
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場が始まりましたが、今日も下落スタート。原油価格が伸び悩んだものの、まだ100ドルを前後して高い水準で動いています。
今週は週末金曜が休みのため、3連休ですね。そして日銀の会合、FOMCと日米の重要な会合を控えており、さらに高市さんが渡米して日米会談も行われる予定です。
引き続き重要なイベントが続くので、シートベルトを締めて安全運転でいきましょうね。では、今日の相場を振り返ります。
【米国株】ハイテク軟調で3指数とも下落へ
まずは先週末の米国株をザクっと振り返ります。
中東情勢の先行きが見えないこと、そして原油高の相場が続いていることから売り優勢の相場となりました。
ダウ平均は11ドル高の46,689ドルでスタート。最初は上げ幅を拡大しましたが、中盤頃になるとブレーキとなり、そのままレンジに。終盤は売りが優勢となり、最終的に119ドル安の46,558ドルで大引け。これでダウは4日続落となりました。
ハイテクが売られたことでナスダックは206ポイント安の22,105まで下落。S&P500は40ポイント安の6,632となりました。

セクターで見ると11業種のうち5業種が上昇。公益や生活必需品が上昇しましたが、ハイテクや素材が下落しています。
個別株を見ると、国防総省と契約を結んだことを発表したボーイングが買われて、ユナイテッドヘルスも上昇しました。他はベライゾンやスリーエムなどが買われています。
しかしM7も売られて、アップルやマイクロソフトなどが下落。メタも下げて、決算を抜けたアドビも急落。マイクロン・テクノロジーは上昇しています。
引き続き中東情勢の動きから相場には警戒感が高まり、イテク株の売りが加速したことでマーケットは重かったです。原油高が続いているので、インフレ見通しの修正なども考えられます。
この辺りは今週のFOMCでどんなメッセージが出るか注目したいですね。では、次に日本株も見ていきます。
【日本株】日経平均は3日続落も後場は少し買い戻し
今日の日経平均ですが、週末のうちに下落していたものの、月曜朝には少し戻っていました。
寄り付きから上昇スタートとなり、すぐに54,000円台にタッチする場面もありましたが、そのあとは下落。
週末の米国株が売られたこと、特にナスダックがまちまちだったことからハイテク株中心に下落。これが指数を押し下げました。
ドル円は159円台前半と円安へと進んでいますが、株価の下げを支えることはできず。日経平均は下げ幅が一時700円を超えるなど重い相場でした。
しかし、後場に入ってからは買い直され、引けにかけては再び強い上昇に。米国株の先物も上昇スタートしたこともあり、内需株が買われた印象です。下げ幅を縮小した日経平均は最終的に68円安の53,751円で大引け。

今日の売買代金は6兆5025億円。非鉄金属、石油石炭、ゴムなどが売られて、水産農林や食料品、情報通信などが買われています。プライム市場の値上がり銘柄は38%、値下がり銘柄は56%。
フジクラなど電線株が売られ、トヨタや任天堂、日立なども売られました。引き続き三井住友など銀行株が弱く、TDK、ファナック、京セラ、ソニー、リクルートなども下げています。
一方で買われたのがイビデンなど半導体。前場はアドバンテスト、東京エレクトロンなども売られましたが、後場からは買い戻されました。半導体・ハイテク関連が全面安も引けにかけて反発ですね。
他にも味の素、ソフトバンクG、キオクシアが上昇。三菱重工など防衛も堅調で、東洋エンジニアリングが高騰。第一稀元素化学工業も大幅高となりました。
とは言ってもやはりリスクオフ色が強く、地政学リスクがさらに悪化すれば重くなることも考えられます。週末に連休に入ることも考えて、安全運転でいきましょうね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!


