
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場も終わりましたね。引き続き中東危機で相場が荒れており、日経平均はついに54,000円を割れ込みました。原油も高値でレンジで、まだ下がる見込みもなさそうですね。
イラン紛争が長期化すると、まだ下げそうな気配もあるので、引き続きシートベルトをしめて安全運転でいましょうね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】原油$100+イラン紛争長期化懸念でリスクオフ加速
中東情勢の緊迫化から昨日のマーケットも売り優勢となりました。
原油が高騰、そして金融株が売られていることも警戒で、こちらも日米ともに同じような流れになっています。
ダウ平均は174ドル安の47,242ドルでスタートし、そのまま序盤から下げ幅を拡大。節目の47,000ドルも割れて、安値圏でのレンジになりました。
エネルギー株は原油高で堅調も、航空・旅行関連、金融・産業株が売られて相場を押し下げています。8割以上の銘柄が売られて、ダウ平均は最終的に739ドル安の46,677ドルで大引け。これで3日続落となっています。
オラクル決算好感で前日に高騰しましたが、昨日は全体売りで調整に。S&P500は103ポイント安の6,672、ナスダックは404ポイント安の22,311で引けています。

これでダウは47,000割れで、2026年の新安値更新しました。VIXは25〜30台で引き続き警戒ラインで動いています。
昨日は11業種のうち3業種が上昇。原油高からエネルギーが買われましたが、8業種が下落。資本財や一般消費財が売られています。
個別株を見ると、シェブロンが続伸。テックからはセールスフォースが上昇。しかし、ゴールドマン・サックスやボーイングが続落し、モルガン・スタンレーも急落。プライベートクレジット関連株も売られて、これが金融株を重くしている側面もありますが、ブルー・アウル・キャピタルやブラックロック・ファンディングなどが下落。
中東情勢もまだまだ不透明で、イラン本土への追加空爆が続き、死者数はイラン側発表で民間人1,348人超。停戦交渉の兆しはなく、長期化ムードが強まっています。
では次に日本株も見ていきましょう。
【日本株】日経平均は大幅続落、節目の54,000円も割れる。
日経平均は865円安の53,587円と下落スタート。
今日も売り優勢で、序盤から大きく下げ幅を拡大していきました。朝に今日の安値をつけ、53,000円台まで下げましたが、ここからは下げ渋りました。
しかし、後場に入ってからも流れは変わらず、さらに長期金利も上昇しています。中東情勢や原油価格の先行きも見えない中、利益確定売りに傾いた印象でしたね。
週末ということもあり、買い材料も見当たらなかった日経平均は、最終的に633円安の53,819円で大引けに。TOPIXは20ポイント安の3,629、グロース250は3ポイント安の757で引けています。

今日の売買代金は7兆6314億円。輸送用機器、空運、ゴムが下落し、鉱業、非鉄金属、卸売が上昇。プライム市場の値上がり銘柄は29%、値下がり銘柄は66%でした。
アドバンテスト、東京エレクトロンなどの半導体が軟調で、ソフトバンクG、ファストリなど値がさ株も売られました。キオクシアも下落し、キーエンスやファナック、日立製作所なども売られており、三菱重工など防衛も冴えません。赤字転落を発表したホンダも急落。
一部の資源株や石油関連株はまだ堅調で、非鉄金属・電線関連も一部は買われたものの、全体の底上げするほどの勢いはありませんでした。国内の金融株も続落中です。
引き続き、中東情勢の不透明感がマーケットを重くしています。来週は日米欧の中央銀行の会合があり、原油高によるインフレが懸念される中でどんなメッセージが出るか?注目です。高市総理の渡米も予定されていますね。
では、来週もいい波乗っていきましょう!

