【3/25相場まとめ】日経平均は大幅高!米国株は反落、中東情勢は警戒続く。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。

今日の日本市場は反発。日経平均は一時54,000円台にタッチしました。トランプ発言で相場が二転三転していますが、まだボラの大きい相場が続きそうです。

そして今日は水曜なので、相場展望ライブです。21時からこちらのリンクで始めますね。
https://youtube.com/live/8wK8vIAWTQw?feature=share

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】原油高と主力ソフトウェア株の急落でハイテク中心に弱い流れ

昨日の米国株は3指数ともに反落となりました。

イラン情勢を背景とした原油が警戒され、WTI原油が100ドルの攻防戦でした。17時現在は少し下がっていますが、これがインフレ再燃懸念を呼んでマーケットを重くしました。

また、アマゾンの新たなAIツール発表報道が出たことで、競合となる主力ソフトウェア関連株が売られました。

金融株が重いのは、プライベートクレジットの件ですが、こちらも市場での資金引き出し制限が伝わり、金融システムのストレスに対する投資家心理が悪化。

VIX恐怖指数は昨年来の高水準で高止まりするなど、地政学リスクを警戒した神経質な展開が続いています。

ダウ平均はスタートから売られて、一時438ドル安の45,769ドルまで下落しました。そのあとは原油の上昇が一服したことで下げ幅を縮ましたが、米国が人員部隊を派遣するとの報道も出たことで上値は重くなりました。最終的に84ドル安の46,124ドルで引けています。

ナスダックは184ポイント安の21,761、S&P500は24ポイント安の6,556とともに反落しています。

エネルギーや素材セクターは原油高とインフレヘッジの資金流入で買われました。オラクル(ORCL)が約5%安、セールスフォース(CRM)やサービスナウ(NOW)も急落するなど、これまで相場を牽引したソフトウェア株の弱さが目立ちます。パランティア(PLTR)も下げました。

マイクロソフト(MSFT)も約3%下落。AI関連に対する高値警戒感からの利益確定売りが目立つバイオ関連では、アナリストの買い推奨を受けたイミューニック(IMUX)が約7%急騰した一方、FDAの警告を受けたイミュニティバイオ(IBRX)が急落。

まだまだ米国株はファンダメンタルズの懸念(インフレ・地政学)が意識されています。特にハイテク比率の高いナスダックの下落幅が大きく、AI関連の不安も感じられますね。

「エネルギー株への資金逃避」と「ハイテク株からの資金流出」というセクター・ローテーションの動きがより鮮明になった印象です。

引き続き中東情勢のヘッドライン、そして連動する原油・金利の動きに注目しましょう。

【日本株】中東停戦期待で急反発、ほぼ全面高の大幅上昇

では次に日本株です。

米国がイランに対して停戦条件を提示したとの報道(核開発の放棄やホルムズ海峡の開放など)があり、中東情勢の収束へ期待が高まりました。

ここから時間外の原油先物が下落。インフレ再燃懸念が後退したことでマーケットに安心感が広がりました。朝方から幅広い銘柄に買い戻しが入り、日経平均は一時1,700円超の上昇を見せるなど「ほぼ全面高」の展開に。

取引時間中としては3日ぶりとなる54,000円台にもタッチ。配当などの権利取りを狙った買いも見られ、流れが落ち着いたあとも底値は硬かったですね。

プライム市場の9割超の銘柄が上昇する、完全なリスクオンの地合いで、傘下の英アームが初のAI向け半導体製品を発表したソフトバンクグループの上昇が目立つなど、主力株が相場を引っ張りました。

一方で、停戦報道に対するイラン側の公式な反応が見えないため、後場にかけては様子見ムードも広がり、高値圏でのもみ合いに。

最終的に日経平均は1,497円高の57,349円で引けました。TOPIXは91ポイント高の3,650、グロース250が16ポイント高の741で引けました。

ソフトバンクGだけでなく、東京エレクトロン、やアドバンテストなど主力半導体も大幅反発。ファストリなど寄与度の高い銘柄も軒並み買われて、日経平均を大きく押し上げました。

一方で、中東停戦の期待による原油急落、そして地政学リスク後退を受けてINPEXや川崎汽船などエネルギー・海運株は売られました。

前日の重いムードから一転、一気に景色が変わるショートカバー相場。テクニカル面では青線(60日)を明確に上抜けて引けた点はポジティブなシグナルです。

ただ、出来高がちょっと減っており、実需の買いというよりは空売りの買い戻しとも見れます。今夜の米国マーケットがこの停戦報道をどう織り込むか?ハイテク株が本格反発できるかに注目したいですね。

では、明日もいい波乗っていきましょう!