
向川|認定テクニカルアナリストMFTA®
ここへきて再び中東情勢が悪化しています。それに比例するように原油も上昇。80ドルまで戻ってきました。

今日の日本市場もどうなることやらでしたが、後場から少し持ち直しましたね。
今は原油の動き、そして韓国マーケットの動きを見ておく局面です。Xにはポストしましたが、韓国では120万件の個人口座が凍結しているみたいで、30万件以上が強制決済となったようです。
韓国の指数(日経平均みたいな)が9%下落したので、今の日経の水準だと1日で6,000円以上の下落です。追証祭りで大騒ぎになるレベルですね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】主要指数はそろって反落、ナスダックは1.5%超の下落。
昨日の相場は「中東リスクの再燃によるトリプル安」といった内容でした。
トランプ大統領がSNSで「イラン封鎖を復活させる」と言及。さらにホルムズ海峡の治安確保のコストとして20%の払い戻しを求めるとポスト。
これによって楽観視されていた地政学リスクが再び動き出しました。原油価格の上昇、米国債利回りの上昇、そして株安が同時に進行です。
また、今週からネットフリックス(NFLX)や大手銀行などの決算が始まります。市場の期待値が非常に高いことから決算を前にポジション調整も見られました。
マーケットも序盤は良かったですが、徐々に失速。ダウ平均は138ドル安の52,498ドルで引けています。S&P500は60ポイント安の7,515、ナスダックは408ポイント安の25,873と4日ぶりの反落となりました。

先週ナスダックにADR上場し好発進したSKハイニックス(SKHYV)も反落しました。これも韓国株を押し下げる要因に。AI需要の大部分がすでに株価に織り込まれており、高い業績ハードルを前に利益確定売りが先行しました。
昨日はバイオ医薬品のアジェナス(AGEN)が急騰。地銀のトライコー・バンクシェアーズ(TCBK)や身売り検討が報じられた医療機器のコンメド(CNMD)が大幅高となりました。
昨日は指数すべてが寄り付き直後の高値を天井に、右肩下がりに下値を切り下げています。特に値がさ半導体・メガテックのウェイトが高いNASDAQ100(-1.88%)の下落が目立ちました。
では、次は日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均は下落から反発上昇へ!
米国のハイテク株が下がったことで、日本市場でも寄り付きから値がさ半導体株や電線株を中心に売りが先行しました。
しかし、後場に入ると韓国総合(KOSPI)が持ち直します。さらに原油価格の上昇が一服したことが下支え要因となり、反発を狙った押し目買いが活発に。
下げ幅を急速に縮小してプラス圏に浮上すると、大引けにかけて一段高となりました。
結局、最高値圏で取引終了となり、日経平均は500円高の67,743円高で大引け。TOPIXは31ポイント高の4,038、グロース250は4ポイント高の721で引けました。

今日はアドバンテスト(6857)や信越化学工業(4063)、TDK(6762)、レーザーテック(6920)などの主力半導体が後場から買い戻されて上昇。
リクルートHD(6098)、KDDI(9433)、ソニーグループ(6758)、中外製薬(4519)、東京海上(8766)、三井物産(8031)など幅広いセクターの主力株が買われて指数を押し上げました。業種別では鉱業、海運、化学などが上昇率の上位に。
一方、ファーストリテイリング(9983)や東京エレクトロン(8035)が下落しました。直近まで急ピッチな上昇を見せていたフジクラ(5803)や住友電気工業(5802)といった電線株、ファナック(6954)、イビデン(4062)、村田製作所(6981)などが軟調です。業種別では非鉄金属、機械、ガラス土石などが下落。
プライム市場全体の騰落数は値上がり銘柄数が76.0%に達し、値下がりは20.9%に留まりました。
一部の値がさ株が指数の上値を抑えたものの、地合いの実態としては約4分の3の銘柄が上昇、結果として強い地合いとなりました。
今日は指数すべてが前場11時前に日中安値をつけた後、後場にかけてほぼ一直線に右肩上がりとなりました。売買代金は10兆7,628億円と本日も10兆円超の活発な商いをがっちりキープしています。
中東情勢の先行き不明感、そして15日に予定されているオランダの半導体大手ASMLの決算など注目イベントが続きます。半導体セクターの動きに注目ですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!


