【12/23相場まとめ】日経平均3日続伸!米国株も3日続伸、ハイテク株高。為替は円高へ。

コラム

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

昨日の米国株は反発、特にハイテク株中心に上昇しました。日経平均も小幅に上昇。どちらも3日続伸ですね。

円安が止まらずで、今日も口先介入があって少し円高に動き、これがマーケットを重くしましたね。引き続き金融株が買われています。

さて、今日は21時からライブ放送です。こちらのリンクで放送するので、時間になったらどうぞ!
https://youtube.com/live/PJLvf0Ukp1k?feature=share

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ハイテク株中心に反発!

昨日は半導体株中心に買い優勢の相場になりました。S&Pは最高値に接近しており、ここからクリスマス休暇もあってどこまで伸びるか?注目です。

ダウ平均は76ドル高の48,211ドルでスタート、最初は方向感に欠ける展開でしたが徐々に上げ幅を拡大。中盤には昨日の最高値に到達しました。その後は少し売られたものの、最終的には227ドル高の48,362ドルで大引け。ダウ平均はこれで3日続伸です。

S&P500は43ポイント高の6,878、ナスダックは121ポイント高の23,428まで上昇しました。ともに3日続伸ですね。

昨日は11業種のうち10業種が上昇。素材が最も上昇し、金融や資本材などが上昇。生活必需品のみ下落しました。

個別株を見ても、JPモルガンなどの金融株が堅調でした。エヌビディアも小幅高となり、セールスフォースなども上昇。ナイキは続落しており、昨日も下げています。宇宙関連のロケット・ラボは宇宙開発庁との契約が報じられて10%上昇しています。

昨日の米国株はハイテクがけん引しました。特に半導体株が堅調で、再び資金シフトしている印象ですね。

【日本株】日経平均5万円キープも円高が重しに。

今日の日経平均は序盤から買い優勢でスタートしました。

米国株高の流れ、そして半導体の反発も期待されましたが、前半は良かったものの後場から流れが変わりました。ここまで強かった自動車株や、半導体株にも利確売りが出て、為替の円高進行が重しになって上値は限定的。大きく下げていたゲーム株の上昇はポジティブ材料でした。

後場に入ってからは一時50,200円台まで売られる展開になりました。引けにかけて少し買われましたが、それでも日経平均は前日比10円高の50,412円で大引けとなりました。

今日の売買代金は4兆1374億円。空運、医薬品、その他製品などが上昇し、輸送用機器、非鉄金属、ゴムなど下落しました。プライム市場の値上がり銘柄は75%、値下がり銘柄は21%となりました。今日は値上がり銘柄が1,200を超えて、全体の7割に。

ソフトバンクGや東京エレクトロン、ファストリ、アドバンテストなど主力株は軟調でした。キオクシアやレーザーテックなども下落。

円安にブレーキがかかる中、トヨタやホンダなど自動車株が下落。コマツや日立建機などの機械株も下げました。日銀による利上げ継続の思惑から今日も金融株は買われています。

クリスマス前で日米ともに市場参加者が限られ、積極的に買い上がる動きは見られませんでした。

円安けん制発言から円相場がやや上昇しているものの、日米金利差を考えても大きく為替の流れは変わらないでしょう。日経平均は5万円をキープできるのか?続きはまた夜のライブで見ていきましょう。

では明日もいい波乗っていきましょう!