
テクニカルアナリストの向川です。
今日の相場はまさに「お祭り騒ぎ」と言えるような、大きく反発する相場になりました。
今朝に出てきたエヌビディア決算を追い風に、ソフトバンクGがストップ高になるなど強い相場となりました。そして戦争終結への期待感も高まっており、これが相場を押し上げていますね。
早いですがもう明日は週末、週明け月曜は米国や欧州マーケットが休みです。
では今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】「対イラン協議」大詰めで金利・原油が急低下。エヌビディア決算。
トランプ大統領が「対イラン協議が最終段階にある」と明かしたことで、戦争終結への期待が一気に広がりました。
これが引き金となり、高止まりしていた原油価格が下落、急騰していた長期金利も大幅に低下。これによってマーケットが反発しました。
ダウ平均は15ドル安の49,348ドルで始まり、そこから下落していきました。しかし、その後は上昇し、引け前には再び5万ドルにタッチ。最終的には50,009ドルで大引けとなりました。
ナスダックは399ポイント高の26,270、S&P500は79ポイント高の7,432と揃って反発しています。

最大のイベントであるエヌビディア(NVDA)の決算発表を前に、ハイテク株を中心に期待買いが先行。主要指数は終盤にかけて上げ幅を拡大する全面高の展開となりました。
そのエヌビディアですが、取引終了後に発表された決算は、売上高が前年同期比85%増の816億ドル、1株利益が1.87ドル、市場予想を全ての項目で大幅に上回る内容。
さらに800億ドルの追加自社株買い、配当金を従来の25倍(0.01ドル→0.25ドル)に増配。あまりのハードルの高さから、時間外取引では驚異の数字を消化しきれず、売り買い激しい攻防でした。
こうして半導体セクターが4.4%爆上げ。住宅株も法案通過で急伸しました。サムスンがストライキを回避したことでマイクロン(MU)などのメモリ株も買われています。
この米国の急反発を受けて、本日の日本株も先物主導で上昇していましたね。
【日本株】歴史的急騰「+1,879円」で61,000円台へ!
米中による「対イラン協議の進展期待」から原油相場が下落し、少しずつ相場に安心感が広がりつつあります。
過度なインフレ懸念が後退したことで、猛烈な「リスクオフの巻き戻し」を誘発しました。
前場から勢いよく買い上がる日経平均は、勢いそのままに後場に入っても堅調な動きでした。その後は急騰した反動から重くなりましたが、最終的に1,879円高の61,684円と6日ぶりに反発。TOPIXは62ポイント高の3,853、グロース250は10ポイント高の796と反発しています。

早朝に発表された米エヌビディア(NVDA)の好決算が、AI・半導体セクターへの力強い資金流入となりました。
そして本日の主役は何と言ってもソフトバンクG(9984)。
出資先である「米オープンAIの上場申請報道」が飛び出し、なんとストップ高まで買われる大暴奪を記録。これが日経平均を押し上げ。一時は上げ幅2,200円を超える場面もありました。
ストップ高のソフトバンクGを筆頭に、東京エレクトロン、アドバンテスト、キオクシアHD、レーザーテックといった半導体主力、さらにイビデンや村田製作所などの電子部品セクターにも波及。プライム市場の売買代金は10兆円を超える大活況に。
一方で、前日まで金利上昇をメリットに買われていた保険や、原油安によって海運株などは下げました。さらにファーストリテイリングやKDDI、ソニーGといったハイテク以外の大型株は値下がり。
「前日746円安 ➔ 翌日1,879円高」というジェットコースターのような相場です。売買代金は10兆5,928億円、プライム市場の値上がり銘柄は64%、値下がり銘柄は32%となりました。
一時は利上げまで織り込み始めた「過度なショート」が、停戦報道とSBGの材料によって一気に踏み上げられた相場とも言えるでしょう。オープンAIの上場という材料は数ヶ月に及ぶテーマになるため、引き続き注目したいですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

