
From:編集部 黒木
日本株は日経平均株価が40,000円を初めて超え、米国株に関しても、過去最高高値を連日のように更新をしています。
好調な株式相場を受け、投資に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、投資で負けるのが怖いと思っている方も多いですよね?
投資をする上で、ある程度の法則が知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は株式相場のアノマリーについて説明をします。
アノマリーとは理論的な根拠はありませんが、なぜかよく当たる経験則のことをいいます。
株式市場においても特定の時期に相場が同じように動くことが多いので、最近だとAIにも組み込まれることが多くなってきています。
アノマリーを知っているのと知らないのでは大きな差になると思いますので、しっかり覚えておきましょう
今回は3月のアノマリーを紹介していきます。
わかりやすく紹介をしますので、ぜひ参考にしてください。
3月のアノマリーは上昇傾向?
まずは米国株と日本株の3月の騰落率を見ていきましょう
NYダウ
- 2001年~2010年…0.8%のプラス
- 2011年~2022年…0.3%のプラス
日経平均株価
- 2001年~2010年…1.8%のプラス
- 2011年~2022年…0.0%


このように2001年からのデータを見ると、米国株と日本株も3月は比較的強いのがわかります。
それでは3月のアノマリーについてより詳しく見ていきましょう。
3月の株式相場のアノマリーは主に3つあります。
- 強気と弱気が戦う相場
- 節分天井彼岸底&花見ラリー
- トリプルウィッチング
それぞれの特徴についてわかりやすく説明をします。
強気と弱気が戦う相場
まず1つ目です。3月の相場は強気と弱気が戦う場となることが多い月になっています。
先程のNYダウと日経平均株価の騰落率を見てみると、トータルは、3月は比較的強いといえますが、勝っている月と負けている月が入り乱れています。
長期目線で見れば特に気にならないかもしれませんが、短期で利益を得たい場合、強気と弱気が戦う相場になっているので、注意が必要な月であるといえるでしょう。
2024年は特に年初から大きく相場が上昇しているため、大きな波乱があるかもしれません。
節分天井彼岸底&花見ラリー
2つ目は3月のアノマリーとして特徴的なのが2月からにはなりますが、「節分天井彼岸底」「花見ラリー」というアノマリーがあります。
「節分天井彼岸底」というアノマリーは、1月からの強い相場は節分まで続き、彼岸の時期まで下落するというものです。
「花見ラリー」はその逆で2月の節分から3月下旬まで株価が堅調に推移しやすいといわれているアノマリーです。
全く逆のことをいっているように見えますので、検証してみました。
2月1日から3月21日の彼岸まで上がっているのか下がっているのかを2010年から2022年までで見てみると、米国株については9勝2敗で勝っている月の方が多いです。
一方、日本株については6勝5敗でした。
2月から3月21日にかけて上がっていく相場になるといったところが直近見てとれます。
なので直近は節分天井彼岸底というより花見ラリーという風に見ていただいた方がいいのかもしれません。
ただし、こちらに関しても2024年に関しては年初から大きく上昇をしているため、もしかするとこれから大きな下落もあるかもしれませんので、注意しましょう。
トリプルウィッチング
3つ目はトリプルウィッチングというアノマリーです。
これは米国のメジャーSQに絡む話です。
SQとは、特別清算指数と呼ばれるものです。日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引または株価指数オプション取引などを最終的な決済期日において決済するための清算価格を示します。
SQ値が決まる日のことをSQ日といい、毎月第2金曜日がSQ日と決められています。
このうち、メジャーSQとは、3月・6月・9月・12月の第2金曜日のことです。
トリプルウィッチングとは米国市場において株式先物取引株価指数オプション取引個別株オプション取引の3つの取引期限満了日か重なる日のことをいいます
3・6・9・12月の第3金曜日がそれにあたって特別清算指数SQ算出に伴って取引量が増加することから株式相場に波乱が起こりやすいといわれており、ウィッチ(魔女)がいるといわれているのです。
2024年のメジャーSQは3月15日金曜日になります。
あまり注目されていないかもしれませんが、こちらも非常に重要なので、ぜひしっかりとウォッチするようにしましょう。
アノマリーを信じるか信じないかはその人次第!ただ…
アノマリーには、何も理論的な根拠はありません。
理論的な根拠がないものを信じたくないと思う方も多いでしょう。確かにその通りではありますが、アノマリーを知っていると知っていないでは、取れる戦略は異なってくるはずです。
確かに科学的な根拠は一切ありませんが、株式相場は人間の意思の集大成です。あくまで株式投資を行っているのは人間なので、常に合理的な判断ができるとは限りません。
アノマリーを知っておくことで、投資で重要な集団心理を知ることができますので、ぜひすべての月のアノマリーについてしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
今回は3月の株式相場のアノマリーについて説明をしました。
3月は比較的強い相場であると見ることができますが、今後どうなるかはもちろんわかりません。
しかし、アノマリーを知っておくことで、投資で勝つために重要な集団心理を知ることができます。
集団心理を知ることで、選択すべき選択肢が変わってくるはずです。
理論的な根拠が無いからといって毛嫌いせず、アノマリーについての知識は身に付けておくべきだと思います。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、株式投資の勝率を上げていただければ幸いです。