【9/17相場まとめ】日経平均5日ぶり反落。米国3指数も反落。何があった?

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

9月も後半になりましたが、まだまだ暑いですね。

私は今、熱海に来ています。涼みに来たつもりなのですが、こちらもなかなか暑いです。ただ、海が近いので気持ちは少し楽になりますね。

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では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】FOMC前に揃って3指数とも反落。

昨日の米国株は主要3指数そろって下落しました。

背景には、今夜に控えるFOMCを前にした警戒感があり、さらにここまで強く上昇してきた相場の「一服感」もあって主力株を中心に売りが出ました。

ダウ平均は36ドル高の45,919ドルで寄り付きましたが、序盤から失速。今夜のFOMCではパウエル議長の発言もあることから売りが優勢となりました。最終的には125ドル安の45,757ドルで大引けとなりました。

S&P500も8ポイント安の6,606で取引を終えました。ハイテクが重かったので指数も下落になりましたね。ただ、6,600はキープしているのはよかったです。そしてナスダックも下落。こちらは7日ぶりに反落となり、14ポイント安の22,333で取引終了しています。

業種別では11業種中5業種が上昇し、特にエネルギーが上昇。背景にはロシア情勢による原油供給の懸念から原油価格が上昇。これが影響してエネルギー株が買われています。一方で、公益株が下落するなど明暗が分かれました。

個別株ではテスラが+2.8%と引き続き強い動き。先日、イーロンマスクがテスラ株を買い増ししたことから続伸となっています。一方で、エヌビディアが-1.6%、他の半導体株も弱かったですね。Amazonは上昇しています。菓子メーカーのハーシーは、アナリストが目標株価を引き上げたことで買われました。

長期金利は4%前後での攻防が続いています。ドル円は146円台とあり、朝から日本株も重そうな雰囲気でした。では次に日本株を見ていきます。

【日本株】日経平均は45,000円手前で反落。

今日の日経平均は米国株安の流れを引き継ぎ、弱い展開でスタートしました。

日経平均は150円安の44,751円で寄り付き、直後に下げ幅を広げて、一時は300円安まで下落しました。ここが今日の最安値でしたね。その後は持ち直し、45,000円を一時回復する場面もありましたが、終盤に押し戻され45,000円を割れて午前の取引を終えました。

後場に入ってからも一時的に上昇しましたが、結局は節目の45,000円台を維持できず。やはりこの水準では売り買いが交錯し、なかなか上抜けさせてくれない展開が続いています。

FOMCと日銀会合が控えており、このイベントを抜けてくるまでは一進一退の攻防戦が続きそうです。日経兵j金は最終的には111円安の44,790円で大引けになりました。

TOPIXも反落して3,145ポイントで大引け、グロース250も下落して763ポイントで引けています。

今日の売買代金は4兆6178億円。業種ごとで見ると空運、小売、輸送用機器の3業種のみが上昇。非鉄金属、電気ガス、保険などが売られました。プライム市場の値上がり銘柄は19%、値下がり銘柄は78%でした。

個別株を見ると、今日は東京エレクトロンやファストリが底堅い動きだった反面、アドバンテストやソフトバンクG、フジクラ、リクルートなどが下落。他にもファナックや任天堂なども下落しました。

今日の日経平均も方向感ない動きとなり、これで3日連続でローソク足が十字線に。つまりこれは迷いが強い相場だから出る兆候です。今夜のFOMCでは0.25%の利下げは織り込み済み。むしろ0.5%の利下げも示唆されつつあり、パウエル発言に注目が集まります。

なお、いつもの水曜ライブはお休みで、明日21時からライブ予定です。FOMCの結果がわかっているのと、日銀会合の前日なので、情報をアップデートしましょう。

では明日もいい波乗っていきましょう!