【11/30】日本株はバブル後の高値圏でもみ合い続く。半導体と海運株が相場をけん引。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場も
お疲れ様でした。

日経平均は引き続き
高値圏で推移しています。

まず昨日の米国株ですが、
ダウは上昇したものの、
ナスダックとS&Pそれぞれ下落。

GDPが出てきましたが、
予想よりも上方修正され、

またリッチモンド連銀の
総裁がタカ派寄りのメッセージがあり、

いろんな情報が出てきましたが
良し悪し入り混じっております。

結果、ダウは上げ幅を縮小したものの
プラス圏で取引を終えています。

ハイテク株が過熱しており、
調整売りもあったことから
ナスダック、S&Pは下落でした。

日経平均もそんな中で始まり、
今日は61円安と続落してスタート。

出だしから売り先行の流れで、
上値が重い展開でした。

しかし、後場に入り
大きく買われプラス圏へ。

ダウ平均先物も上昇で、
これもプラス材料となりました。

今日に関しては半導体など
ハイテク株の上昇が目立ちました。

さらに海運株も強く、
相場をけん引しました。

気になるポイントとしては、
先日もお伝えさせて頂きましたが、
信用売り残が増加中です。

つまりこれから下がると、
逆張りを狙ってる人が多いです。

そして今日の上昇は、
そのショートカバーの踏み上げと
おもわれます。

高値圏でのこの動きは
わりとよくあることですので、
よく流れを見ておきましょう。

また、今日は海外投資家の
最新の売買動向が出ました。

出典:ロイター

その前週は計1兆円ほどの
買い越しがありました。

これが相場の上昇に
つながったのですが、
今回は売り越しですね。

現物先物あわせて
4000億以上の売りです。

なかなかバブル後の高値を
超えれない状況が続きますが、
この需給面の悪化も影響してると
おもわれます。

引き続き難しい相場が続きますが、
少しずつ過熱感も弱まる気配もあります。

ただこれが一時的な
踏み上げによる上昇で、
ストンと落ちることも
考えておくのがいいでしょう。

そして頼みの綱は米国株です。

しかし、こちらも
加熱感にあるのは事実。

できれば少し落ち着いて
押してくれるのが理想です。

そして明日にFRBパウエル議長の
発言が出てきます。

この内容にも注目したいと思います。

さて、今日の日経平均ですが、
+0.50%の3万3486円でした。

TOPIXは+0.44%の
2,374円でした。

グロース250は
-0.6%の716円でした。

今日の日経平均です。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:大真空(6962)+14.91%
2位:黒崎播磨(5352)+12.75%
3位:ランドコンビ(3924)+10.74%
4位:オーケストラ(6533)+10.46%
5位:TOWA(6315)+7.46%

・値下がりランキング

1位:ACCESS(4813)-11.61%
2位:伊藤園(2593)-7.89%
3位:アイスタイル(3660)-6.41%
4位:ネットプロ(7383)-5.81%
5位:さくらネット(3778)-5.74%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:アドテスト(6857)+51.68
2位:中外薬(4519)+14.99
3位:TDK(6762)+14.89
4位:ファストリ(9983)+9.99
5位:信超化(4063)+6.99