと言われるように、5月はあまりよくない月間ですが、振り返るとよかったと思います。今年はトランプ関税などよくも悪くもサプライズが続いており、例年とはちがった雰囲気もありますね。
目先は今夜にある赤沢大臣の関税協議、そして6月中旬に予定の日米首脳会談に注目ですね。ここへきて石破さんが「関税ノーダメージ」という逆転満塁ホームランをぶちかましてくれることにわずかながら期待していますが、果たして、、、
では、来週もいい波乗っていきましょう!