
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
5月相場もちょうど真ん中。ここまでいい流れで来てますね。昨日の米国株も続伸、今日の日本株はややブレーキでした。
引き続き注目は決算で、個人的にはメガバンクの決算に注目していて、三井住友は今回も神決算を出してきました。米国は引き続きハイテク続伸ですね。
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では、今日の相場を振り返りましょう。
米国株続伸!CPI無事に通過。
昨日の米国株は3指数まちまちの展開に。
ダウ平均は269ドル安の42,140ドルと反落。これはユナイテッドヘルスのCEOの交代と、25年12月期通期の収益見通しの撤回を発表したことで18%の急落となりました。これがダウを押し下げました。
S&P500は42ポイント高の5,886、ナスダックは301ポイント高の19,010で5日続伸でした。
昨日の注目はCPIでしたね。前年比で見ると市場予想の2.4%を下回って前年同月比2.3%となり、インフレ鈍化の兆しが見られ、前月比では0.2%の上昇で、市場予想の0.3%を下回りました。
関税によるインフレ懸念が少し弱まったことで、エヌビディアやテスラなどハイテク株が買われて、ナスダックを押し上げました。
昨日は11業種中6業種が上昇。ハイテク、一般消費財・サービス、エネルギーなどが強く、一方、ヘルスケア、不動産、生活必需品など5業種が下落。引き続きヘルスケア株が下げています。
エヌビディアはサウジアラビアの政府系ファンド傘下のAI企業と提携を発表し、これが好感されて上昇しました。

他にもキャタピラーやアマゾン、ボーイングなども続伸、パランティアも大きく上げました。
米長期金利はやや下落で、株高の中でも金利が上がっているのが気になっていましたが、昨日に関してはやや下げで一安心でしたね。
また、引き続き半導体株が上昇しており、国内の半導体もいい影響を受けて上がっています。次に日本市場も見ていきましょう。
TOPIX14日ぶり反落!日経平均も利益確定の売りが重荷に
今日の日本株ですが、米国市場での半導体関連株の上昇を受け、買い優勢でスタートしました。
アドバンテスト、東京エレクトロンなど主力半導体が伸びる中、利益確定の売りが出たことでやや失速に。前場のうちに節目の38,000円を割れました。
為替が円高に振れたこと、そして日米貿易交渉がまだはっきりどうなるかわからない中で、方向感ない展開になりましたね。
午後に入ってから米国株先物が動き出し、やや上昇していたことで日本株も持ち直しました。
しかし、今日の騰落銘柄数を見てみると、値下がりが1,000を超えました。約1ヶ月ぶりですね。

日経平均は節目の38,500円が重く、円高にふれたことに加えて自動車株の決算が弱かったことで輸出株が重かったです。医薬品や精密機器、化学なども弱かったですね。
売買代金は5兆4483億円と、昨日に続いて活況な相場になりました。プライム市場の値上がり銘柄は35%、値下がり銘柄は63%となりました。
主力の個別株を見ると、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体株が相場を引っ張り、好決算からソフトバンクGやネクソンなどが上昇しました。一方でファストリ、トヨタ、テルモ、ダイキンなどが下落しています。
TOPIXはここまで13連騰で、16年ぶりの記録となりましたが、今日はさすがに日経平均と一緒に下げました。
ただ、需給を見ると、まだ売り残も多く残っており、引き続きショートカバーの踏み上げは考えられます。
今週は引き続き決算で、今日と明日で1,200社ほどの決算が出ます。好決算からの自社株株買いが最近のトレンドで、内容の良い企業の株が買われる流れは引き続き見ておきたいところ。
また、明日はFRBパウエル議長の講演もあるので、注目ですね。より詳細の市場解説は今夜のライブで。明日もいい波乗っていきましょう!