
テクニカルアナリストの向川です。
今日のマーケットも続伸、これで日経平均は3日続伸となりました。中東情勢はまだまだ不透明ですが、相場は半導体を中心にトレンド継続です。
また、今日はその半導体の大手ディスコの決算に注目していましたが、引け後に出た決算を見ると6期連続増収、6期連続増益。次の見通しは開示しなかったようですが、前期経常は9%増。
米国はテスラやインテルが決算を発表で、こちらにも注目ですね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】和平協議の決裂懸念で急反落、アップルCEO退任のサプライズも
昨日の米国株は重くなりました。寄り付きは買いが先行し、全指数が上昇してスタート。
しかし、相場を支えてきた中東の停戦期待に暗雲が立ち込めます。バンス副大統領のパキスタン訪問が延期になり、結局は行ってなかったようです。
イラン外相の強気姿勢も伝わり、終盤に報じられたイランの正式な協議不参加のニュースから戦争激化リスクが急浮上。原油価格と金利が上昇したことでマーケットが重くなりました。
ダウ平均は245ドル高で始まりましたが、後半にかけて売られ、293ドル安の49,149ドルで引けています。S&P500は45ポイント安の7,064、ナスダックは144ポイント安の24,259で引けています。11業種のうちエネルギーだけ上昇しました。

衝撃を与えたのが、アップル(AAPL)のティム・クックCEO退任の発表です。経営トップ交代という不確実な展開が嫌気されて売られて、相場全体のセンチメントを冷やしました。
一方でユナイテッドヘルス(UNH)やDRホートン(DHI)などの好決算銘柄は買われています。他にもアマゾン(AMZN)はAI企業への50億ドルの追加出資などが好感されて上昇。相場全体が下落する中でも「強い銘柄」はしっかりと買われています。
昨日の相場は全指数が寄り付きで高く始まった後、きれいに崩れ落ちました。ここまで高騰を続けて、S&Pとナスダックはすでに最高値を更新しています。この展開から主力の決算を控え、さらに中東情勢の悪化が懸念される中でも相場は底堅いです。
【日本株】日経平均は最高値を更新。しかし実態は「値下がり83%」
朝方の米国株安、そして中東情勢の不安から今日の日経平均は売りが先行しました。
しかし、SOX半導体が15連騰中、先物主導の海外勢の買いによって指数が押し上げられました。
日経平均への寄与度の大きい銘柄への強い買いから指数はグングンと押し上げられ、今日は値下がり銘柄が8割という弱い相場でしたが最高値を更新。しかし、TOPIXやグロース250は下落しています。
後場に入っても流れは変わらずで、引けにかけても再び浮上。最終的に236円高の59,585円で大引けとなりました。

今日はキオクシアHDが1銘柄だけで「売買代金1兆円超え」という結果に。他にもソフトバンクG、アドバンテストなどが指数を押し上げました。他にもイビデン、TDK、ベイカレント、レーザーテック、京セラなどが上昇。
日経平均が最高値を更新した一方で、プライム市場の値下がり銘柄数は1300を超えました。なんと全体の約83%の株が値下がり。
トヨタ自動車やファーストリテイリング、半導体でも東京エレクトロンは売りに押されています。一部の銘柄にだけ資金が偏った「見せかけの最高値」と言ってもいいでしょう。これぞ日経相場です。
メディアは「史上最高値更新!」と書き立てると思いますが、TOPIXがマイナスに沈み、市場の8割以上が下落している状況は不自然です。
先ほどトランプのポストをXに投稿しましたが、

イラン側の態度は変わっておらずで先行きは見通せないままです。事態の長期化によってイヤな空気が続くため、世界の投資家も飽き飽きしているのが現状です。
引き続き中東情勢のヘッドラインに注目しながら、ここから出てくる決算にも目を配りましょう。特にテスラ、インテル、ボーイング、サービスナウなどは注目しています。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

