稼ぐ投資家がトレード前に考えてること。

コラム

From:向川a.k.aチャートの向こう側
自宅のトレードルームより

今日の日経平均の下落、そして米国株の下落は、以前から私の発信をご覧の方であれば予測できたと思います。(いい波乗れてますか?)

現在私は5銘柄保有しており、そのうち1銘柄は今日時点で25%ほど含み益が出ています。(トータルで見ても今月は月利20%ほど利益とれてます。)

トレード期間は10日ほど持ち越しで、まだ下がると思っているのでもうしばらく放置しています。

さて、ここ最近コラムを書き始めたのですが、普段のニュースレターよりも見られる数も多いので、今日も大事なこと書いていきます。

稼ぐ投資家が考えていること

これは株トレーダーでも、FXでも仮想通貨でも同じです。私は株以外もトレードしますが、基本的な考え方は変わりません。

まず原則として、

・中長期の”順張り”視点を持ち、
・短期では”逆張り”視点を持つ。

です。これが理解できるとトレードの精度が上がります。

中長期で順張りというのは、今値上がりしていて、さらにそれが伸びていく地合いであれば、素直にそれに乗っていくということです。

しかし、だからと言って値上がりしている銘柄に飛び乗りするようなことはしません。なぜなら、高値掴みをする可能性が高いからです。ですので、短期では逆張りで考えます。

つまり、チャートが上昇している時は、素直に上昇の流れに乗ることを考えます。そしてチャートが下落している時も、素直に下落で利益を出すことを考えます。でもここで「まだあがるだろうな」「まだ下がるだろうな」と考えて、無闇にエントリーすると損が出やすいです。

ではどこでエントリーするか?それが短期目線での逆張りです。

逆張りは悪?

この質問もよくいただくのですが、逆張りは悪で、やってはいけない、みたいなことがよく株の本には書かれています。しかしそれは半分間違いです。

人間がジャンプする時も、低く屈んだ方が高く飛べますよね。高く飛ぶ前にはできるだけ屈んで、力を蓄える必要があります。そして膝をバネのようにして、グッと力を入れて高く飛びます。

株でも同じで、高く上昇していく波に乗るためには、その前の”屈む”状態があります。それがトレードでは”逆張り”にあたります。

でも多くの方が逆張りで失敗するのは、冒頭で解説した「中長期で順張り」の視点がないからです。

つまり、今相場が上がっているのか下がっているのかが明確ではなく、ただ目先の下落を見て、「そろそろ止まるだろう」と判断します。

そしてエイヤ!でエントリーするので、ずるずると下がっていく・・ということになるんですね。

エントリー前にイメージできているか?

株は技術です。

ですので、相場がこうなったらこうなる、だからこうする、という戦略を立てて、日々の流れに合わしていく必要があります。(それができない、分からない、ということであれば、まだ投資を始める段階ではなくまず勉強するところからです)

そして、その予想通りになればエントリーしますし、予想外の流れになったらスルーします。

私たちはファンドマネージャーではないので、毎月これだけの利益を出さないとダメという決まりはありません。なので勝てるポイントだけトレードするのが正解です。

私の場合、日々相場を見ていますが、何を見ているかというと「相場の流れ」です。大局観と言ってもいいでしょう。

今相場がどっちに向かっているのか?

まずここを明確に理解しましょう。そしてこれは日々私が発信している情報を見てもらうと、少しずつわかってくると思います。

そして今が上昇中なのか、下落中なのかを見て、中長期ではその流れに順張りで乗っていくイメージを持ち、しかし仕掛ける時は逆張りで、グッと屈んだところで波に乗っていく。

私はシンプルにこれを繰り返しています。展開がよく分からないところではじっと耐えています。株でなかなか勝率が安定しない方は、ぜひこの考え方を取り入れてみてください。きっと勝率が上がるはずです。

それではまた!