
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日の日経平均も続落。昨日に続いて主力株が売られ、中小型もがたっと下げましたね。米国株もまちまちの展開で、ハイテク株に売りが入りました。
目先また関税の話が出てきていて、ここまで短期的に加熱していたマーケットにはちょうどいい売り場になりましたね。
さて、今夜は水曜なので毎週ライブしているのですが、今週は明日木曜に雇用統計があるので、今日休みで明日夜に雇用統計LIVEしますね。
では、今日のマーケットを振り返りましょう!
【米国株】ダウ4日続伸もハイテク下落でナスダックは7日下落へ。
昨日の米国株はまちまちの展開でした。
昨日はトランプ減税の法案が上院で可決され、相場はポジティブに反応しました。JOLTS求人も強くて、ISM製造業も強かったので、これも好感しましたね。
ただ、またまたパウエル議長が利下げに慎重な姿勢で、これはちょっとブレーキになりましたね。(またトランプがキレます)AIや半導体株などが売られて、ナスダックは重い一日になりました。
ダウ平均は一時44,000ドルまで売られましたが、そこから持ち直して、最終的には400ドル高の44,494ドルで引けています。ダウは続伸ですね。

S&P500は6ポイント安となり、ほぼいってこいでしたが4日ぶり下落。ナスダックは166ポイント安の20,202で引けています。
業種ごとで見ると11業種のうち9業種が上昇。特に素材が強かったです。他にはヘルスケア、エネルギーなど。反対にコミュニケーション・サービスとハイテクが下げたので、きれいに資金シフトしました。
個別株を見てもよくわかります。ユナイテッドヘルスやアムジェン、ファイザーなどが上昇。ジョンソンエンドジョンソンやナイキも上げています。
エヌビディアは3%ほど下落し、他のAMDなどの半導体株も重い展開。マイクロソフトやテスラ、ネットフリックス、メタなど下落しています。
今週の米国株は週末が休みで、明日は雇用統計もあります。そのまま木曜は半休ですね。そして気になるのは関税で、トランプ政権の日本にたいしての声も聞こえてきます。
トランプ「「合意が実現できるか疑わしい」とも発言するなど、来週に迫った期限を前に、関税リスク再燃には警戒しておきたいところですね。
【日本株】日経平均下落。関税警戒。小型も売られる。
そんな流れではじまった今日の日経平均ですが、355円安で寄り付きました。
関税の引き上げが懸念される中、輸出株中心に売りが広がりました。寄り付きからすぐ下げ止まったので、反転するかと見ていましたが、前場の真ん中くらいからまた売り優勢に。
後場に入ってから少し反発しましたが、前日比でプラス圏には伸びず。そのまま引けにかけて再び下げ幅を拡大。
今日は半導体やゲーム株に売りが広がり、ここまでの上昇分を利確する動きも見られましたね。日経平均は最終的には223円安の39,762円で引けています。

TOPIXも続落となり、そしてグロース250指数も大きく売られて引けています。
今日の売買代金は4兆8488億円。不動産業、空運業、パルプ紙など上昇し、その他製品、機械、非鉄金属など下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は51%、値下がり銘柄は44%。
今日の売買高トップはレーザーテックですが、アドバンテストや東京エレクトロンなどと同様に主力の半導体が下げています。
三菱重工や川崎重工など防衛株も売られており、任天堂やファナック、パナソニック、積水化学なども下落。コナミ、カプコンなども下落しています。
トランプが日本に対して30%~35%の関税をかける可能性について言及し、マーケットはそれを警戒して売られた形ですね。何度も言ってますが、ノーダメージでは終わらないと思いますからね。
日経平均は続落しているといえど、まだここまでの上昇の最中にいますし、引き続き次の展開を見極めるところですね。
次の注目は明日の雇用統計です。月一の重要イベント、YouTubeLIVEするので集合!でお願いします。
では明日もいい波乗っていきましょう!