From:編集部 小早川
過去にないほど半導体銘柄が大きく上昇をしています。
調整がありそうで来ないのが需要が非常に大きいからでしょう。
今後もさらなる上昇が見込まれる半導体関連に投資をしたい方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は手軽に分散投資ができる半導体関連のETFと投資信託を紹介します。
半導体株に投資をする主なメリットは3つ
半導体株に投資をするメリットはたくさんありますが、主なメリットは3つです。
- 短期間で大きな値上がりが狙える
- 世界の情勢に合っている
- 投資信託やETFで分散投資できる
それぞれのメリットについてわかりやすく説明をします。
短期間で大きな値上がりが狙える
半導体関連の株は、あまり多くないため、集中的に売買がされる傾向にあります。
つまり、短期間で大きな値上がりが狙えるということです。数ヶ月でも大きな利益を狙える可能性があるのは半導体関連銘柄の大きなメリットでしょう。
世界の情勢に合っている
半導体は生成AIなど今ありとあらゆるものに利用されています。
今後も生成AIなどの勢いが鈍くなるのは考えづらく、世界情勢に半導体はぴったり合っているといえるのです。
さらなる需要が見込まれるのは半導体関連株に投資をする大きなメリットになるでしょう。
投資信託やETFで分散投資できる
半導体関連株は投資信託やETFを使えば簡単に分散投資ができます。
複数の銘柄に手軽に分散投資ができるのも半導体関連銘柄の大きなメリットになるでしょう。
半導体株に投資をする主なデメリットは2つ
半導体株部に投資をする主なメリットは2つです。
- 大きな値下がりがある
- 手数料が高い
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明をします。
大きな値下がりがある
短期で大きく値上がりする可能性があるという事は、逆に短期で大きく値下がりするということです。
値動きが大きいのはメリットでもありますが、デメリットにもなってしまうのではないでしょうか。
手数料が高い
半導体株関連の投資信託などは手数料が高いです。購入時手数料を高く、信託報酬も1.5%以上かかるものが多いのはメリットになってしまうかもしれません。
半導体株に投資できるおすすめの投資信託&ETF
半導体株に投資できるおすすめの投資信託やETF Fを4つ紹介します。
- 半導体関連 世界株式戦略ファンド
- 野村世界業種別投資シリーズ世界半導体株投資
- SOXL(Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF)
- XLK(テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド)
それぞれの特徴について、わかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
半導体関連 世界株式戦略ファンド
項目 | データ |
ファンド名 | 半導体関連 世界株式戦略ファンド |
基準価格 | 10,883円(2024年1月31日時点) |
純資産残高 | 約1,111億円 |
トータルリターン(3か月/6か月/設定来) | 4.92%/27.05%/8.83%(2024年1月31日時点) |
信託報酬 | 年率1.728% |
運用会社 | 三井住友トラストアセットマネジメント株式会社 |
組入銘柄(上位3つ) | ASMLホールディングエヌビディアアドバンスト・マイクロ・デバイセズ |
参考:三井住友トラストアセットマネジメント株式会社
※2024年1月末時点のデータ
半導体関連世界株式戦略ファンドの上位銘柄の特徴についてまとめました。
- ASMLホールディング…半導体製造工程に不可欠な、「露光装置(特殊な光源で
- 半導体の回路を焼き付ける装置)」に強みを有する。
- エヌビディア…半導体製造工程に不可欠な、「露光装置(特殊な光源で半導体の回路を焼き付ける装置)」に強みを有する。
- アドバンスト・マイクロ・デバイセズ…CPU(中央演算装置)メーカーの大手。データセンターやパソコン向け製品に強み。
まだ始まって1年経ちませんが、大きく上昇しているのがわかります。やはり半導体関連の需要が大きいのがわかる結果になっているといえるでしょう。
野村世界業種別投資シリーズ世界半導体株投資
項目 | データ |
ファンド名 | 野村世界業種別投資シリーズ世界半導体株投資 |
基準価格 | 118,399円(2024年1月31日時点) |
純資産残高 | 約1,677億円 |
トータルリターン(1年/3年/設定来) | 88.8%/146.2%/1,662.3%(2024年1月31日時点) |
信託報酬 | 年率1.65% |
運用会社 | 野村アセットマネジメント株式会社 |
組入銘柄(上位3つ) | エヌビディアブロードコムインテル |
参考:野村アセットマネジメント株式会社
※2024年1月末時点のデータ
野村世界業種別投資シリーズ世界半導体投資の上位銘柄の内容をまとめました
- エヌビディア…半導体製造工程に不可欠な、「露光装置(特殊な光源で半導体の回路を焼き付ける装置)」に強みを有する。
- ブロードコム…アメリカとシンガポールに本社を構え、ワイヤレス通信向けの半導体製品やソフトウェアを製造販売
- インテル…アメリカとシンガポールに本社を構え、ワイヤレス通信向けの半導体製品やソフトウェアを製造販売
こちらについては、始まってから10年経ちますが、凄まじく大きく値上がりしているのがわかります。
約15倍も上昇をしているので投資の夢を感じさせるファンドになります。
SOXL(Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF)
SOXLは、「Direxion デイリー 半導体株 ブル3倍 ETF(Direxion Daily Semiconductors
Bull 3x Shares)」のことで1997年に設立されたETFです。
ICEセミコンダクターズインデックスに連動しています。
ICEセミコンダクターズインデックスの組み入れ銘柄数は30で代表的な構成銘柄は以下の通りです。
- エヌビディア
- ブロードコム
- インテル
- ゴールドマンサックスファイナンシャル・スクエア・ファンズ
- クアルコム
- テキサスインスツルメンツ
- アドバンスト
- マイクロデバイセズ
XLK(テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド)
最後に新NISAの成長投資枠で投資するのに検討しても良いETFのXLKについて紹介をします。
XLKはテクノロジーに投資する代表的なETFで、出来高も流動性に問題はありません。
上位構成銘柄は以下の通りです。
- マイクロソフト
- アップル
- ブロードコム
- エヌビディア
- アドビ
- セールスフォース
- アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
- アクセンチュア
- インテル
- シスコシステムズ
アメリカを代表するIT企業に投資をしているため成長の果実を狙えます。
また、ETFなのでさまざまな銘柄に分散投資をされているので、個別株で投資をするのを控えたい方にも良いでしょう。
もちろん、分散されているからといって下落しないわけではないので注意してください。
XLKは2023年1年間で約56%上昇しました。マイクロソフトやアップル、エヌビディアなどアメリカを代表するテクノロジー企業に分散投資されているため、長期投資するのに良いでしょう。
まとめ
今回は、半導体関連株に投資ができる投資信託やETFを紹介しました。
半導体は今や投資の世界の中心になりつつあります。今後も需要が旺盛なことからさらなる上昇が期待できるのではないでしょうか。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、まずは手軽に投資信託やETFを使って半導体関連銘柄に投資をしてみたらいかがでしょうか。