【10/8相場まとめ】米国株反落、日経平均も反落。ドル円152円台へ。金銀銅プラチナなどぶち上げ。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日のマーケットは日米どちらも重い展開に。日経平均も下落しましたがTOPIXは続伸。ドル円は152円台。

ということで、わかりやすいくらいの「高市相場」が到来していますね。今日もなんだかんで防衛や造船などしっかり。小型株もちょっと買われましたね。

今日は水曜なので、21時からLIVE放送です。今の相場をアップデートして今週後半のマーケットに備えましょう。週末には雇用統計もひかえています。

今日はこちらのリンクから放送開始です。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】3指数が揃って下落。利確売りに傾く。

米国株はここ最近の高騰からちょっと休憩モード。ハイテク株を中心に売りが加速しました。

ダウ平均は5ドル高の46,700ドルで寄り付き、小幅ながら買い優勢でスタート。しかしこちらも利益確定の売りが優勢となり、軟調な展開になりました。

中盤ではさらに下落したものの、後半からは反発。最終的に91ドル安の46,602ドルで引けました。

ハイテク株が重かったことからS&P500は25ポイント安の6,714、8日ぶりに反落となりました。ナスダックは153ポイント安の22,788で下落しました。

昨日は11業種のうち5業種が上昇。生活必需品や公益などディフェンシブが買われました。6業種が下落し、一般消費財が最も下げました。

ソフトウェアのオラクルがクラウド事業の利益率が弱かったことで下落。これでAI株が連れ安となりました。一方でPCメーカーのデルは今後4年間の見通しを引き上げたことで買いが集まりました。

他にもグーグルやマイクロソフトなどM7も上値が重い展開でしたね。テスラは新車発売の期待感から買われていましたが、事実売りとなって下落しました。

ハイテク株売りのディフェンス買いとなり、米国マーケットもやや資金シフトしつつある相場です。では次に日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は反落、TOPIXは上昇へ。

今日の日経平均は反落してスタート。

しかしすぐに持ち直すと、10時頃に今日の高値まで上昇しましたが、次第に上げ幅を縮小。前場はそのまま軟調な展開で引けて、後場に入ってからも流れは変わらず。

日経平均はここまで連騰しており、4日で3,000円以上上げていることからも、やや息切れ感もあります。節目の48000円も意識されて、ある意味でちょうどいいブレーキ。

円安進行によって輸出株はよかったですが、米国ハイテクが重かったことからAIや半導体株に売りが傾きました。しかし、今日は売られていた銀行株に買いが入り、保険や証券など金融株が上昇しました。これによってTOPIXは連日で高値を更新しています。

今日の売買代金は5兆8674億円。非鉄金属、水産農林、保険などが上昇し、ゴム、精密機器、パルプ紙などが下落。プライム市場の値上がり銘柄は34%、値下がり銘柄は61%となりました。

今日の売買代金トップはソフトバンクGですが、利益確定売りに押されました。ディスコや東京エレクトロンなど半導体株も軟調な展開に。決算が近いファストリも重めでしたね。

こちらも売買高が上位だったフジクラは上昇。三菱重工やIHIなど防衛株も買われました。わらべや日洋HDがストップ高に。前日にストップ高のLink-Uも続伸。オリオンビールも今日は買われました。

今日は自動車や不動産も売られて、ここまでの流れと少しちがった展開になりました。気になるのはドル円で、このままの流れだと153円を目指す動きにもなりつつあります。でも、これも高市相場。

私たちは投資家なので、そうなることで影響をうける銘柄やセクターを見ていきましょう。どこかが崩れたら、どこかが暴れだします。こうしてセクターをローテーションしながら相場は動いており、波乗りトレーダーはその波に乗っていくのが仕事ですからね。

では、また続きは夜のLIVEで。明日もいい波乗っていきましょう!