【6/25相場まとめ】米国株続伸!日経平均も続伸で39,000円目前。ハイテク相場止まらず。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日も続伸でぶち上げ相場継続ですね。マーケット全体を見ると値下がりが多いものの、マイ資産はずっと高値更新中。稼ぎ時相場ですね🌊

もちろんこのままキープで、いい波に乗っていきますが、目先はイスラエルとイランの停戦合意からリスクオン、さらにFRBの利下げ話も少しずつ出てきて追い風に。

日本も米国もいい流れです。今みたいにやりやすい相場は1年を通して何回もないので、引き続き乗っていきましょうね。

では、今日の相場を振り返ります。

【米国株】3指数とも続伸。最高値に接近中!

昨日の米国株は3指数がそろって上昇。ダウ、S&P、ナスダックはそれぞれ1%以上あげました。

地政学的リスクが低下したことが追い風になり、高騰していた原油も落ち着いてきたのがよかったですね。

昨日も主力株を中心に買いが集まり、株価を押し上げました。特に半導体株が良い流れ。日米ともに同様ですが、これもわかりやすいくらいトレンドがはっきり出ています。

昨日の注目はパウエル発言で、相変わらず利下げを急がない姿勢を見せましたが、「インフレ圧力が本当に抑制されたままだということになれば、早めに利下げに踏み切ることに」「経済は依然として強く、急ぐ必要はないと考えている」と発言。

ダウは一時600ドルほど上げる相場になり、最終的には507ドル高で引けました。これでダウは3連騰です。

S&P500は67ポイント高の6,092、ナスダックは281ポイント高の19,912まで上昇です。いずれも続伸ですね。

こちらは直近1週間のナスダック。

業種ごとで見ると、11業種のうち9業種が上昇。ハイテク、金融、コミュニケーションサービス、ヘルスケアがそれぞれ上昇しています。エネルギーは続落ですね。

相場は終日、堅調な動きでしたが、次に個別株も見ていきます。

エヌビディアなど半導体株が堅調で、他にもAmazonやインテル、AMD、台湾セミコンダクターなど上昇。アリババなど中国テックも伸びています。

ゴールドマンサックスなど金融株も強く、ユナイテッドヘルスやキャタピラーなども上昇しています。流れに逆行しているのがapple、P&G、シェブロンなど。このあたりは下落ですね。

また、ウーバーが提携しているGoogle傘下、ウェイモの自動運転車による配車サービスが始まったことで7%ほど上げました。

引き続き米国マーケットは堅調で、結局は「遠くの戦争は買い」の言葉通り、中東危機もいい押し目になりました。

【日本株】日経平均は151円高!ハイテク株が続伸。

次に日本株です。今日の日経平均も続伸。

寄付き後はやや方向感ない展開で、マイナス圏に下がる局面もありました。

日銀の田村委員も「物価の上振れリスクにも留意」と発言も。この方は日銀の中でもタカ派(利上げ派)なので、いつものことなのですが、追加利上げが意識されて為替が円高へ。(中東危機によるドル買いからの戻りも)

こちらドル円の直近1週間チャート。

後場に入ると少しずつ流れが変わって、円高が落ち着き、プラス圏に浮上してきました。米国株の先物も続伸したこともよかったですね。

国内も半導体株が相場をけん引し、今日は値下がり銘柄の方が多かったですが主力が伸びました。

私はいつも引け前に相場を見るのですが、今日も14時半頃から見始めて、その時点で日経平均は38,944円と本日の高値へ。

目前には節目の39,000円ラインがあり、まだここを抜けるだけのパワーはなく勢いは鈍化しましたが、最終的には151円高の38,942円で引けました。売買代金は4兆2028億円。

プライム市場の値上がり銘柄は45%、値下がり銘柄は50%。その他製品、電気機器、化学、金属製品など13業種が上昇し、電気ガス、精密機器、パルプ紙など20業種が下落。

個別株を見ると、引き続きアドバンテストやレーザーテック、東京エレクトロンなど主力の半導体がしっかりと。アドバンテストは1万円に回復しました。レーザーテックは売買高ランキングトップでした。

他にも任天堂や信越化学などが伸びました。

今日は名村造船がストップ高手前まで上昇。年初来高値を更新しました。外資証券会社が投資判断を最上位の「買い」として調査を開始。目標株価を3,700円としたことで買いが集まりました。

三井化学も続伸。中国の関連企業を売却すると発表し、業績が悪かった事業を売ることで将来の収益が増加との思惑から買われました。

個人的な話ですが、我が家でも愛用しているリファなどを手掛けるMTGが7.4%高に。年初来高値を更新です。こちらも業績見通しがよくて、投資判断を格上げ、目標株価5,050円したことが好感されました。

弱かったのはソフトバンクGや、三井物産などの商社株、トヨタも弱いですね。KDDIや東京瓦斯なども下げました。ファストリも弱いです。防衛株も高値圏でレンジですね。

日経平均は半導体が相場を引っ張り、下落銘柄が多い中でも指数は上昇しています。中東情勢も落ち着いてきて、あとは関税ですが、延期になった期日が7月上旬のため、そろそろ関税の話もまた出てきそうです。

日経平均は目先、39,000円の攻防戦。TOPIXは5日連続で陰線となっており、こちらはやや気になります。下値は堅そうですが、かといって買われる雰囲気もなく動いています。もう少し時間がかかりそうですね。

では、明日もいい波乗っていきましょう!