【11/11相場まとめ】日経平均は下落もTOPIX上昇。ハイテク弱め。米国株はほぼ全面高へ!

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

昨日の米国株はここまでの流れから一転して強気相場になりました。ほぼ全面高でしたね。

今日の日本市場は、日経平均は下落もTOPIXは上昇。引け後のソフトバンクG決算が警戒された相場でしたが、さっき出た決算はさすがの内容でしたね。次はキオクシアに注目ですが、決算祭はまだまだ続きます。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ほぼ全面高で3指数とも続伸

昨日は寄り付きから買いが優勢となりました。半導体やAIなど堅調なスタートで、さらに米政府機関の閉鎖がいよいよ終わりそうです。週内にも解除されるとの見方がさらに買いを集めました。

ダウ平均は107ドル高の47,095ドルでスタート。序盤から加速し、途中で失速もしましたが、中ごろから後半にかけては買い上がる展開に。高値圏のままレンジになりましたが最終的には381ドル高の47,368ドルで大引けに。

S&P500は103ポイント高の6,832、ナスダックは522ポイント高の23,527で大引けとなりました。

昨日は11業種のうち8業種が上昇。最も上昇したのがハイテクで、コミュニケーション・サービスも堅調。一般消費財と素材も上昇しました。生活必需品や不動産、公益が下落しています。

昨日はエヌビディアが5%上昇、マイクロソフトやアマゾンなども堅調でした。パランティアやテスラも続伸、ヘルスケアのイーライ・リリーも上昇。ノボ・ノルディスクとファイザーの買収合戦ですが、ノボは撤退を決めたということで大幅下落しています。

特にハイテクが強かったことから日本株にも期待の朝でしたが、果たして。では今日の日本株も見ていきましょう。

【日本株】日経平均は寄り点、買い一巡して下落。

今日の日経平均は方向感のない立ち上がりで、10時前に高値をつけてから下落。そのまま前場は重い流れで進みました。

後場に入ってからも売りが加速してマイナス圏に。下落幅が一時300円を超えるなど調整の相場になりました。特に今日はソフトバンクGの決算を控えており、そして他にも主力の決算が続く展開のため、利食いの動きも見られましたね。

日経平均は小幅に反落しましたが、TOPIXは小幅続伸でした。今日は電力やガス、建設、陸運などの内需株が底堅く、半導体や防衛などが売られています。

大引けにかけて渋る展開になりましたが、最終的に日経平均は68円安の50,842円で大引け。

今日も売買代金トップはソフトバンクG、キオクシアも活況でしたが、最後はマイナスで引けています。フジクラやアドバンテスト、ディスコなども軟調。三菱重工や川崎重工も下落へ。三菱ガス化学はストップ安、コーセーが急落。

ファストリ、富士通、ソニーなどは上昇しており、セクター別で見ても空運、電気ガス、水産農林、建設など16業種が上昇。非鉄金属、海運、陸運、卸売など17業種が下落。ここまで買われていたハイテクが売られたものの他はしっかりと。

今日の注目はやはりソフトバンクGで、決算が出ましたが、純利益が2兆5022億円、3四半期連続の黒字に。前年同期と比べて大幅増益となり、ひとまずは安心ですね。もちろん儲かってることはわかっているものの、どこまで儲かってるか?が大事なポイントでしたが、さすがの内容でしたね。

時価総額は30兆円となり、首位のトヨタに接近しています。その差は約10兆円なので、このままAIブームが続けば日本トップになるのも時間の問題ですね。

では、明日はまた21時からライブします。明日もいい波乗っていきましょう!