
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場が終わりましたが、しかし早いですね。今週も中東情勢に振り回される相場となりましたが、今夜は雇用統計もあり、まだまだどうなるかわかりません。
ホルムズ海峡協定案の報道も出ましたが、ただ自由に行き来できるわけではなそうです。
今日は米国マーケットが休みのため原油も動きなし、今夜は指標だけ出る形ですね。
21時からライブする予定なので、時間ある方はこちらからどうぞ!
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【米国株】トランプ演説で一時660ドル超急落も、怒涛の買い戻しで急速に下げ幅を縮小
昨日の米国株はまちまちでした。ダウは小幅下落したものの、S&Pとナスダックは反発。
取引開始直後からトランプ大統領の演説を嫌気し、ダウ平均は一時668ドル安まで売られました。時間外で下げていましたが、売りが優勢の立ち上がりでしたね。
しかし、下値を叩いたあとは押し目で買われる動きもあり、ショートカバーによる踏み上げもあって次第に買い優勢に。
売り一巡した後は急速に下げを取り戻して、終わってみればS&P500とナスダックはプラス圏に浮上。ダウ平均もほぼ横ばいに回復しました。

昨日は11業種のうち6業種が上昇し、不動産セクターが最も上昇。ハイテクと生活必需品が続きました。
序盤の急落からナスダックがプラス引けへと持ち直して、やはり下落局面ではハイテク株への買いが見られます。メガテックはどれも資金が潤沢にあり、ある意味で安全資産として世界中の投資が見ています。
第1四半期の販売台数が市場予想を下回ったテスラは売られましたが、IBMやエヌビディア、パランティア、AMDなどが上昇。また、リチウム精鉱を手掛けるシグマ・リチウムがアナリストの投資判断引き上げにより大幅高になりました。
通信関連のグローバルスターも10%超えの急騰するなど、好材料にはしっかり資金が入ってきています。
ダウ平均は一時的な暴落からほぼ全戻しとなり、下ヒゲを形成しました。これは下値サポートが強いことを示していますが、連日ヘッドライン1つで数百ドル規模で激しく上下動を繰り返す相場です。
今夜は雇用統計も控えているため、この長い下ヒゲだけを過信せず、引き続き資金管理を徹底した立ち回りが重要です。
東京市場がトランプ演説のヘッドラインだけで「1,200円超の暴落」で引けたのとは対照的に、米国株は底堅い動きとなりました。
【日本株】中東の過度な警戒後退で日経は660円超上昇
今日の日経平均は576円高の53,039円で反発してスタートしました。
前日に1,200円超の下落となった反動に加え、昨晩の米国市場がパニック売りから買い戻された流れを受け、今日は朝方から買いが先行しました。
イランがオマーンとホルムズ海峡の航行管理に関する枠組みを策定しているとの報道もあり、原油の供給不安が後退。これも投資家心理を明るくしました。
今晩の米国市場がグッドフライデーで祝日のため、後場にかけては様子見ムードが広がって積極的な売買は控えられましたが、今日は終始安定した相場でした。
日経平均は最終的に660円高の53,123円で大引けとなり、TOPIXは33ポイント高の3,645となりました。グロース250は9ポイント高の733で引けています。

今日の売買代金は5兆1384億円。非鉄金属、鉱業、電気機器など多くのセクターが上昇し、医薬品のみが下落しました。東証プライム市場の値上がり銘柄は75%、値下がり銘柄は20%となりました。
前日のナスダックがプラス圏で引けたことを追い風に、昨日大きく売り込まれていた半導体関連などの主力ハイテク株が反発しました。これが相場全体を底上げましたね。
他にもファストリやキオクシア、アドバンテストなども堅調。三菱重工業やJX金属なども買われています。弱かったのは任天堂やトヨタ、東京海上やソニー、パナソニックなど。
日経平均、TOPIXともに前日の下げ幅の半値ほど回復したこともあり、パニック的な売りが一巡。幅広いセクターが買われています。
ヘッドラインによる原油高懸念の後退が相場を支えましたが、依然としてニュース一つで揺れ動く相場です。今夜は雇用統計もあり、加えて週末の地政学的なニュースにも軽快ですね。
ここ最近は週末になったら荒れるニュースが出てきていますし、まだ2〜3週間は攻撃が続くとトランプ大統領も言っているように、引き続きシートベルトを締めて安全運転でいきましょうね。
では、また夜のライブで!来週もいい波乗っていきましょう!

