
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
最近ほんと暑すぎなので、週末は軽井沢にいってました。ジメジメした湿気がなくて、さすが避暑地!でした。

さて、今週の相場が始まりました。先週から引き続き中東危機、そして週末には半導体規制の話も出てきて、マーケットはちょっと敏感モード。
ただ、これもポストしている通りですが、特にマーケットに影響なしと思っているので、私は引き続き買い増しです。利益もマシマシ。
そしてなにより円安進行中です。こっちも予想通りの展開ですが、ドル円は147円台へ。

では今日のマーケットを振り返りましょう。
【米国株】先週末はまちまちの展開。週末は米国がイランの核施設攻撃で警戒感高まる。
先週末の米国株は方向感ない展開でしたが、日本時間22日、米国はイランの核施設を攻撃しました。
米国の言い分としては、反米国家のイランが中東で核兵器を持つことは危険であり、断じて許さないスタンスです。破棄するか、降伏しない限り、攻撃するとの姿勢から今回に攻撃となりました。
イランの言い分としては、2020年にソレイマニ司令官が殺害されたことに対する報復であり、最高指導者ハメネイは明確にトランプに対してNOを突き付けています。
そもそも米国とイランは何十年も前からバチバチしており、どっちが良い悪いと簡単に決めれる話ではありません。
隣国のイスラエルは親米国家で、米国から武器や戦闘機、資金まで提供されていますし、イランの言いたいことも分かります。
このあたりの話は以前に動画で解説したので、よかったらこちらからご覧ください。
中国に対する半導体規制を強化の話も出てきましたが、これもトランプの発言ではなく関係者発言とのことで、ウォールストリートジャーナルから出てきたニュースです。ただ、これも特に問題視しておらず。
ホルムズ海峡を封鎖する?みたいな話も出てきました。
ここは世界の石油の2割が通貨する海峡で、もし本当に封鎖されたら原油価格は高騰するでしょう。原油があがるとインフレ懸念になることから警戒されていて、為替が円安に進んでいる要因の1つになっています。「有事のドル買い」ですね。
こちらは原油ですが、私は原油の高騰は落ち着くビューで見ています。これももうちょっとあとで答え合わせしましょう。

17時現在、米国株先物は反発です。

では、日本株を振り返りましょう。
【日本株】地政学リスクから日経平均は続落も底堅い相場に。
週末にバタバタしたので、今日の日経平均は142円で寄り付きました。
リスク回避から売り優勢のマーケットになり、ハイテク株中心に重い流れに。半導体規制を強化も警戒されて主力の半導体株が下げました。
9時半頃に日経平均は38,000円手前まで下げましたが、そこで下げが一服。後場からは下げ幅を縮小しました。
アジア株もオープンし、堅調な滑り出しになったこと、そして為替が円安に進んだことも好感されて底堅いマーケットになりました。

大引けの日経平均は49円安の38354円となりました。売買代金は3兆8328億円とあまり活況ではなかったですね。
業種ごとで見ると電気ガス、非鉄金属、鉄鋼などが下落。鉱業、精密機器、食料品などが上昇しました。プライム市場の値上がり銘柄は40%、値下がり銘柄は56%。
個別株を見ると、レーザーテックやアドバンテストが売られて、東京エレクトロンも下げました。トヨタや任天堂、ソニー、キーエンスなども下落。三菱UFJ銀行などメガバンクも重めでしたね。
INPEXや石油資源開発などのエネルギー株が堅調で、防衛株IHIは上げたものの三菱重工や川崎重工などは小幅に下落。今日特に強かったのはミガロHD、三井E&S、キオクシアなど。
日経平均は重い雰囲気の中でも38,000円を割れずに堪えました。この節目がしばらくの下値めどですね。
そして週末は都議会選挙もありましたが、自民党が大敗。ある程度は予想されていたことですが、1ヶ月後にせまった参院選挙にも影響が出そうな結果です。
先日書いたこちらの記事も、また見ておいてください。
先日書いたこちらの記事も、また見ておいてください。
→【投資家目線で読み解く2025年参院選挙】第1話~なぜ大事?3つの見どころ~
もうちょっとしたら第二弾を書こうと思っています。7月は選挙相場になることも想定で、今からその情報収集もしていきましょう。
そして、今週はさっそくシカゴ連銀総裁やNY連銀総裁などの講演が予定されています。FOMCが終わったタイミングなので、要人発言にも注目ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!