
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
世界が注目するエヌビディア決算、発表されましたね。結果として売上もEPSも増加、中国売上の減速から次のガイダンスは弱めでしたが、結果としては良かったでしょう。
今日の日本株も続伸、日経平均は700円ほど上げましたね。相場はリスクオンモードです。
そして、ニュースレターでは今日から始まりましたが、「短期トレード」に特化した新しいビデオを公開しています。

→ビデオを視聴する
※5/31まで視聴できます。
最近は成果報告もたくさん届くのですが、この方は月間80%ほどのパフォーマンスで166万円ほどの利益です。

ナイストレードですね!これも短期トレードだからできることで、コツコツ積立では資産家になるのは難しいですからね。こちらのビデオでヒントを解説しているので見ておいてください。
では、今日のマーケットを振り返りましょう。
【米国株】昨日のマーケットは下落も、エヌビディア決算後に上昇。
昨日のコラムではエヌビディア決算について書きました。
こちらにまとめているので、また見ておいてください。直近の業績など書いています。
→エヌビディア決算前夜。AI・半導体バブルは続くのか?決算を楽しむためのポイント解説。
直近一ヶ月のエヌビディアのチャートはこちら。

昨日はS&Pやナスダックなど下落となりました。エヌビディアの決算、そして長期金利の上昇が重荷になりましたね。前日の大幅高の反動もあったと思います。
また、FOMC議事要旨が出てきましたが、利下げに慎重な姿勢だったこともマーケットを重くしました。
そして引け後にエヌビディアの決算が出ました。売上高は前年同期比69.2%増の440億ドル、営業利益は28.0%増の216億ドル。また、EPSが0.76ドルと市場予想を上回ったことで時間外で上昇。一時4%高となりました。
データセンター部門が73%増加しており、これはエヌビディアのメイン事業で、引き続き高成長が見られました。ゲーム部門も過去最高でしたね。ちなみに、任天堂スイッチ2にもエヌビディア製品が使われています。
ただ、次回のガイダンスはやや控えめで、売上450億ドル。やはり中国への規制の影響もあって売上の減少が見込まれています。その額、なんと80億ドル。
ちなみにエヌビディアのライバル企業はAMDですが、そのAMDの直近決算の売上が70億ドルちょっとなので、それだけ減少しても450億ドルもの売上が見込めるというのはエヌビディアの底力と思いますね。
AIブームはまだまだ終わらんですよ。(ここ最近はAIバブル崩壊と叫ぶ人も多かったですけどね)私のビューは一貫して変わらずです。
業種ごとで見ると、11業種すべてが下落。公益事業や素材、エネルギーなどが弱かったですね。
ボーイング、VISA、アップルなどが上昇し、シェブロンやゴールドマンサックスなどは下落しました。
エヌビディア決算を好感して、今日の日本マーケットもオープン。次は日本株を見ていきましょう。
【日本株】エヌビディア決算に円安も追い風に日経平均続伸。
今日の日本株はリスクオンとなり、続伸となりました。
日経平均は700円を超える上昇となり、節目の38,000円を超えてきました。これは良かったですね。
また、トランプによる関税を違法とする米国裁判所の報道もあり、これによって米国株先物も反発。為替もドル円が146円台に突入するなど、これもマーケットは好感しましたね。

後場に入ってからも日経平均は続伸、15時前に731円高となり、本日の高値を更新しました。一方でグロース250指数が4日ぶりの反落となり、こちらはやや利確売りに押されました。TOPIXは今年3月の高値までもうちょっとのところまで到達。
今日の売買代金は4兆7521億円。プライム市場の値上がり銘柄は68%、値下がり銘柄は26%。値上がり銘柄は1,100を超えました。非鉄金属、輸送用機器、保険などが上昇し、陸運、海運、パルプ紙の3セクターが下落しました。
個別株を見ると、トヨタが反発。米裁判所がトランプ大統領の関税を違法と判断したことが輸出企業の買いを後押ししました。
商社からは伊藤忠が3日続伸。米国企業との資本提携が発表されて、自動運転サービスの実用化が好材料となって買われました。
そして今日特に強かったのは日本ヒューム。約20%の急騰となりましたが、政府が老朽化した下水道の更新工事を2030年度までに完了させる方針から、関連銘柄として買われました。
住信SBIネット銀行も20%ほど上昇。NTTドコモが同社を買収するとの報道があり、期待から買いが集まりました。値上がり寄与トップはファストリで、日経平均を押し上げましたね。
今日はトランプ関税の件が好感されたと思いますね。ただ、すぐに控訴しているので、関税がどうなるかはまだ分かりません。長期化しそうな気配もあって、まだ油断は禁物ですね。
向川の視点:市場の反発と今後の注目
今日はエヌビディアの好決算と円安進行で良い流れに。
そして日経平均は200日線を超えてきましたね。リスクオンムードが高まっており、良い流れが続いています。稼ぎやすい相場ですね。
明日は5月の東京CPIが出ます。都内の物価がどこまで進んでるか、日銀の金融政策に影響をあたえるので、見ておきたいところ。米国もPCEが出ます。どちらもインフレの重要データなので、注目しています。
では、明日もいい波乗っていきましょう!