【3/23相場まとめ】中東情勢の警戒感が高まり大幅続落の相場に。原油高&金利高止まらず。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。

連休明けの相場でしたが、重い立ち上がりになりました。引き続き中東情勢が荒れており、原油高と金利高が止まりません。年内の利上げ観測が浮上するなど、マーケットがピリッとしています。

今日の日経平均も続落で、先週末から続いてほぼ全面安となりました。原油の動きを見ながら安全運転を心がけましょうね!

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】原油高が止まらず3指数とも続落

まずは先週末の米国株をザクっと振り返ります。

先週はFOMCがありましたが、ここでは予想通りに利下げなし。むしろインフレが加速していることから利下げ観測が後退。これによってマーケットは売られました。

パウエル議長の記者会見でも利下げを再開するにはインフレの鈍化を確認する必要があるとの認識で、これも売られる要因となりましたね。

また、米国の国防省が地上軍の投入に踏み切るとの報道が出るなど、中東情勢の長期化が懸念され、インフレや景気減速の思惑が強まりました。

ダウ平均は序盤から売られて、45,000ドルを割れるかの瀬戸際まで下げましたが、終盤は回復。最終的には45,577ドルで取引を終えています。

S&P500は100ポイント安の6,506、ナスダックは443ポイント安の21,647で引けています。

セクターで見ると11業種のうち2業種だけ上昇。金融が微増、エネルギーも小幅に上昇。それ以外は下落しています。

ゴールドマン・サックスなど金融株が堅調でしたが、まだ回復には時間がかかりそうです。目標株価の引き上げがわかったベライゾンは1%だけ上昇。エヌビディアなどハイテクも重かったですね。

さらにサーバーを中国に不正に輸出したとして、スーパー・マイクロ・コンピューターが33%の急落となっています。

3指数が続落した米国株、週末の相場が荒れたことで日本株も週末の時点で大きく崩れていました。では次に日本株も見ていきます。

【日本株】中東情勢の悪化からリスクオフ加速

今日の日本株も重い立ち上がりとなりました。

先週金曜引けでは53,000円台だった日経平均も、今日の朝時点で先物がすでに51,000円まで下落。そのまま序盤はら売りが加速して始まりました。

また、トランプ大統領が48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければイランの発電所を攻撃すると表明。これでさらに地政学リスクが高まり、原油も100ドルを前後して高止まり。16時半現在、さらに上昇しています。

原油が上がっていくと、インフレ再燃・物流混乱・企業コスト増などのリスクが警戒されますし、米国株安の流れから、ハイテク株や輸出関連株を中心に今日は売りが強まりました。

世界的な金利高も止まらずで、国内の長期金利も2.3%と2ヶ月ぶりの高水準に。日米会談はいい流れで終わりましたが、それ以上にリスク回避が強まっています。

日経平均は後場に入ってから少し持ち直しましたが、それでも買い上がる材料は見当たらず。最終的には1,857円安の51,515円で引けました。

今日の売買代金は7兆8,003億円。海運業、非鉄金属、不動産などが特に下落しましたが、今日は全セクターが下落。プライム市場の値上がり銘柄は4%、値下がり銘柄は95%でした。

半導体・ハイテク関連が全面安で指数を大きく押し下げており、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなどが下落。ソフトバンクGやファストリなど値がさ株も売られて、非鉄金属・海運の下げも目立ちます。

一部の資源・石油株は買われたものの、全体を覆すほどの勢いはなく、キオクシアやフジクラなども下落。メガバンクへの売りも目立ちますね。ジャパンディスプレイ、東洋エンジニアリングはストップ安です。まだ買われたのは第一三共、ZOZO、テルモ。カカクコムなど。

地政学リスクがさらに悪化すれば5万円の下値にチャレンジしそうな勢いです。

トランプの言動、そして原油の動きや金利の動きなど、これらによってマーケットが敏感に反応する相場です。もう少し落ち着くまで静観しておくのも吉です。

では、明日もいい波乗っていきましょう!