
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日のマーケットも続落となり、重い相場が続いていますね。ここ数日、解説してきたことですが、世界中の投資家は日本時間で明日朝のエヌビディア決算、そして明日夜の雇用統計を前に様子見ムード。私も今日も何もせず相場を見てるだけでした。
かなりポジションも軽くしてキャッシュ比率多めのディフェンス重視で明日のイベントに突っ込んでいきましょう。痺れる展開ですからね。
また、毎週のライブ放送ですが、今日は休みで、明日の雇用統計に合わせてライブします。冬時間なので明日22時半ですね。またURLはシェアしますね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】エヌビディア決算前に3指数とも下落。
昨日のマーケットも重く、3指数とも序盤から重い展開。ダウ平均は207ドル安の46,382ドルで取引をスタートしましたが、前半は軟調な展開に。中盤から少し持ち直しましたが、なかなか上値を切り上げる展開にはなれずでした。
最終的には498ドル安の46,091で大引け。先週に史上初の48,000ドルを達成しましたが、そこから2,000ドルほど急落。足元は46,000ドルの攻防戦です。
S&P500は55ポイント安の6,617で、ダウと並んで4日続落。ナスダックは275ポイント安の22,432とこちらも続落しています。

昨日は11業種のうち6業種が上昇。エネルギーが最も上昇し、ヘルスケアや不動産なども堅調。引き続きディフェンス銘柄が買われています。下げたのは5業種で、一般消費材やハイテク、資本財が下げています。
個別株を見てもマイクロソフトやエヌビディアなどテックが弱く、ソフトウェアのクラウドフレアは世界的なサーバーエラーがあったことから売られています。
ベライゾンやイーライリリーは上昇し、ビットコインが反発したことからストラテジーなど関連株も上げています。
さて、今日の米国株も引き続きエヌビディア決算が警戒されて重い展開になるでしょうね。結果次第では日本マーケットにも影響がありますが、明日朝に出てくる内容に期待しましょう。
では次に日本株も見ていきます。
【日本株】日経平均は4日続落!終日軟調な展開に。
弱かった米国株でしたが、ここまで売られていた日経平均は4日ぶりに反発して取引スタートしました。
しかし、その後はすぐに反落し、すぐさまプラス圏に浮上。序盤から上げ下げが激しい展開で始まりました。ただ、買いは続かず。お昼までは良かったものの、後場からは流れが一変しました。
マイナス圏に転落し、そのまま下げ幅を広げていき、大引けにかけても売られました。午後から動き出した米国株先物も軟調で、その影響もあったと思われます。
日経平均は最終的に165円安の48,537円で大引け。売買代金は6兆5429億円でした。

今日は石油石炭、小売、不動産などが上昇し、機械、金属製品、水産農林などが下落。プライム市場の値上がり銘柄は41%、値下がり銘柄は54%。
今日もキオクシアが売買高トップで、大幅に上昇しました。古河電気など電線株もしっかりで、ファストリも上昇。三井E&Sなど造船も強いですね。東洋エンジニアリングが値上がりトップに。日油やNECなども堅調。
弱いのはレーザーテックやディスコなどの半導体。サンリオも続落、ソニーやサムコなども弱いです。他にもパナソニック、三菱重工、任天堂、リクルートなども下落へ。
こうしてみると日本もAIや半導体が売られたものの、小売や不動産などの内需株は堅調。あとは明日朝のエヌビディアの決算ですが、夜には雇用統計も控えているため、大きくは動かなさそうな気配です。
今年最後のS級イベント、期待しましょう。では、明日もいい波乗っていきましょう!

