
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今週の相場が始まりました。さっそく日経平均は続伸。週末の米国株も反発ですね。目先はひとまず底堅い動きです。
今週は米国の消費者物価指数が出てくるので注目ですが、それ以外はこれといって大きな経済指標はなく、むしろ国内の決算に注目の1週間です。今日もディーエヌエーや名村造船、明日はソフトバンクG、そして週末にはメガバンクなども続々と。今週もいい波乗っていきましょうね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】週末の米国株ザクっと振り返り
目先の問題は米政府が閉鎖していることで、はやくも1ヶ月以上が経過しました。この間、ずっと経済指標が出てこず、雇用統計も2ヶ月連続で中止となりました。
しかし、今日トランプが政府機関の再開をSNSでほのめかすなど、少しずつ動きが変わりつつあります。
週末の米国株は、ダウ平均は115ドル安の46,797ドルで寄り付きましたが、ハイテク株を中心に売りが優勢となりました。終盤に買いに転じてプラスになりましたが、最終的に74ドル高の46,987ドルで引けました。
S&P500も8ポイント高の6,728となりましたが、ハイテクの下落が響いてナスダックは49ポイント安の23,004で引けています。

週末の相場は11業種のうち9業種が上昇。エネルギーが最も上昇し、公益事業と不動産も上昇。素材と生活必需品なども強く、ディフェンシブが買われましたね。コミュニケーション・サービスとハイテクが下げています。
コカコーラやエクソンモービルが上昇し、ウォルマートやウォルトディズニーも底堅い展開に。また、旅行サイトのエクスペディアが好決算から17%高騰しています。
17時少し前の米国マーケットですが、先物は上で反応中。米中の関税が落ち着き、政府機関の閉鎖が終わりそうな雰囲気もあって買われています。
では、今日の日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均は大幅反発!節目の5万円台キープ。
反発した米国株の流れから、今日の日本株も買い優勢でスタート。
朝から買い優勢ではじまった日経平均は、そのままの流れで前場は強気相場になりました。お昼を前後して高値圏でレンジになり、後場の相場がスタート。
後場の序盤は少し下がったものの、後半から買い上がりました。米国株先物も上昇していたことも追い風になりましたね。為替が円安に進んだこともポジティブに。
日経平均は上げ幅が一時700円を超える展開になり、半導体や電機、精密機器などが買われました。そのまま引けにかけても上昇し、最終的に635円高の50,911円で大引けに。

今日の売買代金は6兆801億円。今日は石油石炭、鉱業、金属製品などが上昇。その他製品、サービス、水産農林などが下落。プライム市場の値上がり銘柄は76%、値下がり銘柄は21%。値上がり銘柄数が1200を超えました。
今日はキオクシアが売買代金トップとなり急騰。アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンなども上昇しています。メルカリも上昇、そして好決算からTOWAがストップ高に。マネックス、東京電力、清水建設なども上昇しています。
一方で任天堂、サンリオなどが下落。サンリオは決算をぬけて続落しています。半導体からはレーザーテックが重く、IHIや三菱重工など防衛も重め。造船の主力も今週に決算ですね。
今日はTOPIXも上昇したものの、上昇幅で見ると日経平均の半分くらい。どちらも先週は重かったですが、調整は一旦止まった感ありますね。
明日にはソフトバンクGの決算が出てきますが、日経平均に与える影響も大きいため注目です。では明日もいい波乗っていきましょう!


