【6/10相場まとめ】中東情勢の悪化でハイテク株下落。日経平均も大きく反落。今夜はCPIに注目!

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今日の相場も反落となり、今週に入って重い相場が続いています。

と言ってもこれは準備できたことで、さすがにここまでイベントが続く中で買い上がることは考えにくく、SNSやメンバーシップで解説してきました。

私も売りポジション多めで、あまりガチャガチャせずに静観していますが、今夜はいよいよ米国のCPI発表です。インフレがどこまで進んでいるのか?世界が注目するイベントです。

今夜も21時からライブ放送です。
https://youtube.com/live/2nVUiodGQ0k?feature=share

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】米CPIを前に半導体セクターが失速しナスダックは落幅拡大

昨日は再び中東情勢が悪化しました。

米軍のヘリコプターがオマーン沖でイランにより撃墜されたことを米国軍が発表。原油はまだ動いてないですが、ここから悪化が進むと原油が反応するかもしれません。

ダウ平均は28ドル高の50,814ドルでスタート。寄付き直後は上昇しましたが、そのあとは下げて、一時574ドル安まで下落しました。

上下に激しく往って来いとなる相場で、最終的には買い戻されて小幅高で取引を終えています。S&P500は9ポイント安の7,386、ナスダックは250ポイント安の25,678とどちらも失速。小型株のラッセルは11ポイント高の2,867と続伸しました。

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そして、マーケットが見ているのは今夜のCPI(消費者物価指数)です。原油価格の上昇から高止まりが見込まれており、先週の米雇用統計に続いてインフレ加速が見られます。これが最高値圏からの利益確定売りを誘発しました。

半導体をはじめとするIT・ハイテク株、および原油価格の下落に伴うエネルギーセクターが軟調となった一方、不動産、ヘルスケア、素材などのセクターへ資金が流入するローテーションの動きがダウ平均を下支えしました。

次世代データセンターインフラのアプライド・デジタル(APLD)は、米国のAIハイパースケーラー企業との長期契約締結が好感されて上昇しました。また、5月のベッティング取引額の拡大を公表したドラフトキングス(DKNG)や、アボカドの供給正常化による利益率回復を説明したミッション・プロデュース(AVO)が買われています。

化学のダウ(DOW)は、中東の緊張緩和に伴う原油安からセクター全体に売りが波及しました。

チャート見ても、NASDAQ100(-1.12%)、NYSE FANG+(-1.32%)、そして半導体指数(SOX、-1.93%)は、寄り付き直後の高値から引けにかけて右肩下がりの陰線で引けています。

朝の段階で日経平均先物は下げており、昨日から1,000円ほど下がって始まりました。

【日本株】日経平均は1,237円安と大幅反落へ

米国株が下げた流れから、今日の日本市場でも朝方から売りが先行する展開となりました。

上値を買い上がる動きも弱く、前場が終わって735円安。後場は下げ幅を拡大していきます。14時頃には今日の安値をつけて、そのまま最終的に1,237円安の64,179円で大引けとなりました。

一時64,000円の大台を割り込む場面もありましたが、なんとか64,000円台はキープしています。TOPIXは48ポイント安の3,847と続落、グロース250も18ポイント安の722と続落しています。

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プライム市場全体の騰落数は、値上がり銘柄数が53%、値下がり銘柄数が44%となりました。

市場の半数以上の銘柄が上昇したものの、日経平均への影響度が大きいハイテク株が急落したことで指数全体が大きく押し下げられています。

今日はソフトバンクG(9984)が1銘柄で日経平均を約472円押し下げ、値下がり寄与度のトップとなりました。これに続き、アドバンテスト(6857)が急落したほか、キオクシアHD(285A)、TDK(6762)、村田製作所(6981)、イビデン(4062)、太陽誘電(6976)などの半導体・電子部品関連株が軒並み売られました。

業種別では、非鉄金属、その他製品、海運業などが下落率の上位を占めています。一方で、東京エレクトロン(8035)が単独で指数を約192円押し上げたほか、ファーストリテイリング(9983)、リクルートHD(6098)、中外製薬(4519)、スクリーンHD(7735)などは堅調でした。

日経平均、TOPIX、グロース250ともに、前場から後場中盤にかけて段階的に下値を切り下げる右肩下がりの陰線です。プライム市場の売買代金は11兆3,336億円と、直近の平均水準を上回る大商いとなったのはポジティブです。

しかし、マクロの地政学ヘッドラインから売り優勢となりました。直近の急激な上昇に対する反動調整の動きが明確に出ており、各指数は一時的に上値を抑えられる形ですね。

今夜の米CPIの結果、および中東の報道次第でここからの動きが見えてくるでしょう。まずは今夜のCPIに注目です。では、明日もいい波乗っていきましょう!