【6/1相場まとめ】日米相場リスクオン!日経平均は最高値更新、週末の米国株も3指数続伸。

コラム

From:向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今日から6月相場がスタートですね。

直近の3ヶ月を振り返ると、3月急落も4月5月と急騰。「セルインメイ=5月に株を売れ」という話はどこにいったのか?と言えるほど強い相場になりましたね。

今日から6月ということで、いつもの第1週目は重要な経済指標が出てきます。まずは半導体大手のブロードコム決算も注目ですし、金曜は雇用統計ですね。

今週の日本マーケットも続伸で始まりました。まさにAI相場と言える展開で、果たして今月も続伸相場が続くのでしょうか?それとも、「荒れる6月」になるのでしょうか?今月もいい波乗っていきましょうね。

では、今日の相場を振り返ります。

【米国株】決算ハイテク株の躍進とトランプ発言が相場をけん引

先週はいくつか注目の決算がありました。

それがデルやネットアップですが、好調な決算発表からハイテク関連株を中心に買いが入り、相場は堅調な展開となりました。

買い優勢の地合いが続く中、トランプ大統領が「イランとの和平協議について、最終決定のための会合をすぐに開く」と発言したことが材料視され、もう一段の株高につながりました。

一方で、イラン側からは合意に対して慎重な発言も見られたため、上昇一服後はもみ合いに。

しかし、終盤までハイテク関連の底堅い地合いが続いたことで、ダウは5万1000ドル台を維持して引けました。

AIサーバー需要を背景に通期の業績予想を上方修正したデル(DELL)が+32.76%と大幅高。同じく強い決算を発表したデータストレージのネットアップ(NTAP)も+22.39%と急伸。この流れを受けて、スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)が+11.60%、HPが+8.12%と連れ高しています。

マイクロソフト(MSFT)が+5.45%と大幅に上昇し指数を支えた一方、その他の主力ハイテク株には売りが出ました。エヌビディア(NVDA)が-1.45%、アマゾン(AMZN)が-1.23%で取引を終えています。

セールスフォース(CRM)が+8.47%、IBMも大きく買われました。一方で、小売大手のウォルマート(WMT)は-2.65%と軟調。アパレル関連では決算が嫌気されたギャップ(GAP)が-15.40%、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)が-11.83%と売られました。

週末の米国株は主要3指数は揃って続伸し、いずれも史上最高値を更新しています。しかし、小型株で構成されるラッセル2000は-0.59%と反落。資金の向かう先が大型株中心なのは、日本も米国も同じ展開です。

では、次に今日の日本株を見ていきましょう。

【日本株】日経平均は連日の史上最高値更新!

米国株の強い流れから、今日の日本市場も買い優勢で始まりました。

地政学リスクの後退、AI関連投資の拡大など、これらのポジティブ材料から半導体・AI関連株を中心に買いが先行。

また、ソフトバンクGがフランスで約14兆円規模のAI向けデータセンター整備を発表。米国の国家プロジェクト「ジェネシス・ミッション」に日本政府が参画するとの報道も。これらが関連セクターへの材料にもなりました。

日経平均は小幅続伸スタートし、取引時間中に初めて67,000円台を更新。前場中頃には一時67,231円まで上げました。その後は利益確定売りに押されつつも、終日67,000円を挟む展開に。

ただ、プライム市場の値下がり銘柄数は7割を超えておりTOPIXは下落。日経平均は最終的に604円高の66,934円で引けました。売買代金は11兆9152億円でした。

指数が大幅続伸した一方でプライム市場の騰落銘柄数は値下がりが1100を超え、全体の7割超を占める結果に。一部の銘柄が相場を押し上げる流れは変わりません。

情報通信、金属製品、サービス、ガラス土石など7業種が上昇した半面、インフレ懸念を背景とした国内景気への警戒感から内需関連株が売られています。鉱業、輸送用機器、医薬品、建設など26業種が下落。物色の広がりも電子部品株で止まった印象もあります。

14兆円投資が伝わったソフトバンクGのほか、キオクシアHD、村田製作所、東京エレクトロンが堅調。一方でファストリ、アドバンテスト、イビデンなどは下落。

そして、大型株への資金集中に押される形でグロース250が「-4.25%」と大幅な下落を記録しました。

日経平均は連日で史上最高値を更新し、上値追いの力強い相場が続いています。日経平均のみがプラス圏を維持する一方で、TOPIX、グロース250は軒並み右肩下がりの陰線です。

流動性がきわめて偏っているのが分かりますが、大型材料に伴うテック株の資金流入と、7割超の銘柄が値下がりしている市場の強弱バランスはしっかりと見ておきたいですね。

一部の賑わいで日経平均だけが上昇する相場はどこまで続くのか?祭りが続いている間は、素直に流れに乗っていきましょう。

では、明日もいい波乗っていきましょう!