【6/18相場まとめ】日経平均3日続伸!中東危機の懸念から米国株は調整モード。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

イランとイスラエルが中東でバチバチしているなか、米国株はFOMCを控えていることもあり、さらにトランプがG7開催中のカナダから帰国する運びとなり、マーケットはやや重め。

一方で日本株は続伸で、日経平均は先週から1,500円ほど上昇しています。今日で3日続伸。いい流れですね。

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では、まとめていきましょう。

【米国株】3指数とも下落。中東情勢の緊迫でマーケットは重め。

昨日の米国マーケットは反落。中東情勢の悪化懸念から売り優勢となりました。

「遠くの戦争は買い」という言葉がありますが、昨日は米国政権が国家安全保障チームの動きが報じられ、警戒感から売りにおされました。

S&Pは再び6,000を割れてきましたが、ここまでの上昇が良い感じで売られて調整モードになっています。

上がり続ける株はないので、どこかで調整が入って、またトレンドが出て、また調整が入って、、となるもので、ただでさえ世界中の投資家が米国株を見ているため、ちょっと下がったくらいではまた買われていくんですよ。

目先にはFOMCもあって、ここではパウエル発言が注目されますが、利下げなしが既定路線。さらに明日は米国マーケットが休みですからね。

ダウ平均は382ドル安まで下げたものの、引けにかけて少し買い戻されて、最後は299ドル安の42,215ドルで引けました。

S&P500は50ポイント安の5,982、ナスダックは180ポイント安の19,521で引けています。

業種ごとで見ると11業種のうちエネルギーだけ上昇。その他は下落となり、特にヘルスケアや一般消費財が売られました。半導体の一角は買われています。

個別株もエネルギー株が買われており、エクソン・モービルやシェブロンが上昇。原油も反発しました。

ダウ採用銘柄を見ると、昨日はナイキとメルクの下げが大きかったですね。アムジェンやジョンソン・エンド・ジョンソンなども売られています。防衛のロッキードマーチンやレイセオンは続伸。

米長期金利はあまり動きがなかったですが、やや下落して17時現在は4.4%前後で推移。ドル円は145円台前半あたりでウロウロしています。

では次に日本株を見ていきましょう。

【日本株】日経平均は3日続伸。主力株が相場をけん引。

米国3指数が弱かったので、今日の日経平均も売り優勢でスタート。

重い立ち上がりだったものの、売りが一巡したあとは少しずつ買い戻され、為替が円安に進んだことも好感。そのあとは堅調な流れに。

直近1週間の日経平均は右肩上がり。

引き続き主力株ロング持ち越ししていますが、地合いがいいと相場の雰囲気もいい感じ。

ただ節目の39,000円を前にやや利確売りもあって、ここはまだ超えさせてくれないライン。後場からは高値圏でウロウロと小幅にレンジとなりました。

日銀が追加利上げを急がない姿勢をみせたことで安心感が広がった印象ですね。

日経平均は348円高の38,885円で引け、TOPIXも続伸。グロース250も小幅に反発しています。売買代金は4兆541億円。

今日は値上がり銘柄が1,000を超えて、業種別で見ても下げたのは鉄鋼、海運、機械など5業種だけ。

個別株を見ると目を引くのが任天堂。年初来高値を更新して強い流れ継続ですね。switch2が好調で、発売後4日間の世界累計販売台数が350万台以上になったようです。前作の約2倍の売れ行きのようです。強すぎますね。

そして良品計画も好調で、こちらも年初来高値を更新。既存店売上も好調で、5月は前年同月比12%超え、さらに外資証券会社が業績予想を引き上げたこともポジティブに。

そしてアドバンテスト、レーザーテック、東京エレクトロンなど半導体株も堅調ですね。今日は三菱重工業や川崎重工など防衛株は休憩モード。商船三井など海運株も下げました。

さて、日経平均は3日続伸、次はいよいよ39,000円も見えてきました。明日はFOMCですが、政策金利は据え置きがほぼ100%に。今回も動いてこないでしょうね。

ここ最近の米国の経済データを見ると、インフレ鈍化の兆しが見えており、むしろそれでも何も動かないパウエルにトランプ大統領がキレています。

今回の結果、そしてその結果を受けてFRBの動きに注目ですね。では、明日もいい波乗っていきましょう!