【6/19相場まとめ】日経平均は連日で高値更新!米国株も続伸も、イラン情勢に暗雲か?

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今週の相場も終わりました。

また少しずつ暑い季節になってきたので、軽井沢に行ってました。夏シーズンは毎月行ってまして、5度〜10度くらい気温が低く、湿気もないので過ごしやすいですね。

マーケットは続伸で、SNSにはポストしていましたが、ハイテク買いの原油売りで利益が伸びていくモードですね。今週は日米の会合があり、どちらもタカ(本来は株安)でしたが、中東情勢の終結への期待が勝って続伸に。

いい流れで6月後半戦の相場に入っていきますね。では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】主要指数が反発、ナスダックは1.9%高の大幅伸長。

トランプ大統領がパリ近郊のベルサイユ宮殿でイランとの暫定合意に正式署名。

これを受けて原油価格が本日も急落し、市場が懸念していた「史上最大の原油供給ショック」の懸念にブレーキとなりました。

米国のインフレが懸念される中、昨日は米国債利回りが低下。これによってリバウンド買いが入り、前日の急落から一転してハイテク株を中心に力強い買い戻しが広がりました。

ダウ平均は79ドル高の51,571ドルでスタート。寄付き直後から上昇し、一時は52,000ドルまで接近。以降はレンジになりましたが、最終的に72ドル高の51,564ドルまで上げました。

S&P500は80ポイント高の7,500、ナスダックは496ポイント高の26,517と、こちらも3日ぶりに反発しています。

トランプ大統領が「米国産半導体の設計と生産でインテルとアップルが協力する」と言及したことを最大の材料に、インテル(INTC)が急騰。過去最高値を更新しました。

アマゾン(AMZN)は「自社開発のAI半導体を他社のデータセンター向けに販売する協議を進めている」との報道が好感されて上昇しています。

全身スキャナーの開発状況に関する発表を好感された超音波システムのバタフライ・ネットワーク(BFLY)が50%超の高騰。

モデルナ(MRNA)はインフルエンザワクチンの承認推奨を受けて上昇。目標株価が大幅に引き上げられたカーマックス(KMX)や、好決算のスミス&ウェッソン(SWBI)も大幅高となりました。

また、受注減少が嫌気されたITコンサルのアクセンチュア(ACN)が大幅安。ファイザー(PFE)はCFOの退任発表が嫌気され売られています。

ここ最近の米国株は、「スペースXのIPO」「タカ派FOMC」「中東暫定合意」という3つのポイントから相場が動いています。イベント通過によるネガティブな空気感は一掃された感もありますね。

では次に日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は驚異の7日続伸も大引けにかけて激しい乱高下

米国株ではSOX半導体が続伸したことで、日本市場も大幅高でスタートしました。

朝方には一時900円近く上昇し、7万2000円の大台に迫る買い戻しが先行。しかし後場に入ると一転して売りが膨らみます。

日経平均は一時マイナス圏へ沈没、下げ幅は500円を超えました。高値からだと1,400円以上の急落。

何があったのか?「バンス米副大統領がスイス訪問を中止した」と報じられたことで、中東調停への不透明感が再燃。これに連騰の反動による利益確定売りも加わりました。

ただ今晩の米国市場が祝日で休場となるなか、大引けにかけて再び強烈な買いが流入。辛うじてプラス圏を奪還して7日続伸を達成しました。

最終的に日経平均は196円高の71,250円と史上最高値を更新。TOPIXは23ポイント安の4,044、グロース250は20ポイント安の695と反落しています。

今日の主役は連結純利益を増額修正したフジクラ(5803)です。これが強烈なサプライズとなりストップ高まで急伸。この流れから古河電気工業(5801)もストップ高、住友電気工業(5802)も高騰しました。非鉄金属は上昇率第1位セクターとなっています。

指数押し上げの上位にはアドバンテスト(6857)やキオクシアHD(285A)、ルネサス(6723)が入った一方、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)、イビデン(4062)、ソフトバンクG(9984)、太陽誘電(6976)などは利益確定売りに押されて下落。ファストリ(9983)も重いですね。

プライム市場全体の33業種中、上昇したのはわずか6業種。値下がり銘柄数が圧倒的に多く、銀行や精密機器、海運などが下げました。さらにグロース250が-2.90%と大きく値を崩しています。

寄与度の高い一部の値がさ電線・半導体株だけで日経平均の「頭」だけを引っ張り上げた相場でした。

今日を振り返ると、日経平均は前場の高値保ち合いから、13時以降のバンス副大統領のヘッドラインによって急落。かし引け間際に窓を埋める形で買い戻されています。プライムの売買代金は14兆609億円と驚異的な売買高ですね。

日足ベースでは驚異の7日続伸、かつ終値で初の「7万1000円台」で最高値を更新。今夜の米休場を挟んで、ホルムズ海峡の動きに注目したいですね。

では、来週もいい波乗っていきましょう!