【10/31】日本株は反発!日銀会合で株価上昇。重要イベント続く。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今月もお疲れさまでした。

早いもので明日からは
11月になりますね。

今日の日銀会合をうけて
日本株は反発しました。

ちょうど世間はハロウィンで、
株の世界では「ハロウィンは買い」
とも言われます。

そしてこちらの画像のように
過去をみても11月は自社株買いが
多い季節でもあります。

今年も残り2ヶ月。
本格的な秋相場を期待したいところです。

さて、では昨日の米国株から
振り返っていきましょう。

昨日はダウ、ナスダック、
S&Pそろって上昇しました。

売られすぎからの反発、
そして中東危機が
やや緩和で買い戻しもあり、

ただ、気になるは
SOX半導体指数は下落です。

その影響をうけてか、
今日は日本市場も半導体が弱い展開に。

日本株は2円安でスタートも
前場は大きな動きなしでした。

というのも今日のお昼に
日銀会合があったからですね。

今日の日経平均は
+0.53%の30,858円でした。

TOPIXは+1.01%の2,253円、
マザーズは+1.16%の648円でした。

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日銀会合ざくっと解説。
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今日のこのニュースは
少し難しいかもしれませんので、
ざくっと要点を解説します。

まず、日銀は物価の安定をはかるため、
金利を上げ下げして市場をコントロールしています。

そして日本はずっと低金利で
金融緩和を続けてきました。

もっとも重要な
10年債の金利を0%程度で

「±0.5%がメドで1%は超えない」

ようにコントロールしていたんですね。

それが今回の会合で、

「上限は1.0%をめど」

とするとなりました。

つまり、1.0%死守ではなく
1.0%を上回ることも容認したのです。

これによって日本の金利は
もう一段階、上に行く流れが強まりました。

そうなったことで恩恵を
受けるのは銀行株などですね。

銀行の収益は金利です。

その結果が今日の銀行セクター、
そして保険セクターの高騰に繋がりました。

また、物価見通しは
23年度・24年度と上方修正です。
(3年連続で目標達成)

私たちも日々の生活の中で
物価高を感じることも多いですよね。

ただこの物価上昇は、
円安と資源コストの高騰によるもの。

実質的な物価上昇ではありません。

日銀が考えているのは、
需要がふえて業績が伸び、
給料として反映することです。

今、数字だけ見ると
目標としていた2%の物価高は達成しました。

しかし、実態が追い付いてないので、
引き続き金融緩和は続けると。

ただ無限に続けるのではなく、
金利の上昇を1%上限としてたものを
「メド」に変えますよ、ということです。

大企業の賃上げは少しずつ達成しています。

これがもっと広がっていき、
大企業だけでなく中小企業にも
波及するのが理想のかたちですね。

そして明日からは米国FOMCです。

ここでも出てくるのは「金利」で、
米国は利上げスキップが濃厚です。

またこちらも情報が出てきたら
ニュースレターで解説してまいります。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 保険2位: 水産農林3位: 食料品

【値下がり】
1位: 海運2位: 電気機器3位: 電機ガス

今日は東証33業種中
30業種が上昇しました。

プライム市場の値上がり銘柄は
全体の85%、値下がり銘柄は13%でした。

今日は全体的に強い相場でしたが、
特にこのあたりの銘柄が上昇しました。

リケンテクノス(4220):
業績好調で高騰。ストップ高。

明電舎(6508):
急反騰して年初来高値を更新。業績好調。

ストライク(6196):
業績好調で高騰。

アンリツ(6754):
業績好調で高騰。ストップ高。

それぞれ好決算をうけて
動き出した銘柄です。

日経平均の寄与トップはKDDI、
次はファストリでした。

その他の個別株を見ると、
日本新薬、東洋水産、エフピコ、
東洋水産など上昇です。

大王製紙、ローソン、カプコン、
三菱東京UFJなども強かったです。

弱かったのは商船三井など海運株です。

レーザーテック、アドバンテストなど
半導体の一角も売られました。

今週は引き続きイベントがあります。

11/1:米FOMC
11/3:雇用統計

先月と同様に、
今月も金曜日の雇用統計は
向川先生のLIVEも予定しています。

TIKTOKでLIVE配信しますので
ぜひご参加くださいませ。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:リケンテクノ(4220)+21.25%
2位:明電舎(6508)+16.30%
3位:ストライク(6196)+15.59%
4位:アンリツ(6754)+15.47%
5位:日本新薬(4516)+14.51%

・値下がりランキング

1位:マクニカHD(3132)-15.14%
2位:山九(9065)-11.00%
3位:ポーラHD(4927)-8.99%
4位:パナHD(6752)-8.91%
5位:山洋電(6516)-8.88%

・ストップ高(一時的なものを含む)

リケンテクノ(4220)+21.25%
アンリツ(6754)+15.47%

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:KDDI(9433)-13.19
2位:テルモ(4543)-11.99
3位:ファストリ(9983)-11.99
4位:ダイキン(6367)-1.099
5位:中外薬(4519)-10.79