【10/9相場まとめ】日経平均は大幅反発!米国もハイテク株が続伸!FOMC議事要旨は利下げ見込み。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日の相場もAIやハイテク株の上昇で活況でした。ソフトバンクG強すぎ。防衛や造船はちょっとブレーキ。半導体と自動車も同じくやや重かったですね。米国もハイテクは強かったものの他はちょっと重め。

今日はいくつか材料になるようなニュースも出てきましたし、AI相場は変わらずってところですね。ドル円は153円台に接近中です。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ハイテク株高もまちまちの展開。

米国も同じくAIやハイテク株への期待と、利下げの期待の相場が続いています。

また、先日のFOMCの議事要旨が発表されて、「年内に追加の利下げを実施」との思惑から買いが先行しました。その一方で米国政府機関が一部閉鎖しており、まだ長引きそうな空気も出てきました。これによって一部の主力株が売られました。

ダウ平均は46ドル高の46,649ドルで寄り付いたものの、序盤から失速。いやな立ち上がりでしたが、少しずつ回復していきました。中盤頃になると昨日の最高値をつけて、後半は失速していきました。、最終的には1ドル安の46,601ドルで引けています。

ハイテク株が上昇したことからナスダックも続伸。255ポイント高の23,043まで到達し、史上初の23,000の世界に突入です。S&P500も39ポイント高の6,753まで上昇です。どちらも最高値を更新ですね。

昨日は11業種のうち7業種が上昇。ハイテクが最も上昇。4業種が下落しています。

昨日は半導体のAMDが続伸。アナリストの目標株価引き上げで11%上昇しました。エヌビディアが2%上昇、他の半導体も同じく上げています。通信のAST・スペースモバイルは大手通信会社のベライゾンとの提携を発表して8%ほど上昇しています。ハイテク以外だとキャタピラーやナイキなどが上昇しました。

今日の日本株もハイテク株が相場をけん引しましたが、次は日本も見ていきましょう。

【日本株】日経平均も続伸!過去最高値を更新。

今日の日経平均も買い優勢でスタート。

前場から上昇して始まり、半導体株や電子部品などAI関連株が相場をけん引。為替も円安に進んだことで輸出株の追い風になりました。

前場の最後には48,400円まで上昇した日経平均は、そのまま後場に入っても流れは変わらずで、14時頃からさらに上昇する展開に。大引けの日経平均は845円高の48,580円となりました。

今日はTOPIXも堅調で、こちらも5日連騰で引けています。今日の売買代金は6兆2829億円。情報通信、証券先物、非鉄金属などが上昇しています。海運、水産農林、輸送用機器などが下落しました。プライム市場の値上がり銘柄は57%、値下がり銘柄は38%でした。

個別株を見ても、今日も強かったのはソフトバンクG。売買代金トップとなり高騰しました。フジクラやキオクシアなども続伸、安川電気やパナソニックなども強かったです。

一方で値下がり寄与トップはトヨタ。自動車株はちょっとブレーキになりました。三菱重工など防衛、他には造船株も今日はブレーキになりました。

今日は大手証券会社が日経平均とTOPIXの年末予想を引き上げるなどニュースもありました。日経平均の年末予想は49,000円、TOPIXは3,300ということで、まだまだ期待が持てそうです。

また、今日はファストリやセブンアイが決算を発表。ファストリは営業利益計画6100億円、5期連続最高益とのことで、さすがの決算でした。セブンアイはコンビニ売上が鈍化のようです。

ここからの関心は決算で、年内最後の決算シーズンが幕をあけます。日本も米国も10月末ー11月頭に主力株が集中しており、このタイミングで日銀会合、FOMCと続きます。痺れる展開に突っ込んでいくので、今からとても楽しみです。

日経平均は終値としても初の48,000円台で、勢いは止まらずです。明日は週末、夜は雇用統計LIVEも予定しています。延期にならなければいいのですが…。

では、明日もいい波乗っていきましょう!