編集部の野々村です。
今週も始まりました。
早いもので10月となり、
今年も残すところ3ヵ月。
例年、秋相場は
株高になりやすい
アノマリーもあります。
今は日本株・米国株ともに
はっきりとした先が見えづらい
時期ではあります。
ただ次の転換も
少しずつ近づいてきています。
しっかりその転換をとらえて、
今月も良い波乗っていきましょう!
では、今日の市況解説です。
今日の日本株は
午前中は上昇したものの、
後場から失速しました。
結果、先週から続いて
続落して終わっています。
先週末の米国も弱く、
ナスダックは上昇するも
ダウ・S&Pは下落しました。
また、米国は
政府機関の閉鎖が噂されるも、
いつものプロレスで無事通過。
さらに自動車組合の
ストも激化しており、
先行きは不透明です。
そんな流れの中で
始まった今日の日本株。
出だしは強く、
買い先行で244円高でスタート。
さらに日銀が「日銀短観」を発表し、
ここでは大企業・製造業の改善で
買いが加速しました。
しかし、後場からは失速。
これは時間外で米国金利が
上昇したこともありそうです。
結果、大引けにかけて
マイナス圏に転落して、
日経平均、TOPIX、マザーズ、
それぞれマイナスとなりました。
さらに日経平均の
ローソク足は上ヒゲの陰線で、
不安が残る相場となりました。
今日の終値31,759円は8/25以来、
1ヶ月以上ぶりの安値です。
さらにドル円は149円後半、
年初来安値を更新中です。
節目の150円が目前にあり、
今後の展開は注視しましょう。
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今週は米国で注目の経済指標発表が続く
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毎月月初は
重要イベントが続きます。
今月は月末にまた
日銀会合、そしてFOMCも
控えています。
今週出てくる数字は
間違いなく影響もうけるので、
その数値を見たい投資家も多く、
今日は活況で、
売買代金は3兆7015億円でしたが
様子見ムードも考えられます。
『今週の重要イベント』
2日(月):ISM製造業購買担当者景気指数 (9月)
3日(火): FRBパウエル議長発言
4日(水): ADP非農業部門雇用者数 (9月)
5日(木): 失業保険申請件数
6日(金):雇用統計
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位:銀行2位: 海運3位: 金属製品
【値下がり】
1位: 空運2位: 石油石炭3位: 鉱業
東証33業種中25業種が下落。
東証プライムの値下がり銘柄は
全体の69%、値上がり銘柄は28%でした。
値下がり寄与トップは
東京エレクトロン、2位がソフトバンク。
この2社で日経平均を
大きく下げています。
半導体株はレーザーテック、
アドバンテスト、ディスコなど上昇も、
東京エレクトロン、
ソシオネクスト、ソニーは下落。
まちまちの展開でした。
その他の個別株を見ても、
三菱重工、メルカリ、
NTT、ニトリなど下落しました。
決算をひかえるネクステージも下落。
中古車業界もまだまだ不安定です。
そして名称が変わった
LINEヤフーも下落でした。
他のセクターを見ると、
商社株は全面安、銀行株は強いものの、
原油もやや下落しています。
また、10年債は日米ともに上昇、
依然として高い水準です。
プライム上昇率1位はケーヨーで、
DCMホールディングスが
子会社化を発表してストップ高になりました。
2位はアダストリアで、
業績好調で上方修正し、
今日で4連騰です。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:ケーヨー(8168)+18.27%
2位:アダストリア(2685)+12.63%
3位:リズム(7769)+10.98%
4位:北川鉄(6317)+10.81%
5位:加藤製(6390)+8.31%
・値下がりランキング
1位:イーガーディ(6050)-13.90%
2位:ピックルス(2935)-7.39%
3位:スタティアH(3393)-7.12%
4位:JCRファ(4552)-5.68%
5位:クオールHD(3034)-5.22%
・ストップ高(一時的なものを含む)
ケーヨー(8168)+18.27%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:アドテスト(6857)+38.90
2位:ファナック(6954)+10.66
3位:TDK(6762)+7.69
4位:ダイキン(6367)+6.99
5位:レーザーテク(6920)+5.19