【4/2相場まとめ】トランプ演説で相場急落!日経平均は大幅反落、米国株は続伸。原油が再び急騰。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。

昨日の米国株は続伸となりましたが、今日の日経平均は反落。10時頃からトランプ大統領の演説が始まりましたが、停戦の期待が後退してマーケットは崩れました。

昨日の2,600円超え相場から一点、売りに押される展開になりましたね。16時半現在、原油は100ドルを超えて推移しています。明日は週末金曜、米国マーケットは休場ですね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】イラン停戦への期待感継続で続伸、ナスダックは1%超の大幅高

前日に浮上した「トランプ大統領のイラン作戦終了意向」という停戦への期待感により、相場は引き続き上昇となりました。

リスクオンの地合いが継続し、昨日の米国3指数はそれぞれ反発。地政学リスクへの警戒から解放され、機関投資家による新四半期初日の新規アロケーションの買いも入りやすかったでしょう。

昨日の米国指数はこのように反発しています。

ダウ平均は序盤から上げ幅を拡大し、そのあとは少し失速しましたが、最終的に224ドル高の46,565ドルと続伸して引けています。

「有事のディフェンシブ買い」から「景気敏感・成長株買い」へ、ローテーションが起きており、昨日はS&P500の全11セクター中8セクターが上昇。中でも通信と資本財セクターが相場を力強くリードしており、ナスダックが+1.16%と上昇をけん引しました。

原油急騰からヘッジとして買われていたエネルギーセクターは下落しています。生活必需品などのディフェンシブも資金流出でやや出遅れ感もあります。

S&P500は46ポイント高の6,575、ナスダックは250ポイント高の21,840で引けました。小型株のラッセル2000は伸び悩んだものの15ポイント高の2,512で引けました。

ボーイングやキャタピラーが上昇し、ゴールドマン・サックスなど金融株もしっかり。一方でシェブロンが急落、通信会社のベライゾンも下げました。

下落が続いていたナスダックも反発トレンドを形成しましたが、この上昇の起点がニュースによるものであり、実際の停戦プロセスがどう進むかはまだ不明です。引き続き警戒が必要ですね。

しかし、ハイテクと資本財への資金流入を見る限り、市場心理は急速に改善しています。週末に控える米雇用統計などのイベントを前に、無理することなく冷静に立ち回りたい局面です。

【日本株】トランプ演説で「早期停戦期待」が消滅、失望売りで日経は1,200円超下落

今日の日経平均は序盤から買い優勢でスタートしましたが、午前10時頃に行われたトランプ演説が相場の空気を一変させました。

トランプ大統領は「対イラン攻撃を2〜3週間続ける」と主張。前日の株価急騰が「早期停戦」だったことからも、その期待は後退しました。

これを受けて原油が急騰。インフレ高止まりと中東有事の長期化がネガティブ視され、日本マーケットはトランプ演説中に失望売りが加速。

朝は54,000円台まで戻したものの、そこから一気に1,700円以上の下落となりました。ボラティリティの高い「往って来い」の展開で、ほぼ全面安の相場になりましたね。

後場に入ってからも上値は重く、結局引けまで下げ続けた日経平均ですが、最終的には1,276円安の52,463円で大引け。プライム市場の8割弱の銘柄が値下がりする厳しい地合いとなりました。

前日に買い戻された半導体などのハイテク株や、景気敏感株が再び大きく売られました。これによって指数を押し下げましたね。

今日の売買代金は7兆8,181億円。海運、陸運、倉庫運輸などが上昇した一方で、石油石炭、鉱業、非鉄金属などが下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は20%、値下がり銘柄は77%。

昨日、「V字回復に焦って飛び乗るのではなく冷静に」と解説した通り、やはりトランプ発言は二転三転することが多く、どうなるかわかりません。

前日の上げ幅をたった1日で全戻しする展開で、再び大陰線が出たことでトレンドが崩れました。テクニカル的には重いチャート形状です。

実際の戦争の状況が確定していない中での「報道」や、「匂わせ発言」だけで飛び乗ることはリスク大です。

依然としてVIX恐怖指数も高く、週末には米雇用統計も控えています。底を当てにいくような逆張りは厳禁で、引き続きキャッシュポジションを高めに保つのが理想です。

明日は米国マーケットは休みですが、夜に雇用統計などは出てくる予定です。毎月恒例の雇用統計ライブも放送予定なので、時間ある方はYouTubeに集合ください。

では、明日もいい波乗っていきましょう!