【6/12相場まとめ】イラン戦争終結の期待で反発!米国3指数とも上昇。日経平均も大幅続伸!

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今週の相場が終わりました。

昨日はトランプ大統領がイランに対する軍事攻撃を中止にして、さらに和平の合意が近いと自身のSNSにポスト。これによって原油が下がり、米国が大きく反発。日経平均も反発となりました。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ダウ平均は929ドル高と猛烈に急反発

トランプ大統領が「今夜イランを非常に激しく攻撃する」とSNSへ投稿したものの、その後攻撃中止を発表。

終盤には「イランが核兵器を持たないことで合意がまとまった、週末にも欧州で副大統領が署名しホルムズ海峡は再開される」とも言及。

イランは否定していますが、前日の弱気ムードを一気に吹き飛ばすきっかけになり、強い買い戻しが入りました。

ダウ平均は53ドル高の49,972ドルでスタート。これがこの日の安値となり、そのあとは上昇しました。

また、12日にナスダック上場(ティッカー:SPCX)を控えるスペースXの公開価格が1株135ドルに決定。調達額は約750億ドル、企業価値は最大1.8兆ドルに達する史上最大規模のIPOです。

個人投資家から1000億ドル超の応募が集まったとの報道もあり、需給イベントとして市場の関心を集めました。

最終的にダウ平均は929ドル高の50,848ドルで大引け。S&P500は127ポイント高の7,394、ナスダックは640ポイント高の25,809で引けています。

前日まで売りに押されていた半導体株は、地政学リスク後退の報道をきっかけに一転。強い買い戻しが入りました。

アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を135ドルに増額したインテル(INTC)が3日ぶりに反発、他にも主要銘柄が軒並み上昇しました。

売上見通しを上方修正したAI搭載ソフトウェアのナバン(NAVN)や、通期見通しの上方修正とFCF黒字維持を発表したスティッチ・フィックス(SFIX)が決算を受けて大幅高。

好決算ながら設備投資額が予想を上回り、AIインフラ事業の収益性懸念が意識されたオラクル(ORCL)が下落。マイクロソフト(MSFT)も、Xbox部門での大規模な人員削減計画が伝わり下落しました。

主要指数は中盤まで前日終値近辺でのもみ合いを続けていましたが、トランプ発言から反発。半導体指数(SOX)は「+7.91%」、ナスダック100は「+3.29%」、NYSE FANG+は「+2.70%」と、ハイテク・グロース株の足元でのショートカバーが目立ちます。

夜間の日経先物も2,000円ほど上昇し、今日の日本市場がオープンしました。では次に日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は1,802円高。半導体株が反発。

強かった米国株の流れがそのまま日本市場にも波及し、今日も買い先行で始まりました。

寄り付きから950円超高と大幅に続伸してスタート。その後も先物買いが流入したことで寄与度の大きい値がさ株が上げ幅を拡大。前場中盤以降は6万6000円台を回復して終日堅調な地合いが続きました。

日経平均は一時2,800円を超え、特に半導体やAI関連株が買われました。また、キオクシアが上昇し、トヨタ自動車を抜いて時価総額トップへ。

14時半頃から少しずつ上値が重くなりましたが、日経平均は最終的に1,802円高の66,020円で大引け。TOPIXも51ポイント高の3,881、グロース250は1ポイント高の724で引けました。

今日は東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)、スクリーンHD(7735)など、半導体関連株が軒並み急騰。

ソフトバンクグループ(9984)やファーストリテイリング(9983)などの主力大型株も揃って上昇しました。日経平均を大きく押し上げ、業種別では非鉄金属、機械、鉄鋼などが上昇率の上位へ。

プライム市場全体の騰落数は、値上がり銘柄数が61.6%で、過半数の銘柄に買いが波及。一方で、値下がり銘柄数も35.5%あります。売買代金は12兆7,697億円。

リクルートHD(6098)、太陽誘電(6976)、ベイカレント(6532)、トレンドマイクロ(4704)、富士通(6702)、ソニーグループ(6758)などのIT・サービス・電子部品の一部は売られました。

日経平均、TOPIX、ともに朝方の窓開け急騰後も高値圏をキープ、大引けにかけて一段高になりました。ちょっと嬉しいサプライズになり、トランプ砲と言ってもいいかもしれません。

ただ、気になるのはイラン側はまだ正式に終結に至っておらずです。すでに40回近く「戦争終結」を口にしているトランプですが、果たして今回は本当に終結となるのでしょうか?来週の相場にも注目です。

では、来週もいい波乗っていきましょう!