【6/27相場まとめ】ナスダック年初来高値を更新!日経平均も5ヶ月ぶり4万円台に回復。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

引き続き今日もいい地合いとなり、いよいよ日経平均は4万円台に回復ですね!利益マシマシ相場です。

今日もハイテクが強く、プライム市場の約7割が上昇。米国株も続伸でナスダックは年初来高値を更新。S&Pは史上最高値の更新も見えてきました。

「米国がリセッション入りする」「バブル崩壊する」と煽ってた皆さん、息してますかね?

関税ショックの4月から言ってきたことですが、何も心配することはないんですよね。引き続き「全員で勝つ」をモットーに、いい波乗っていきますよ。リスナーの方、読者の方、みんなで勝ちにいきましょう。

では、今日の相場まとめです。

【米国株】3指数とも上昇。最高値に接近中。

昨日の米国株は続伸。イスラエルとイランの中東危機が後退し、さらにトランプ大統領がFRB議長を新たに指名するとの報道も出てきました。

これによって利下げ期待が高まり、マーケットはリスクオンに。長期金利も低下しました。

さらにFRBは米銀行の自己資本規制を一部緩和すると公表しており、これも追い風になりました。AIや半導体などハイテク株が続伸する中で、次は金融株も強い流れになったことで指数を押し上げました。

こちら直近1週間のナスダックですが、2万台に回復してきました。

S&Pも続伸で6,000台キープ。いよいよ最高値更新までわずかに。

業種ごとで見ると11業種のうち9業種が上昇。ハイテク、一般消費財、コミュニケーションサービスなどが強かったですね。反対に不動産と生活必需品が下落しています。

個別株は引き続き上昇を続ける半導体のエヌビディア、昨日は小幅上昇でした。他にはAmazon、ブロードコム、ネットフリックス、メタなど続伸。資源株のアルコアも6%上昇しました。

他にもダウ採用銘柄からはキャタピラー、スリーエム、ボーイング、ウォルトディズニーなども上昇しています。ウォルマートとメルクが下落ですね。

好決算だった半導体のマイクロン・テクノロジーはプレマーケットでは上昇していたものの寄り天に。引けでは1%下落でした。

今夜はいつもの月末に出てくるインフレデータ(PCE)があるので注目です。米国と中国が貿易交渉で合意との報道もあり、米中貿易摩擦の警戒感も少しずつ弱まりつつあります。

日本との関税はあまり進んでおらず、昨日は日経新聞が報じた米国を揺るがす薬物、フェンタニルが日本を経由してる疑惑も出てきました。

出典:産経新聞

駐日米国大使のグラス氏もXにポストして拡散されていましたが、関税問題はニュースに出てくる情報以外にもいろいろとありそうです。

米国マーケットは良い流れで引けて、日本市場もオープンしました。

【日本株】日経平均は566円高、5ヶ月ぶり4万円台に回復。

では次に日本株を見ていきます。

今日も強い流れで、朝から買い優勢でスタートしました。日経平均はすぐに4万円に到達、1月27日以来5カ月ぶりのことです。

後場に入ってからも勢いは変わらず、昼過ぎには今日の最高値に到達。週末要因もあってそこから勢いはやや鈍化したものの、最終的に566円高の40,150円で引けました。米国株の先物も上昇したことも追い風になりましたね。

こちら直近1週間の日経平均。

今日はTOPIXも強い流れで、こちらも年初来高値を更新してきました。

いまみたいな相場は大型株主導で動くため、グロース250は下落しています。今日は1%安となりました。

日経平均は566円高40,150円で引けました。売買代金は5兆9221億円。プライム市場の値上がり銘柄は72%、値下がり銘柄は24%。非鉄金属、輸送用機器、証券先物などが上昇し、鉱業、食料品、倉庫運輸などが下落しています。

個別株を見ると、引き続き半導体ですね。東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコなどがしっかりと。ソフトバンクGも続伸で、フジクラも強かったですね。

また、今日はトヨタやホンダなど自動車株にも買いが入りました。UFJ銀行など金融株も買われましたね。

ソフトバンクGは1万円に回復しましたが、今日朝に臨時株主総会があり、孫さんが「人を超える超知能(ASI)のNo1プラットフォーマーになりたい」との発言も。

主力株で下がっているのがニデック、中外製薬、そして半導体のアドバンテストは高値で利確売りに押されました。

半導体だけでなく他のセクターもいい流れで、今日に関しては自動車株、そして中国関連株にも買いが入りました。

今週の日経平均を振り返ると、週刊で1,700円ほど上昇しました。これで3週続伸となり、直近のレンジを抜けつつあります。

ナスダックも高値を更新するなど、マーケットの雰囲気もいいため、素直に乗っていきたいですね。

トランプ関税はなんだったんだと、多くの方が思っているでしょう。しかし、どう考えても関税は米国にメリットが大きくて、経済的に弱る理由が見当たりません。海外投資家も引き続き買ってきていますね。

来週以降、延期になった関税の話が出てくるとおもうので、そこでちょっと休憩モードになるかもですが、市場はポジティブです。

6月相場も終わりが見えてきました。今からは7月相場を考えてトレードしていきましょうね。

では、来週もいい波乗っていきましょう!