4月のおすすめの配当落ち銘柄

コラム

From:編集部 小早川

この記事では、2024年4月に配当落ちするおすすめの銘柄について紹介をします。4月は配当値の銘柄が少ないですが、それでも良い銘柄はあります。ぜひ投資の参考にしてください。

B&P

PERが11.1倍でやや割安でPBRも1.3倍とやや割安です。配当金は50円です。

B&Pはサインディスプレイの制作が会社で、インクジェットプリンターの出力サービスとして販売促進用の広告制作や生活資材の制作を営んでいます。

大阪関西万博などのイベント拡大で主力の高採算であるインクジェット印刷が伸びています。

さらにキャラクターなど少量多品種の政策も順調です。値上げや人配置による生産性向上の効果も出てきて配当金増配の金額が増えるかもしれません。

5年間の株価の推移です。

出典:Googleファイナンス

2000円付近からコロナにより一気に下落をします。その後、復活の兆しがほぼ見えず、長らく低迷していましたが、ようやくここ最近は回復傾向になっていて現在の株価は1909円まで戻ってきました。

配当金は一時減配したもののその後は回復をして4期連続で増配を行っています。

現在の配当利回りは2.81%です。

ヤーマン

株価が割安かどうかを評価するPERが32倍と割高評価となっていてPBRは2.03倍とこちらもやや割高評価となっています。配当金は8.5円です。

事業内容は美容機器のメーカーになります。美顔器マーケットではトップサプライヤーになります。

ヤーマンブランドを中心に美容家電、化粧品、ネイルケア、ヘアケア、健康家電の研究開発、製造、仕入れ販売をしています。

エステサロンや美容室経由の販売や免税店、スポーツ店への卸売り、海外ではアジアに販路の拡大をするべく注力をしています。

最近の状況としては国内は消費意欲の低迷でヘアケアなどが通販直販ともに伸び悩んでいます。

広告宣伝費も重くのしかかり営業利益が減少しています。海外では中国向けの大型ECイベントで販売が想定を下回り苦戦をしています。

ただ2025年には中国向けが回復する見込みで利益が上昇をしていくでしょう。過去5年間の株価の推移です。

出典:Googleファイナンス

1000円台前半から徐々に下落をしていますが、2020年に急激に上昇を始めます。

一時2500円に迫る勢いでしたが、その後、下落をし現在の株価は1005円です。5年前と比べると18%のマイナスです。

ただし売上高の推移は安定しており、営業利益は一時減少があったものの徐々に上昇していく予定となっています。

現在の参考配当利回りは0.92%ですが株主優待があります。

株主優待を合わせると利回りは5.95%と非常に高いです。さらに長期保有すれば上昇していく期待があります。

ファースト住建

ファースト受験はPERが9.01倍と非常に割安でPBRも0.4倍とこちらも非常に割安の評価となっています。

配当金は43円になります。

ファースト住建は兵庫県尼崎市に本社を置くハウジング会社になります。近畿県を中心に関東県などにも進出をしています。

住宅を初めて購入する層をターゲットに戸建て分譲や分譲マンション販売などを営んでいます。

その他には不動産賃貸なども扱っています。最近の状況としては建売住宅の在庫は136億と32億も増加をしています。住宅の需要が低迷している結果です。

過去5年間の株価の推移です。

出典:Googleファイナンス

1200円付近から上がりかけましたが、コロナによって急激に株価が下落をします。

その後徐々に回復していたもののまた下落して、現在の株価は1181円になっています。

配当金は減少の時もあったものの現在は非常に安定をしていて配当金は8期連続で維持をしています。現在の利回りは3.92%と高いです。

トーシンホールディングス

PERが10.61倍、PBRが1.19倍と割安です。配当金は24円です。

事業内容はキャリアショップの運営と法人営業を展開しています。その他にも不動産事業とリゾート事業を展開しています

最近の状況は携帯の販売はイベントの効果もあって伸びています。

むしろ不動産及びリゾート事業が非常に好調でマンションの稼働率アップにより不動産賃貸が収益を上げてきています。SNSを活用して宣伝を行い入居率の向上を図っています。

過去5年間の株価の推移です。

出典:Googleファイナンス

600円付近から横ばいでしたがコロナで急落をします。その後はすぐに回復傾向になり現在も徐々に上がってきて参考株価は690円です。

5年前から比べると+ 10%です。

現在の配当利回りは3.48%です。

アイ・ケイホールディングス

PERは16.2倍とやや割安評価でPBRは2.3倍とこちらはやや割高評価になっています。配当金は24円です。

事業内容は福岡県に本社を置くブライダル会社で年間5200組ほどの挙式を扱っています。

九州を基盤にゲストハウス型の婚礼施設「ララシャンス」によるウェディングプロデュースサービスを営んでいます。

海外では勢いのあるインドネシアジャカルタに進出して拡大をしています。

その他には有料老人ホームなどの介護事業、食品事業なども展開しています。

今期は主力の婚礼は出店がなかったものの前期に開業したばかりの茨城県水戸市にある式場が好調です。

規模は小さいものの海外の婚礼場も増えています。

人件費や広告宣伝費回送費用などの負担を乗り越え営業利益の増加が続きます。

過去5年間の株価の推移です。

出典:Googleファイナンス

700円台後半からコロナの影響を受けて急落をします。その後回復はするものの株価の上下を続けていきます。そして現在は上昇傾向になっていて株価は833円です。

配当金は、コロナ前までは12円を継続していましたが、一転して配当金がなくなってしまいました。

そして22年に復活した後大きな増配を行い今期も継続する予定です。

参考利回りは3.05%とかなり回復をしています。

まとめ

今回は4月に配当を利用するおすすめの銘柄について紹介をしました。4月は配当落ちの銘柄が少ないですが、それでも良い銘柄はたくさんあります。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、4月に配当落ちをする。有望銘柄に投資をしてみてはいかがでしょうか?