
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
長い長い連休がおわって今日から相場がオープン。今みたいに地合いがいいときは連休とかいらないのでオープンしてほしいですね。笑
さて、日経平均は4連騰となり、いよいよ前人未到の45,000円の世界へタッチしました。昨日の米国株も3指数が揃って上昇し、最高値を更新しています。Googleの時価総額が初めて3兆ドルを超えました。
今週は日銀会合に米FOMCと、世界的なS級イベントが続きます。木曜夜にLIVE予定ですね。
では、今日の相場を振り返ります。
【米国株】週末の米国株は3指数とも上昇で最高値を更新!
昨日の米国株ですが、引き続き利下げ期待から株高となり、ハイテク主導の相場になりました。
ダウ平均は14ドル高で寄り付き、高値圏でのもみ合いとなりましたが、やや利益確定の売りにおされる展開に。ハイテクが強かったこともあり、ダウは小幅でのレンジでしたが、最終的に49ドル高の45,883ドルで引けています。
昨日はテスラやGoogleが相場をけん引し、ハイテク株高となったことからS&Pは30ポイント高の6,615と反発。初めて6,600台に到達しています。ナスダックは207ポイント高の22,348まで上昇しました。

昨日は11業種のうち5業種が上昇。Googleが上昇したことからコミュニケーションサービスが強かったですね。一般消費財なども上昇しています。生活必需品とヘルスケアが下落しました。
昨日はやはりハイテク株の地合いで、Googleに関してはアナリストが目標株価を引き上げたことで4.5%上昇。時価総額が初の3兆ドルへ。
テスラも一時7%ほど上げましたが、最終的には3.5%高に。イーロンマスクが約10億ドルのテスラ株を買ったことがわかって買い優勢となりました。他にもASMLやAMDなど半導体も堅調でしたね。
こうしてハイテク株が強いと国内の半導体などハイテク株にも追い風です。では日本株も見ていきましょう。
【日本株】ハイテク株高で連日の最高値更新
今日の日経平均は180円高の44,948円で寄り付きました。
序盤から買い優勢となり、日経平均ははじめて45,000円台に到達。その後は利益確定の売りも出ましたが、大台へまた一歩前進となりました。そのまま前場は終わりましたが、後場からも相場は良い流れになりました。
後場から再び45,000円台に入り、底堅い相場になりました。最終的には売りに押されて、134円高の44,902円で大引けとなりました。

今日はTOPIXも上昇、7ポイント高の3,168となりました。グロース250は3ポイント高の765になりました。
今日は電気機器や輸送用機器などのセクターが上昇しており、他にも石油石炭、水産農林などが上昇しました。下げたのはその他製品、不動産、小売など。プライム市場の値上がり銘柄は66%、値下がり銘柄は30%となりました。
今日の注目は引き続き半導体。アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンなど主力ハイテクが上昇しています。ディスコは外資証券会社が強気ガイダンスを示して買い優勢になりました。キオクシアも上昇しています。
IHIや川崎重工も買われて、今日はKLab、富士石油、PRTIMEがストップ高に。マンダムや日本ヒュームなども強かったですね。INPEXも国内証券が目標株価を2,200円から2,800円に引き上げたことで買われています。今日はフジクラ、ソニー、日立、ファストリ、良品計画などが下げています。銀行や不動産も軟調でした。
ドル円はやや円高に動いており、少しずつ利下げを織り込んでいる感もありますが、冒頭でも書いたように日銀会合とFOMCに大注目ですね。
FOMC前に重くなることは想定内として、その後の展開をいまから考えておきたい局面ですね。明日もいい波乗っていきましょう!