【6/2相場まとめ】日経平均3日ぶり反落。米国3指数は上昇、エヌビディアの新型チップ発表が相場を押し上げ

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今日は出だしから重い相場でしたが、後半はやや買い直されました。そして米国は3指数とも続伸。日米のトレンドはまだ継続中ですね。

ただ、少しずつリスク回避ムードも感じられる相場です。今日も値下がり銘柄が全体の7割。そして明日は日銀・植田総裁の発言もあるので注目ですね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】トランプ発言による地政学リスク後退とエヌビディアの新型チップ発表

イランが米国との意思伝達を停止すると表明したとの報道を受け、ダウ平均は前半マイナス圏での推移が続きました。

しかし、トランプ大統領がこの報道を否定。ヒズボラとの合意に言及したことで後半にプラス圏へ浮上しました。ダウ平均は寄り付きがもっとも高く、最終的には46ドル高の51,078ドルで引けています。

S&P500は19ポイント高の7,599、ナスダックは114ポイント高の27,086と、いずれも8日続伸で最高値を更新しています。

また、今週金曜日に控える米雇用統計にも関心が集まっています。

雇用者の伸び鈍化が予想される一方、底堅いデータになるのではとの見方もあり、週末のイベントに注目です。金曜は21時からライブ予定です。

個別株の動きを見ると、エヌビディア(NVDA)が台湾のイベントでPC市場向けの新型チップ「RTXスパーク・スーパーチップ」の投入を発表。これによって+6.26%と上昇しました。

そして、協業関係にあるアーム(ARM)が+15.73%、マイクロソフト(MSFT)が+2.28%と大きく買われました。一方で、インテル(-4.67%)やAMD(-1.16%)は下落しています。

住宅開発のテイラー・モリソン(TMHC)は、バークシャー・ハサウェイによる約68億ドルの全額現金買収合意が伝わり、+22.31%と急騰。カジノのMGMリゾーツ(MGM)は、筆頭株主のピープル社(旧IAC)から未保有株の現金買収提案を受けたことで+16.08%となりました。

好決算の余韻が続くデル(DELL)はアナリストの投資判断引き上げも加わり、8日続伸で最高値を更新しました。

また、暗号資産トレジャリーのマイクロストラテジー(MSTR)は、ビットコインの下落やアナリストの目標株価引き下げ、保有するビットコインの一部売却報道が重なり-5.85%と下落しています。

主要3指数は揃って小幅ながら続伸、連日で過去最高値を更新する堅調なマーケットです。

では次に日本株も見ていきましょう。

【日本株】日経平均は3営業日ぶり反落。一時1,300円超の急落も買い直し

今日の日経平均は反落してスタートしました。

原油が反発したこと、そして「イランが協議停止」との報道が伝わったことで少し警戒感がありました。

日経平均が直近2日で2,200円を超す上昇を記録していた反動から利益確定売りが出やすく、売り先行後は下げ幅を広げて一時65,500円台まで急落。

しかし、後場以降は先物主導の買い戻しが広がり、大引けにかけて下げ幅を大幅に縮小して取引を終えています。

日経平均は最終的に200円安の66,734円で反落して引けました。TOPIXは16ポイント安の3,924、グロース250が11ポイント安の771と続落しました。

今日は原油が上昇したことからINPEX(1605)などの鉱業セクターが上昇。

他にもソフトバンクG(9984)やキオクシアHD(285A)などが上昇、エヌビディアの新型チップ発表が追い風になりました。アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)は米国のハイテク株の利益確定売りの流れから大きく売られたものの、後場になってプラス圏へ急浮上。日経平均を下支えしました。

グロース250指数は-1.52%と続落しており、中小型株への資金シフトはまだ見られていません。

さて、連日で最高値を更新していた日経平均ですが、中東情勢の不透明感などが意識されたことで反落となりました。また明日ですが、16時からキオクシアのイベントもあるようです。

それでは、明日もいい波乗っていきましょう!