From向川a.k.aチャートの向こう側
沖縄のホテルより
今週いっぱいまで沖縄に滞在してます。
最近は体を大きくするために運動もしてまして、週一でパーソナルジムに行ってますが、旅をしていても体を動かしておかないと次にジムに行った時にきついので、朝からランニングしてきました。
で、今週の米国株はこんな形。
金曜はちょっと下げましたが、全体的に緑。原油は下がりぎみで、金利も下落傾向にあります。詳しくは今週のWAVYで解説します。
さて、今日のコラムでは「ファンダメンタルとテクニカル」について書こうと思います。(メールかDMでリクエスト募集してます)
ファンダメンタルとテクニカルのザクっと解説
もしファンダメンタルという言葉を聞いたことがなければ、この際に覚えておきましょう。
少し大きい視点から言えば、金利や為替の動向、金融政策や雇用、経済指標などから相場を分析することを言います。
また、個別株で見れば、売上や利益、利益率、成長率、またはPER(割高か割安か)やEPS(1株あたりの儲け)などから分析することですね。
一方でテクニカルとは、チャートやローソク足、移動平均線などを使って相場を分析することを言います。
どっちも大事なもので、人によってどちらを重視するかは違いますが、株をやる上で欠かせないものです。
ぶっちゃけた話、どっちがいいの?
どちらも正解と書きましたが、私の場合は「ファンダ1:テクニカル9」くらいの感覚です。これには理由があります。
私の場合、トレードする時間軸が短いです。スイングトレードが私の手法なので、基本的には2〜3日から1週間、長くても2週間くらいしか持ちません。
なので、ファンダ的な視点から、来年の売上が上がってるとか、利益が増えてるとかはあまり意味がないんですね。
むしろ売上が減少して株価がどんどん下がっていてもOK。明日から来週くらいにかけて下落するなら、その波に乗って利益を取れるので、ファンダメンタルよりもテクニカルを重視するのです。
短期売買にファンダメンタルは不要?
ただ、ファンダメンタルが全く不要とも思いません。企業の決算が出るときは基本的に株を売買しませんし、持っていても基本は決済してしまいます。
米国のFOMC、そして毎月第一金曜の雇用統計なども同じで、これらのファンダ的なイベントの内容次第では金利や為替が動きます。
世界のお金の流れは「金利→為替→株」ですから、株は最も最後で後出しジャンケンができます。これが私が株をメインに投資してる理由です。
しかし最初に動き出す金利は、バイデン大統領やFRBのパウエル議長、日銀の植田総裁など、世界の要人が何を言ってくるかで結果が変わります。
ある程度、事前に予測もされているのと、ニュースなどでも先行情報が出てくるので、予想することはできますが、必ず当たるわけではありません。
むしろ予想が外れて株が逆行する・・なんてこともあって、そうなったらトレードの流れも変わりますし、不要な売買が増えたり場合によっては損切りしたりで利益が安定しないです。
ファンダvsテクニカルの結論
なので、結論ですが、「あなたの時間軸で決める」でいいと思います。
私の場合は基本的に短期売買、短期のスイングトレードしかやらないので、「ファンダ1:テクニカル9」です。
でも長期投資をメインでやるなら「ファンダ9:テクニカル1」になるでしょうし、テクニカルなんて全く見ない、でもOKです。
え?時間軸とか決まってない?
であれば、まだ投資する段階ではないです。それよりもまずルールを決めるところから始めましょう。
大事なことですが、「何をやるか?より何をやらないか?」が重要です。
「決断」
とは断つことを決めると書きますが、まずやらないことを決めましょう。足し算よりも引き算が大事。どんどん引き算していくと、人生は豊かになりますよ。
情報も、人間関係も、口に入れる食べ物も、時間の使い方も。参考になれば幸いです。