【11/18相場まとめ】日経平均は大幅急落!米国株もハイテク続落。リスクオフ加速でシートベルト警戒。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

週明けからマーケットがガタッと崩れています。日米ともに主力株が急落しており、先日まで勢いがあった銘柄たちが売られていますね。

今週の注目はエヌビディア決算、そして久しぶりの雇用統計。どちらも20日木曜ですね。加えて、仮想通貨の急落が止まらず、さらに金利高も止まらず。これが今のマーケットが崩れている要因ですね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】エヌビディア決算前にハイテク株売りが加速

ここへきて米国の利下げ期待が後退するような言動が多く、ここ数日だけでもタカ発言が続いています。さらに冒頭でも書いたようにエヌビディア決算と雇用統計ですね。これが警戒されています。

ダウ平均は79ドル安の47,068ドルと続落スタート。立ち上がりは悪くなかったものの、中盤から流れが変わりました。下げ幅を拡大し、終盤にかけても売りが加速。

引け前はレンジになりましたが、弱い展開でしたね。最終的には557ドル安の46,590ドルで大引けとなりました。

ハイテクが弱いことからナスダックは192ポイント安の22,708と反落。S&P500も61ポイント安の6,672と3日続落しています。

昨日は11業種のうち2業種が上昇。Googleが上昇したのでコミュニケーション・サービスは堅調。でも9業種が下落、金融とエネルギーが売られています。

ハイテクなどのオフェンシブ銘柄が売られて、ディフェンシブが買われています。ジョンソン・エンド・ジョンソは上昇、そしてこちらも決算を控えているウォルマートも小幅上昇。ファイザーも上げました。

一方でアナリストが利益率の悪化を指摘したデルが急落、エヌビディアやAMDなど半導体も急落。仮想通貨が弱いことからコインベースやストラテジーなども続落止まらず。

米国マーケットは終日弱い展開でしたね。日本株も時間外で下落しており、朝の時点で5万円を割っていました。では次に日本株を見ていきましょう。

【日本株】日経平均1,620円急落!リスクオフ相場へ。

今日の日経平均は序盤から売り優勢でスタート。

序盤から5万円を割れて始まり、そのまま49,000円手前まで下げました。半導体やAI関連株が弱く、主力がガタッと下落。この辺りの主力は日経平均への影響度も大きいため、指数を押し下げました。

後場に入ってからも流れは変わらずで、米国株先物も下落したことからさらに売りが加速。最終的には1,620円安の48,702円で引けています。日経平均は大台の5万円台を割り込み、上値が重い展開が続きそうですね。

今日の売買代金は6兆4627億。全業種が下落となり、値下がり率上位は非鉄金属、電気機器、機械など。プライム市場の値上がり銘柄は12%、値下がり銘柄は85%。

また、日本の財政支出拡大も懸念が広がっていることから金利高が止まらず。円安も進行しており、ドル円は155円台に突入。これでも株は下げたので、円高に振れてたらもっとガタッと下げたでしょうね。

今日の売買高トップはキオクシアでしたが急落。ソフトバンクGやフジクラ、レーザーテックや東京エレクトン、JX金属などここ最近の活況銘柄が軒並み下落。

UFJ銀行などメガバンクも下落し、三菱重工などの防衛株、住友不動産などの不動産株も下落。一方でJR東海やJR東日本などディフェンシブが買われており、サンリオや花王、日本ハムなどは上昇しています。

今日の日経平均は3%以上下落。指数が3%下げるのは大きいですね。そして今の5万円水準だと、3%で1,500円ですから、日経平均はもう平気で1,000円単位で上げ下げしますね。

米国株がもうちょっと下げると、日本株も連動して動くのはよくあること。もうしばらくはシートベルトを締めて要警戒ですね。

では明日もいい波乗っていきましょう!