編集部の野々村です。
今月もお疲れさまでした。
早いもので明日からは
11月になりますね。
今日の日銀会合をうけて
日本株は反発しました。
ちょうど世間はハロウィンで、
株の世界では「ハロウィンは買い」
とも言われます。
そしてこちらの画像のように
過去をみても11月は自社株買いが
多い季節でもあります。
今年も残り2ヶ月。
本格的な秋相場を期待したいところです。
さて、では昨日の米国株から
振り返っていきましょう。
昨日はダウ、ナスダック、
S&Pそろって上昇しました。
売られすぎからの反発、
そして中東危機が
やや緩和で買い戻しもあり、
ただ、気になるは
SOX半導体指数は下落です。
その影響をうけてか、
今日は日本市場も半導体が弱い展開に。
日本株は2円安でスタートも
前場は大きな動きなしでした。
というのも今日のお昼に
日銀会合があったからですね。
今日の日経平均は
+0.53%の30,858円でした。
TOPIXは+1.01%の2,253円、
マザーズは+1.16%の648円でした。
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日銀会合ざくっと解説。
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今日のこのニュースは
少し難しいかもしれませんので、
ざくっと要点を解説します。
まず、日銀は物価の安定をはかるため、
金利を上げ下げして市場をコントロールしています。
そして日本はずっと低金利で
金融緩和を続けてきました。
もっとも重要な
10年債の金利を0%程度で
「±0.5%がメドで1%は超えない」
ようにコントロールしていたんですね。
それが今回の会合で、
「上限は1.0%をめど」
とするとなりました。
つまり、1.0%死守ではなく
1.0%を上回ることも容認したのです。
これによって日本の金利は
もう一段階、上に行く流れが強まりました。
そうなったことで恩恵を
受けるのは銀行株などですね。
銀行の収益は金利です。
その結果が今日の銀行セクター、
そして保険セクターの高騰に繋がりました。
また、物価見通しは
23年度・24年度と上方修正です。
(3年連続で目標達成)
私たちも日々の生活の中で
物価高を感じることも多いですよね。
ただこの物価上昇は、
円安と資源コストの高騰によるもの。
実質的な物価上昇ではありません。
日銀が考えているのは、
需要がふえて業績が伸び、
給料として反映することです。
今、数字だけ見ると
目標としていた2%の物価高は達成しました。
しかし、実態が追い付いてないので、
引き続き金融緩和は続けると。
ただ無限に続けるのではなく、
金利の上昇を1%上限としてたものを
「メド」に変えますよ、ということです。
大企業の賃上げは少しずつ達成しています。
これがもっと広がっていき、
大企業だけでなく中小企業にも
波及するのが理想のかたちですね。
そして明日からは米国FOMCです。
ここでも出てくるのは「金利」で、
米国は利上げスキップが濃厚です。
またこちらも情報が出てきたら
ニュースレターで解説してまいります。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 保険2位: 水産農林3位: 食料品
【値下がり】
1位: 海運2位: 電気機器3位: 電機ガス
今日は東証33業種中
30業種が上昇しました。
プライム市場の値上がり銘柄は
全体の85%、値下がり銘柄は13%でした。
今日は全体的に強い相場でしたが、
特にこのあたりの銘柄が上昇しました。
リケンテクノス(4220):
業績好調で高騰。ストップ高。
明電舎(6508):
急反騰して年初来高値を更新。業績好調。
ストライク(6196):
業績好調で高騰。
アンリツ(6754):
業績好調で高騰。ストップ高。
それぞれ好決算をうけて
動き出した銘柄です。
日経平均の寄与トップはKDDI、
次はファストリでした。
その他の個別株を見ると、
日本新薬、東洋水産、エフピコ、
東洋水産など上昇です。
大王製紙、ローソン、カプコン、
三菱東京UFJなども強かったです。
弱かったのは商船三井など海運株です。
レーザーテック、アドバンテストなど
半導体の一角も売られました。
今週は引き続きイベントがあります。
11/1:米FOMC
11/3:雇用統計
先月と同様に、
今月も金曜日の雇用統計は
向川先生のLIVEも予定しています。
TIKTOKでLIVE配信しますので
ぜひご参加くださいませ。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:リケンテクノ(4220)+21.25%
2位:明電舎(6508)+16.30%
3位:ストライク(6196)+15.59%
4位:アンリツ(6754)+15.47%
5位:日本新薬(4516)+14.51%
・値下がりランキング
1位:マクニカHD(3132)-15.14%
2位:山九(9065)-11.00%
3位:ポーラHD(4927)-8.99%
4位:パナHD(6752)-8.91%
5位:山洋電(6516)-8.88%
・ストップ高(一時的なものを含む)
リケンテクノ(4220)+21.25%
アンリツ(6754)+15.47%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:KDDI(9433)-13.19
2位:テルモ(4543)-11.99
3位:ファストリ(9983)-11.99
4位:ダイキン(6367)-1.099
5位:中外薬(4519)-10.79