テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
引き続きトレンド継続、日経平均はついに39,000円台に回復ですね。米国株もハイテク主導の相場です。ダウは下落。
持ってる銘柄がすべて含み益、マシマシです。止まりませんね🌊
久しぶりにエヌビディアが暴れていて、ついに最高値に接近。国内も半導体株が良い流れです。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】エヌビディアは4%超で最高値へ。指数はまちまちの展開。
昨日の米国株、指数はまちまちの展開で、ダウが下落したもののS＆Pとナスダックは続伸。
中東情勢の緊張が少しずつ弱まり、ここ数日の相場はリスクオンが続いています。昨日に関しては前日の大幅上昇もあったのでやや利確売りもありました。
昨日出てきた新築住宅販売件数が弱かったのと、FRBパウエル議長がインフレを示唆したことで重荷となりました。
ただ、昨日はエヌビディアが4％ほど上げるなどマーケットはポジティブ。
エヌビディアはついに150ドルに到達です。過去最高値を更新。ハイテク株への買いが相場を支えました。
ダウは重い展開でしたが、引けにかけて下げ幅を縮小。最後は106ドル安の42,982ドルで引けました。S&P500はほぼいってこいで6,092、ナスダックは61ポイント高の19,973で引けました。2万までもう少しですね。
業種ごとで見ると、11業種中3業種が上昇。ハイテクが上昇、他はヘルスケアとコミュニケーションサービスが上げました。弱かったのは不動産、生活必需品や公益事業など。
エヌビディアの他にもAMD、ARM、スーパーマイクロコンピューター、ブロードコムなど続伸。他のハイテクもGoogleやMETA、アップル、マイクロソフトなども続伸。
金融も強いですね。JPモルガン、ゴールドマンサックスなど続伸しています。一方でマクドナルドやベライゾン、ボーイングなどは下落しています。
また、昨日はカナダのセキュリティ会社、ブラックベリーが業績好調から13％ぶち上げ。貨物輸送のフェデックスは業績は上振れしたものの関税の不透明さから売られました。
【日本株】日経平均4ヵ月ぶり39,000円台へ！
では日本株を見ていきます。
強かった米国株の流れから日経平均は続伸スタート。これで3日連続、130円高の39,072円で始まりました。
今日も半導体株が続伸となり、上げ幅を拡大。為替が円高に振れたことでどうなるかと思いましたが、そんな気配も感じさせない強気相場となりました。
後場にはいっても勢いは変わらずで、配当の再投資の思惑もあって引け前には本日の最高値へ。最終的には642円高となる39,584円で大引けとなりました。
今日は値上がりが1,200に接近、約7割の銘柄が上昇しました。非鉄金属、電気ガス、保険、卸売など30業種が上昇。下げたのは精密機器、医薬品、食料品だけ。
個別株を見ると、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンなど主力株が強く、ファストリを加えた4銘柄だけで日経平均を約500円近く上げました。
半導体基板のメーカーであるフジミインコーポレーテッドも約10％上昇。外資の証券会社が投資判断を「中立」に、そして目標株価を2,230円から2,290円に引き上げました。
サイボウズは年初来高値を更新。昨日、純利益が前期比76％増との見通しを発表、上方修正の期待から買われています。
他にも半導体からはレーザーテック、ディスコ、TOWAなども続伸ですね。荏原製作所も10％ほど上昇で、国内証券が目標株価を2,900円から3,000円に引き上げました。
強かったハイテクですが、ルネサスエレクトロニクスは12％下落。先日発表された経営戦略にて売上鈍化が示唆されたことが嫌気されました。破産申請を出した米ウルフスピードの関連した損失が出る見込みで、これもネガティブでしたね。
三菱重工業など防衛株も買い直されましたが、弱かったのは第一三共やHOYA、ヤクルト、ベイカレント、ユニ・チャームなど。GMOインターネットや楽天銀行なども売られています。
さて、これで日経平均は約4ヶ月ぶりとなる39,000円台に回復です。いよいよ次は4万円が見えてきました。ハイテク主導の相場で、短期的な過熱感はあるものの相場の雰囲気はいいです。
S＆Pも6,000を前後にして重くなったように、日経平均も4万円を超えてくるにはもうちょっと追い風になる材料がほしいですね。
理想は関税が着地、まだ出遅れている輸出株が伸びて4万超え、となってくれたらと思いますが、関税はもう少し時間がかかりそうです。TOPIXも6日ぶりに陽線で、節目の2,800に回復。明日にも期待ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう！
