
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場が始まりました。引き続き中東情勢で揺れるマーケットですが、今週はトランプ大統領の会見も予定されています。それが日本時間7日午前2時頃ですね。
イランに対してデッドラインを設けており、これを過ぎれば「さらなる地獄」が待っているとポストするなど、トランプ発言によって上下に揺れる相場です。
この期限がひとまずのイラン戦争、第1章のクライマックスと考えていますが、果たして今回はどんな内容が出てくるのか、注目しましょう。
では、今日の相場を振り返りましょう
【米国株】先週末の米国株をザクっと振り返り
先週の米国株は調整局面から一転、トランプ大統領の「作戦終了示唆」報道から、猛烈なショートカバーによって3指数とも反発しました。
3指数とも200日移動平均線を割れる展開でしたが、ダウは週前半の重い展開から火曜日に反発、木曜日の急落もすぐに回復しています。
S&P500も割り込んだ重要なサポートラインを巡る攻防が続いていましたが、週間を通して底堅さを発揮しました。一方でナスダックも原油高による金利上昇への警戒から重かったですが、メガテックを中心に買い直され、3指数の中で最もボラティリティの高い「往って来い」の展開でした。
こちらは米国マーケットの1週間パフォーマンス。

金曜から祝日に入っていたため、3連休でした。木曜日は引けにかけて全戻しとなり、長い下ヒゲが出ました。これは反転シグナルとして見ることができます。
ただ、200日移動平均線を回復できておらずで、現在は「下落トレンドの底打ち確認」からレンジ相場へと移行するタイミングと見ています。
17時半現在、ナスダックは上昇しており、今日はプラス圏からスタートしそうですね。

【日本株】一時900円超高も、後場失速しTOPIXはマイナス引け
では、今日の日本株も見ていきましょう。
米ニュースサイトが「米国とイランが仲介国とともに45日間の停戦案について協議している」と報じたことが買い材料となり、朝方からショートカバーで買い上がる展開になりました。
中東情勢の緩和期待から、日経平均は前週末比で一時900円を超える上昇を見せて、節目の54,000円台を回復する場面もありました。
しかし、週末に発表された雇用統計の複雑な結果もあり、米国金利が上昇している中で警戒感も残っています。停戦合意の正式な発表が待たれますが、上値では利益確定売りが優勢になりました。
後場にかけて急速に伸び悩む展開となり、最終的に日経平均は290円高の53,413円で大引けとなりました。TOPIXは小幅安の3,644と反落、グロース250も7ポイント高の740で引けています。

前場は半導体などの値がさハイテク株が日経平均を押し上げましたが、買い一巡後は売りに押される展開になりました。
日経平均はプラスを維持したものの、TOPIXが小幅ながらマイナス圏に沈んだことは、相場全体の「買いの続かなさ」を象徴しています。
原油価格が下落したことで、INPEXやエネオスが下落。ホルムズ海峡の封鎖リスク後退により、これまで運賃高騰の思惑で買われていた川崎汽船など海運株も下げています。
東京エレクトロンやアドバンテストなどの主力半導体株は、朝方のリスクオンで急反発スタートしたものの、買い一巡後は徐々に売り圧力が強まり、長い上ヒゲをつけて縮小しています。
他にもトヨタ自動車や三菱重工などマイナス圏に。TOPIXを小幅マイナス引けに押し下げました。
半導体も大型株も高値を維持できなかったことは、まだ戻り売り圧力が強いことを示しています。休場明けの米国市場が今日からオープンですが、「金曜の雇用統計」と「週末の停戦報道」を織り交ぜて始まります。
まずはトランプ発言に注目し、今週は国内の主力決算が始まるので、こちらにも注目したいですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

