【10/31】10月相場終了、日経平均は1,085円高で3日続伸。米国株は3指数下落へ。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

昨日の米国株は3指数下げましたね。ただ、引け後に出てきたAmazonとappleの決算は良好で、先日のGoogleやMETAに続いてM7が続々と出揃いました。

そして日経平均は今日も続伸、こちらは3日連続で最高値を更新です。52,000円台に突入で、ちょっと伸び率がとんでもないですね。このままのペースだと10万円もすぐに到達しそうな勢いです。

いい流れで今年もあと2ヶ月です、では今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ハイテク売られ3指数とも下落。

今週はとにかく重要イベントが続きました。

昨日も米中の首脳会談が行われて、6年ぶりにトランプと習近平が対面。結果としてはうまく着地になりましたが、中国がフェンタニル問題を片すかわりに米国は対中国の関税を10%引き下げへ。

米中関係が改善するとの期待から株高になりましたが、M7などハイテクが決算を発表する中でハイテク株を中心に売りが広がりました。

S&Pは序盤から上昇したものの、徐々に失速。中盤以降は上値が重い展開になり、引けにかけて売りが加速しました。ダウ平均も同じような動きで、後半以降は失速へ。最終的に109ドル安の47,522ドルと続落して引けました。

S&P500も68ポイント安の6,822へ、ナスダックは377ポイント安の23,581となり6日ぶりに下落となりました。

昨日は11業種のうち3業種が上昇。金融、ヘルスケア、不動産が上昇しました。一方で一般消費財やコミュニケーション・サービス、ハイテクなど8業種が下落へ。

好決算を発表したGoogleが続伸、他にもシスコシステムズやセールスフォースなどが上昇しました。JPモルガンなど金融株も堅調で、製薬会社のイーライ・リリーも強いガイダンスから買われています。

メタは設備投資見通しを引き上げ、アナリストの目標株価引き下げもあって11%ほど下落しました。

そんな米国株でしたが、日本株は時間外でやや上昇。では次に日本株を見ていきましょう。

【日本株】日経平均は1,085円高で3日続伸。

今日の日経平均は304円高の51,629円で寄り付き。

為替が円安に進んだことも好感され、さらに米国ハイテク株の堅調さも追い風に。序盤から買い優勢でスタートし、早々に1,000円以上の上昇となりました。

その後は少し失速したものの、後場も堅調で、日経平均は最終的に1,085円高の52,411円で引けました。初の52,000円台となり連日で最高値を更新。今日はTOPIXも上昇、小型のグロースも上昇しました。

今日の売買代金は8兆5645億円。電気ガス、食料品、非鉄金属が上昇し、輸送用機器、金属製品、医薬品などが下落へ。プライム市場の値上がり銘柄は60%、値下がり銘柄は35%でした。

目立っていた個別ですが、まずは村田製作所。営業利益が増加し、従来予想の2,200億円から増益となる2,800億円の見込みを発表。これで買い優勢となりました。オリエンタルランドは営業利益が増加したものの、通期の予想が弱かったことから10%ほど下落。

値上がり寄与トップはアドバンテストで、ファストリ、ソフトバンクG、コナミと続きました。値下がり寄与トップは京セラで、デンソー、第一三共と続きます。

他にはファナック、東京エレクトロン、ソシオネクスト、フジクラなどが上昇。一方でトヨタ、レーザーテック、ホンダ、パナソニック、NECなどは売られました。なお、レーザーテックや東京エレクトロンは引け後に好決算を発表しています。

これで日経平均は2週連続で大きく上昇へ。今年最大の上げ幅を記録するなど、マーケットは加熱しながらも上昇を続けています。今年も残り2ヶ月、最後までいい波乗っていきましょうね!